【作品紹介】スパルタカス

Spartacus(IMDb) 邦題/スパルタカス 原題/Spartacus 公開日/1960年10月6日(184分、テクニカラー、70ミリ) 日本公開/1960年12月15日 製作会社/ブライナ・プロダクション 製作総指揮/カーク・ダグラス 製作/エドワード・ルイス 監督/スタンリー・キューブリック 脚本/ドルトン・トランボ 原作/ハワード・ファスト『スパルタカス』 撮影/ラッセル・メティ 編集/ロバート・ロレンス 音楽/アレックス・ノース 美術/アレグサンダー・ゴリッツェン 出演/カーク・ダグラス(スパルタカス)、ローレンス・オリビエ(クラサス)、ジーン・シモンズ(ヴァリニア)、チャールズ・ロートン(グラッカス)、ピーター・ユスチノフ(バタイアタス)、ジョン・ギャヴィン(ジュリアス・シーザー)、トニー・カーティス(アントナイナス)、ニナ・フォッチ(ヘレナ)、ジョン・アイルランド(クリクサス)ほか 配給/ユニバーサル映画 受賞/1960年アカデミー賞、助演男優賞(ピーター・ユスチノフ)、撮影賞(R・メティ)、カラー美術監督賞(R・A・ガウスマン、J・ヘロン)、衣装デザイン賞(ヴァールス、B・トーマス)受賞 ●ストーリー 紀元前1世紀、ローマ共和国が隆盛を誇っていた頃、リビアの鉱山で働いていた奴隷のスパルタカスはバタイアタスの剣闘士養成所に売られ、そこで黒人奴隷のドラバと知り合う。厳しい剣闘士の訓練中、性処理に女奴隷バリニアをあてがわれたスパルタカスは「獣ではない」と拒否、それがきっかけでお互い好意を持つようになる。スパルタカスは同じ剣闘士のクリスサスとも友情を育んでいた。そんな時ローマ元老院のクラサスがバタイアタスを訪ねてきた。クラサスの奥方は余興に決闘を望み、クリスサス、ガリノ、スパルタカス、ドラバの4人が選ばれた。一方クラサスは接待したバニリアを気に入ったので買い取り、同行していたグラブラスにはローマの警備隊長に任命する。クリスサス対ガリノの決闘はクリスサスが勝利、次に戦ったスパルタカスは剣を失ったがドラバはとどめを刺さず、クラサスに襲いかかる。だが衛兵に阻まれ殺された。バリニアが売られる事を知ったスパルタカスは激怒、クリクサスと共に暴動を起した。 ローマ元老院では閥族派のクラサスと民衆派のグラッカスが主動権争いをしていた。グラッカスはクラサスの勢力をロー...