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【インスパイア】歌詞がまるっきり『博士の異常な愛情』な、オフスプリング『スリム・ピケンズ・ドーズ・ザ・ライト・シング・アンド・ライズ・ザ・ボム・トゥ・ヘル(The Offspring - Slim Pickens Does the Right Thing and Rides the Bomb to Hell)』

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『Slim Pickens Does the Right Thing and Rides the Bomb to Hell』は2:22から Slim Pickens, well he does the right thing And he rides the bomb to hell Yeah, he rides the bomb to hell Watch the pulse, it quickens after every little sting If you're gonna go to hell Drink it up, you might as well Are you really gonna take it like that? Riding on the missile with the cowboy hat, and Ah-ah-ah, well the world is gonna end So dance around the fire that we once believed in Ah-ah-ah Wanna tear it down again, now 'Cause there's nothing left for us to bleed Give it up, the sons of anarchy So come around and have another round on me Dance, fucker, dance, let the motherfucker burn! hey! スリム・ピケンズがやった通りだぜ 奴は爆弾に乗って地獄に行く 奴は爆弾に乗って地獄に行く 脈を見な、ちょろっと刺せば早くなるぜ あんたが地獄に行きたんだったらな ヤっちまったらそうなるぜ 本当にそんなのでいいのかよ? ミサイルに乗って、カウボーイハットをかぶって あーあーあーっ!世界は終わりに向かっている 俺たちゃ信じてたさ、だから炎の周りで踊ろうぜ あーあーあーっ!ぶっ壊したいぜもう一度 流すほどの血はもう残っちゃないぜ 諦めな、アナーキーの息子よ だからこっちに来な、一杯おごるぜ 踊れよ、クソ野郎、踊れよ、そのくそったれを燃やしてやれ! ヘイ! (The Offspring『Slim Pickens Does th...

【関連動画】スピルバーグ、『プライベート・ライアン』のオハマ・ビーチ上陸シーンは『博士の異常な愛情』の基地襲撃シーンに影響を受けたものと語る

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  有名な『プライベート・ライアン』のノルマンディー上陸作戦のオハマ・ビーチ上陸シークエンスですが、これについてスピルバーグはキューブリックの『博士の異常な愛情』の影響を明言していて、『シンドラーのリスト』の際キューブリックに対して  「(博士の異常な愛情の)パープルソン空軍基地奪還のシークエンスを憶えていませんか?あなたはあのすごいシーンを長焦点レンズと手持ちカメラで撮りました。基地を撃つ兵士や逃げる記者たち・・・全部手持ちでしたよね」「だから通信隊のカメラと、それにあなたの影響で私はストーリーをああいうやりかたで語り、その後(の)『プライベート・ライアン』でもそうしたんですよ」(『キューブリック全書』より)  と語ったエピソードを紹介しています。  この『プライベート・ライアン』が与えた影響は大きく、当時まだタブーだった戦場の凄惨な描写と、これが戦場の色だと言わんばかりの灰色のくすんだ色彩は、その後の戦争映画のビジュアル面を決定づけたと言ってもいいでしょう。

【ブログ記事】『博士の異常な愛情』のB-52コクピットのセット資料となった書籍と、FBIの捜査対象になるかもという逸話の真実

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『博士の異常な愛情』コレクター・エディションDVD の特典映像『メイキング・ドキュメンタリー』より引用 ーアダム率いる美術チームはB52機内セットを米軍の協力なしで造った。 ピーター・マートン(美術監督):『戦略空軍命令』という本を見つけた。その表紙に我々が切望していた写真があった。写りは悪かったがB52のコクピットだ。それを手がかりに残りはすべて自分たちで創造したんだ。 ケン・アダム(美術監督):(ピーターは)素晴らしかった。機内のセットはすべてピーターに任せてあった。彼はスイッチや警告ランプに何時間も費やしてスタンリーを感心させた。 ーあまりにリアルなデザインに思わぬ波紋も起きた。 ケン・アダム:撮影中に何人か米国空軍の人間をセット見学に招待した。B52の機内を見て彼らは顔色を変えた。本物も同然だったらしい。CRMにいたるまでだ。翌日スタンリーがメモで、どこで資料を入手したのか確認してきた。ちゃんとした情報源で合法なんだろうなって。さもないと厄介だぞと心配していた。FBIの捜査が入るかもって。 (引用: 『博士の異常な愛情』コレクター・エディションDVD特典映像『メイキング・ドキュメンタリー』 )  キューブリックという人は、映画制作におけるあらゆる可能性を考え、検証し、対策を講じる非常に慎重な考えの持ち主だったのですが、それは本人曰く「チェスをするときの思考回路に似ている」と発言しています。すなわち、チェスでは次の一手を決めるとき、ありとあらゆる可能性を選択肢として全て並べ、その中からベストと思われる手を選択するのですが、それは映画制作についても同じだと言うのです。そんなキューブリックの姿を見てスタッフは「慎重すぎる」「心配性」などと評していたようなのですが、上記の「FBIの捜査対象になるかも」という発言もキューブリックの慎重さ、もしくは心配性な性格をよく表していると思います。  この「FBIの捜査対象になるかも」という発言がいつの間にか一人歩きし、実際に「FBIの捜査対象になった」と語られることもありますが、事実は以上のように「心配性のキューブリックがただ心配しただけ」の話です。FBIの捜査が実際に行われるか、もしくはその検討がなされたのなら「キューブリック伝説」として語られるべき逸話なのですが、残念ながら事実はそうではありません。キューブリックは秘密主義者...

【ブログ記事】NHK『映像の世紀バタフライエフェクト〜AI未来を夢みたふたりの天才』に『博士の異常な愛情』のストレンジラブ博士が「不適切な引用」として登場

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 2025年5月19日にOAされたNHKの『映像の世紀バタフライエフェクト〜AI未来を夢みたふたりの天才』は、現在のコンピュータの基礎の基礎になったエニグマ解読機の開発者アラン・チューリングと、プルトニウム型原爆の開発に携わったフォン・ノイマンが特集されていました。  番組中、フォン・ノイマンが『博士の異常な愛情』のストレンジラブ博士のモデル「とも言われる」とされていましたが、それを示す資料も証言もありません。あるのは、当時物議を醸したストレンジラブ博士のモデルを巡って、様々な「憶測」や「推論」が飛び交い、その中にはエドワード・テラー、フォン・ノイマン、ヘンリー・キッシンジャー、フォン・ブラウン、ハーマン・カーンといった面々が「取りざたされていた」という事実です。つまりそのように「言われていた」だけの話です。ですので番組中も「とも言われる」とナレーションされたのですが、往往にしてこの「とも言われる」は無視されることが多く、そのまま「ストレンジラブ博士のモデルはフォン・ノイマン」と解釈されがちです。その意味でも不適切だと言わざるを得ません。  ちなみにストレンジラブ博士は原作小説『赤い警報』には登場しませんので、完全にキューブリックサイドの創作になります。ドイツ出身の優秀な科学者というアイデアはフォン・ブラウンなど(当時アメリカの最先端の科学者にはドイツ出身者が多かった)から、核戦争の思想については『熱核戦争論』のハーマン・カーンから、キャラクターそのものは演じたピーター・セラーズのアドリブによるもので、車椅子のアイデアはキューブリック、黒い手袋と勝手に動く右手のアイデアはセラーズ、ドイツ語訛りの口調は写真家のウィージーを参考にしたというところまでは判明しています。  さて、この番組、チューリングとノイマンだけでは尺が余ったのか、後半に「AIの父」と呼ばれるマービン・ミンスキーが登場します。ミンスキーは『2001年宇宙の旅』にアドバイザーとして参加し、その貢献度の高さから「カミンスキー博士」として劇中にも登場しています(冷凍睡眠中にHALに殺されてしまいますが)。AIの話をするならノイマンよりもはるかに重要人物で、『2001年…』でのスペース・ポッドのマニュピレーターやHALのモニタ画面(正方形)の元になった映像が番組内に登場しています。  番組の構成としてはチューリ...

【スペシャルレポート】シネ・リーブル池袋にてNTLive『博士の異常な愛情』を鑑賞してきました

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  以前 こちら で告知したNTLive(ナショナル・シアター・ライブ)『博士の異常な愛情』をシネ・リーブル池袋にて鑑賞してきましたのでその感想を記してみたいと思います。 〜以下、ネタバレ注意〜  まず「演劇を映像に収録してそれを世界各国の映画館で上映する」(詳細は こちら )というアイデア。その場で演じられるライブ感を楽しみたいコアな演劇ファンはどう思っているかはわかりませんが、個人的には好意的に思いました。なにしろ海外で上演された演劇を日本でそのまま観る方法はほぼなく、日本人俳優によるローカライズがせいぜいです。それに演劇鑑賞は鑑賞者にある種の緊張感を強いてきます。もちろんそれが好きという方もいらっしゃるとは思いますが、映画ファンにとって敷居が高いのも事実。そういった「懸念」を全く感じさせることもなく、本国で上演された演劇をそのまま映画館で気軽に鑑賞できるという意味では、非常に有意義な試みだと思いました。  さて、肝心の本編ですが、もちろんあのキューブリックの名作を演劇に落とし込む際、様々な制約があったことは理解できます。さらにこの作品は主演のスティーブ・クーガンが、ピーター・セラーズが演じたストレンジラブ博士、マフリー大統領、マンドレイク大佐に加え、ピーターが演じるはずだったコング機長まで演じています。それによってもたらされた制限・制約は非常に多く、それを回避するために採られた方法に100%同意できるかといえば、やはりもっとやりようがあったのではないか?と感じてしまいました。つまり、テンポの悪さが気になったのです。また、リッパー将軍やタージドソン将軍の演技に「狂気成分」が足らないな、とも感じました。もちろん現代におけるコンプライアンス的な問題があったのかもしれませんが、映画版のスターリング・ヘイドンやジョージ・C・スコットのキレッキレの演技を見慣れている目にはそう映ったのも事実です。  ですが、全体的には非常に満足できました。確かに映画版のような狂気成分は薄めですが、コメディ要素を増やした分、何度も声を上げて笑うことができました。映画版は狂いすぎてて「笑うに笑えない」ですからね。それに付け加えられた昨今の国際情勢ネタ、特に「おそロシア」ネタには大爆笑。ラストシーンも「こうくるか・・・笑」と謎の感動があり、おおいに楽しませていただきました。  そして何よ...

【上映情報】昨年秋、ロンドンで上演された舞台版『博士の異常な愛情』が2025年5月9日よりTOHOシネマズ日本橋ほかで映画として上映決定!!

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『博士の異常な愛情』 5/9(金)〜 TOHOシネマズ日本橋ほか あのキューブリックの名作が舞台になって登場! 演出:ショーン・フォーリー(映画『マインドホーン』監督、オリヴィエ賞受賞演出家) 作:スタンリー・キューブリック 脚色:ショーン・フォーリー、アーマンド・イアヌッチ(映画『スターリンの葬送狂騒曲』監督・脚本、映画「どん底の作家に幸せあれ!」監督・脚本、エミーアワード受賞歴あり) 主演:スティーヴン・クーガン(4役) 撮影場所:ノエル・カワード・シアター 上映時間:2時間5分 ポイント:BAFTA賞を7度受賞したスティーヴ・クーガン(『アラン・パートリッジ』『トリップ』)が、スタンリー・キューブリックの傑作コメディ『博士の異常な愛情』の世界初舞台化で4役を演じる。アメリカの悪徳将軍が核攻撃を引き起こしたとき、政府と一人の風変わりな科学者が世界滅亡を回避するために奔走する、シュールな競争が繰り広げられる。 エミー賞受賞のアーマンド・イアヌッチ(『ザ・シック・オブ・イット』、TVドラマ『Veep/ヴィープ』)、オリヴィエ賞受賞のショーン・フォーリー(『The Upstart Crow』、『The Play What I Wrote』)など、世界的に有名なクリエイティブ・チームが率いる、爆発的に面白い風刺劇。 (引用: ナショナル・シアター・ライブ『博士の異常な愛情』公式サイト )  昨年秋、ロンドンのノエル・カワード・シアターで上演された、スティーヴン・クーガン主演(ストレンジラブ博士、マフリー大統領、マンドレイク大佐、コング機長の4役)の舞台版『博士の異常な愛情』が、2025年5月9日よりTOHOシネマズ日本橋ほかで「映画として」上映決定いたしました。ロンドンの上演を観ることができず、悔しい思いをされた方には朗報ですね。  私は一足早く、試写版を視聴させていただきましたが、キューブリック版をかなり忠実に再現していたのには驚きました。舞台である以上、俳優の着替え時間や場面転換などの制約があるのですが、さまざまな工夫を凝らすこと(詳細は語りません。笑)で上手くそれらを回避しています。さらにあの「北の大国」や例の「チョビ髭」も(必要以上に?)コスられていて、お笑いにはシニカルな私もおもわず声を上げて笑ってしまいました。  とにかく、あの名場面もあの台詞もあの曲も登場...

【関連記事】THE NEW YORKER誌に『博士の異常な愛情』のパロディが登場

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バリー・ブリットの「Left to Their Own Devices」 トランプ政権のそれほど機密扱いされていないグループチャット。  2025年4月7日号の表紙で、漫画家のバリー・ブリットはスタンリー・キューブリック監督の1964年映画『博士の異常な愛情 あるいは私は如何にして心配するのをやめ、核爆弾を愛するようになったか』のビジュアルイメージを借用し、最近ニュースを見る誰もが襲われる切迫した破滅感を表現している。そして、シグナルゲート事件を受けて、デイヴィッド・レムニックが書いているように、トランプ政権がその独裁的な意図を隠そうとしなかっただけでなく、「その悪意、報復、そして途方もないスピードという性質が、その指導者たちの無能さを幾分か覆い隠している」ことが明らかになった。  恐怖と安全策に関するその他の記事については、以下を参照してください。 (引用: THE NEW YORKER/2025年4月7日 )  記事にある「シグナルゲート事件」とは、イエメンのフーシ派に対する攻撃情報をこともあろうか「シグナル」というメッセージアプリを使ってやりとりし、それが漏洩(原因は関係者の単純なアプリ操作ミス)したという事件なのですが、それは『博士の異常な愛情』で、核攻撃を止める暗号文を公衆電話で、しかも交換手を通して平文で伝えようとしたシーンを彷彿とさせる話です。  それを受けてのこの表紙イラストだと思うのですが、ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻以来、キナ臭い話題には『博士…』がよく引用されます。まあ昔から戦争に関する話題でこのような引用は散見されたのですが、現在は「核攻撃」がシリアスな問題になっていますので、正直笑ってもいられません。だた、『博士…』公開当時のアメリカの切迫感を身近に感じられるという意味では、貴重な「追体験」と言えなくもないですが・・・。せめてこの程度の「追体験」で終わって欲しいと願うばかりです。

【関連記事】焼失した『博士の異常な愛情』のネガフィルムをスチルカメラで復元・修復したと言う話はマユツバだという記事

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Xで流れてきた記事の画像。出どころは不明ですが、内容から確度は高いのでは?という気がします。 爆弾話はでっち上げ?  1994年後半、映画『博士の異常な愛情』が 30周年を記念して再公開されたとき、メディアは監督のスタンリー キューブリック(元ルック誌のカメラマン)がニコンのカメラを使用して、白黒フィルムをフレームごとに個人的に修復したと伝えました。  ニューヨーク・タイムズ紙と他の2つのニューヨークの日刊紙は、ニコンのこの修復物語を疑問視することなく報道しました。ただ 1 つ問題があります。90分の映画をスチルカメラで新品同様の状態に修復することは理論的には可能ですが、大量のフィルムとさらに多くの時間が必要になります。映画の10秒をコピーするだけで 250枚の写真撮影が必要になります。134,000フレームには536回の大量取り込みが必要です。  しかし、それは本当でしょうか。『博士の異常な愛情』の物語はニコンにとって未知の情報であり、同社には相談されていませんでした。  また、修復された『博士の異常な愛情』をリリースしたコロンビア・ピクチャー・レパートリーは、修復についての詳細を明かしませんでした。修復プロジェクトに近い、イギリスのハートフォードシャー州セント・オールバンズ(キューブリックの拠点)の情報筋によると、ニコンの話は完全に作り話だというのです。  「マーティン・スコセッシがニコンの話の拡散に何らかの関与があったのではないかと考えています。ある時点で、私たちは『博士の異常な愛情』の修復にスチールカメラを使うことを考えましたが、どの程度真剣に検討したかはわかりません」と匿名を条件に情報筋は語った。「スコセッシはこのことを聞いて、インタビューで言及したのだと思います」  オリジナルの『博士の異常な愛情』のネガは火事で失われてしまいました。しかし状態の良いインターポジは見つかりました。標準的な映画用複製機材を使用して再撮影され、新しいネガが作られ、そこから新しい劇場公開用プリントが作られました。  キューブリックは確かにじっくりと細心の注意を要する修復プロジェクトに個人的に関わっていましたが、「長編映画をスチルカメラで修復するのは悪夢です」と情報筋は語っています。 ーエリック・ルドルフ  『博士の異常な愛情』のオリジナルネガが紛失(焼失)したために、状態の良い...

【関連動画】創立100周年迎えるコロンビア・ピクチャーズが100秒に100本の映画を詰め込んだ動画を公開。『博士の異常な愛情』も登場

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 今年、創立100周年迎えるコロンビア・ピクチャーズが100秒に100本の映画を詰め込んだ動画を公開しました。『博士の異常な愛情』ももちろん登場。でも現在はソニーの傘下なんですけどね。  『博士の異常な愛情』は今年ロンドンで舞台化の企画が進行中です。どういう舞台になるか興味はあるので、画像か動画が公開されましたらまたご紹介したいと思います。公式サイトは こちら 。

【関連動画】ソニー公式がアップロードした『博士の異常な愛情』の字幕付き予告編

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 特別版DVDやBDに収録されている『博士の異常な愛情』の予告編に字幕を付けた動画をソニー公式がアップしていましたのでご紹介。  この予告編を制作したのは、オープニング・シークエンスも担当したパブロ・フェロ。キューブリックは当初アーサー・リプセットにオファーしていたのですが断られてしまったために、当時CMディレクターをしていたパブロ・フェロにオファー。ものの見事にキューブリックの期待に応えたのでした。BGMやナレーションは『Dr. Strangelove and the Fallouts: Love That Bomb』が使用されています。  ところで予告編最後の「月曜日、もしくは再来週の木曜日。もしくは日、水、金、火、土曜日に見てください」ってどういう意味なんでしょう・・・?当時のギャグか何かなんでしょうか?謎です。

【関連記事】キアヌ・リーブスが選んだ「10代の子どもと観るべき映画」に『時計じかけのオレンジ』『博士の異常な愛情』がリストアップ

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 トリニティー役のキャリー=アン・モスから「10代の子どもと観るべき映画を教えてほしい」と言われたキアヌ・リーブス。彼は多忙の中、熟考を重ねて『七人の侍』『時計じかけのオレンジ』等々、15本以上のオススメ映画リストを作ったのだとか! (引用元: 映画『マトリックス レザレクションズ』公式Twitter/2021年12月13日 )  12月17日より公開になる『マトリックス レザレクションズ』の公式Twitterがこのようなツイートをしていたので、そのソースを調べたのですが、どうやらそれは 2021年11月22日のエスクァイア誌上のインタビュー のようです。そのリストは以下の通り。 『ネオン・デーモン 』 『時計じかけのオレンジ』 『ローラーボール』 『スター・ウォーズ: バッド・バッチ』 『博士の異常な愛情』 『七人の侍』 『アマデウス』 『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』 『死霊のはらわた』 『赤ちゃん泥棒』 『ビッグ・リボウスキ』 『ニキータ(フランス版)』 『レオン』 『ヤング・フランケンシュタイン』 『ブレージングサドル』 『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』 『アウトロー』 『マッドマックス2』  十代で観るには過激なものも含まれているような気がしますが、個人的には高校生くらいならこれらの作品を鑑賞しても構わないと思います。ですが、人によっては眉をひそめそうではありますね。キアヌにしてみれば「これぐらいの耐性はつけておけよ」という意味かもしれません。まあただ単に自分が好きな作品を並べただけかもしれないですけど。

【考察・検証】キューブリックがマルチアスペクトでの収録を指示した『博士の異常な愛情』クライテリオン版LDと、「核爆弾ロデオ」シーンのマユツバな話

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ヨーロッパビスタでの表示。劇場公開時はこのアスペクト比だった スタンダードでの表示。このアスペクト比で表示されれば、左右カットで再生(放映)されるリスクはない 当該のクライテリオン版レーザーディスク(LD)   キューブリックがワイドのマスクをNGにし、マルチアスペクトでの表示を指示した『博士の異常な愛情』クライテリオン版LDの詳細がありましたのでご紹介(引用元は こちら )。発売は1992年6月24日です。   『博士の異常な愛情』のwiki には この処置で破棄された効果の最たるものは、核爆弾と共にコング少佐が落下して行く場面でビスタサイズの背景に対し1:1.33で撮影された爆弾と少佐がはみ出し、光学合成で人為的に作られたフィクション、あるいはジョークを強く意識させる点である。 とあります。これは「通説」であり、キューブリック本人がそう発言したわけではありません。キューブリックは「1.33:1(正確には1.37)および1.66:1のマルチアスペクトで映像を表示しろ」と指示しただけです。  この件に関しては こちらの記事 で検証した通り、キューブリックが危惧したのは当時のブラウン管テレビ、すなわちスタンダードサイズでの再生時に、ワイド映像の左右カットで再生されてしまうのを恐れていたからではないかと考えます。この頃(1994年)のキューブリックはTVオンエアやビデオ化を睨んで「撮影はスタンダード、劇場上映は上下マスクのワイド(アメリカンビスタ)」というフォーマットで映画製作をしていました。この『博士の異常な愛情』もそれに準じ、スタンダードの映像でビデオ化しておけば、ワイド映像の左右カットで視聴される危険性がないと考えたのではないかと思います。wikiにある指摘、「光学合成で人為的に作られたフィクション、あるいはジョークを強く意識させる点である」は、TVで視聴している時ならともかく、ワイド(この時代はヨーロッパビスタ)で劇場上映された際にはそうなりません。もしキューブリックが通説通り「ジョーク」としてこのシーンを作ったのなら、劇場でもスタンダードで上映しろという指示があるはずです。しかしそういった事実はありません。この点からもこの「通説」は破綻していると私は考えます。ですので、こんな説得力のかけらもない「通説」は誤解を生むので、wikiから削除していただきたい...

【関連動画】世界の終わりを描いたパニック映画ランキングTop10

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  ナレーターが変わっても、やっぱり微妙なナレ声が気になるWatch Mojo Japanさんに『世界の終わりを描いたパニック映画ランキングTop10』という動画がありましたのでご紹介(ネタバレ注意!!)。  キューブリック作品をよく採り上げてくれるWatch Mojoらしく、あの作品が堂々の1位でした。ただ、ナレーションの内容に違和感が・・・。「防ぎました」ではなく「防ごうとしました」ですね。訳の問題か、それとも元動画がそうなっていたのかわかりませんが、どうも作りが雑なのが気になります(まあ、昔からちょっとそういうところがあるんですが)。  1位以外のランキングはというと、2000年以降の作品が半分を占め、知られていないマイナーな作品がいくつか採り上げられているのがちょっと意外でした。旧作ですと『渚にて』は名作なので観ても損はないですが、旧作SF映画ファン的には定番の『地球最后の日』とか『性本能と原爆戦』などは、もう現在の映画ファンの口の端に上がることもないんでしょうね。

【関連記事】撮影監督ギルバート・テイラーが『博士の異常な愛情』の撮影秘話を語る

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B-52の飛行シーンなのに影がB-17なのは、撮影機材がB-17だったから 『博士の異常な愛情』を撮影中のギルバート・テイラー  〈前略〉  映画のプリプロダクション期間中、テイラーは消息不明になったB-52に乗っているシークエンスで使用される、リアプロジェクションの背景のために必要な大規模な空撮を撮影していた。「スタンリーは飛行機を嫌っていた」とテイラーはACに語った。「だから『博士の異常な愛情』の準備期間中、私はB-17フライングフォートレスに乗って28,000マイルほど空撮をしたんだ。私は離陸した夜のことを覚えている。午後4時には真っ暗になっていて、爆撃機に乗ってアイスランドとグリーンランド目指して飛んで行ったんだ。空港には小雪が降っていて、突然誰かが「スタンリーが来た」と言ったんだ。私は「なんてこった、今はまずい!」。彼は飛行機に乗り込んできて整備士に言ったんだ「カメラの取り付けがきつすぎる」とね。私はその種の仕事をたくさんしてきたので、マウントは絶対にしっかりしたものにしたいと思っていたし、グラグラするものではなかった。スタンリーが講評を始めたとき、私はパイロットに「エンジンを1つ始動してくれないか」と言ったんだ。すると彼はエンジンを始動させ、スタンリーは文字通り飛行機から飛び出して行ったよ。彼がドアの外に出るとすぐに、私は彼らにボルトを締め直してもらったんだ」 〈以下略〉 (全文はリンク先へ: American Cinematographer/2021年1月9日 )  映画制作のすべてに関わりたがるキューブリックは、空撮スタッフにも事細かに指示しようとしたのですが、このときは飛行機嫌いを利用され、体良く飛行機から追い出されてしまいました(笑。それに映画のB-52の飛行シーンで、影がB-17なのは撮影機材がB-17だったという理由だったそうです。  テイラーは他にも「『博士…』は照明がセットに組み込まれ、他の照明はほとんどか、またはまったく使用されなかったため、当時としてはユニークな体験だった」と語っています。いわゆる「自然光照明」や「自然光撮影」と言われる、その場にある光源を使って「わざとらしい照明ではない、自然に見える照明で撮影する撮影方法」ですが、キューブリックはこの「自然光撮影」へのこだわりは並大抵なものではありませんでした。それはベテラン...

【関連動画】時代を先取りした映画Top10ランキング

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 「時代を先取りした」という定義が曖昧ですが、まあ順当のようなそうでもないような・・・。でも、キューブリック作品が2作品(おまけ含めると3作品)ランクインというのは喜ばしいことであります。たとえナレ声に若干の違和感を感じるmojoさんであっても(謎。  1位は皆さんご存知で、なおかつ誰もが納得のいくキューブリック作品が選ばれています。今現在もなお時代を先取りし続けていると言う意味でも画期的な作品です。この作品が自分たちと同時代にこの世に存在すると言う幸せを、もっと特別なことと感じるべきかもしれませんね。

【関連動画】『博士の異常な愛情』のタイトルシークエンスと同じ、KC-135ストラトタンカーがB-52に空中給油する動画

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 『博士の異常な愛情』のタイトルシークエンスで使用されたB-52の空中給油のシーンは、当時のストック映像(既存の映像)を使用したのですが、公開から50年近く経った2013年においてもなお同じ機材を使い、同じ方法で空中給油が行われていて、その動画が上記になります。  まあ、軍ヲタさんからすれば「外見は同じでも中身は更新されているのでまるで別物」とおっしゃるかも知れませんが、窓枠とかは当時のままですね。

【ブログ記事】キューブリックとハリスが登場する、セブン・アーツが制作した『博士の異常な愛情』の広告

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落書きがありますが、誰が書いたのか、どういう意味があるのかは不明です  「キューブリック、ハリス、そしてセブン・アーツ」というキャッチコピーで『ロリータ』の次作、『博士…』を制作中であることを告知する広告です。  セブン・アーツ・プロダクションズとは現在のワーナー・ブラザーズになります。同社は『ロリータ』に資金提供しましたが、無事に資金回収することができたのでキューブリックとハリスを信頼し、『博士…』にも再度資金提供したのでしょう。ところがこの直後キューブリックとハリスはコンビを解消、ハリス自身も映画監督を目指すことになります。ハリスは『博士…』をブラックコメディに改変することに反対(現在は「一番好きなキューブリック作品」とインタビューで応えている)し、監督業もしたがったので、それもあって友好的にコンビ解消となりました。  『突撃』の頃までの扱い順は「ハリス、キューブリック」だったのが、『スパルタカス』『ロリータ』を経て「キューブリック、ハリス」になっているのは興味深いですね。それだけキューブリックの知名度が上がった、ということは、資金集めにハリスの力を借りなくてもよくなったということを意味するので、コンビ解消も必然の流れだったのでしょうね。

【考察・検証】なぜキューブリックは『博士の異常な愛情』をマルチアスペクトで撮影したか?を検証する

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タージドソン将軍の寝室のセットでミッチェルBNCで撮影するキューブリック 屋外の銃撃戦ではアリフレックスを使用している。このシーンは『プライベート・ライアン』の上陸シーンに影響を与えた B-52の機内もアリフレックス。機内の狭さもあるが、機体の揺れによる臨場感を表現するために手持ち撮影にこだわったのでは 『博士の異常な愛情』のシーン別撮影アスペクト比 (フルサイズ収録の旧DVDを調査) ・雲海(空撮もしくは特撮)…スタンダード ・オープニング(資料映像)…スタンダード ・基地(ミニチュアセットとレーダー)…ヨーロッパビスタ(飛び立つB52のみ…スタンダード) ・コンピュータ室(室内ロケ?)…ヨーロッパビスタ ・リッパー将軍の執務室(セット)…ヨーロッパビスタ ・B-52の空撮(特撮)…スタンダード ・B-52の空撮(資料映像)…スタンダード ・B-52の機内(セット)…スタンダード ・タージドソン将軍の寝室(セット)…ヨーロッパビスタ ・基地の各場所(屋外ロケ)…スタンダード ・基地内廊下(セット)…ヨーロッパビスタ ・ペンタゴン最高作戦室(セット)…ヨーロッパビスタ ・基地銃撃戦(屋外ロケ)…スタンダード ・核爆弾でロデオ(特撮)…スタンダードとヨーロッパビスタ ・核爆発(資料映像)…スタンダード ・エンディングの核爆発(資料映像)…スタンダード  まず気がつくのはこの作品には実際のB-52の映像や核爆発など資料映像(ライブラリー映像)が多く使用されていて、それらは全てスタンダードだったという事実です。特にB-52の飛行シーンは資料映像と特撮を混在させていますので、当然特撮はスタンダードで撮影しなければなりません。  次にセットでの撮影は主にヨーロッパビスタで行なわれている点にも注目です。ただ、B-52機内だけはスタンダードです。また、ロケでも室内撮影(コンピュータ室など)はヨーロッパビスタのようです。一方屋外ロケ(基地の各場所や銃撃戦)になるとスタンダードで撮影されています。  上記の写真を参考に単純に考えれば、ライティングやカメラの取り回しがしすいセットや広い室内ではミッチェルカメラでヨーロッパビスタ撮影をし、それが難しい狭いB-52の機内や、手持ち撮影の効果が欲しい屋外ではアリフレックスでスタンダードで撮影しているように思えます。例の「核爆弾でロデオ」のシー...

【ブログ記事】ビートルズのTV映画『マジカル・ミステリー・ツアー』の『フライング』で使用された映像は『博士の異常な愛情』の空撮のアウトテイク

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  以前「ビートルズのTV映画『マジカル・ミステリー・ツアー』の『フライング』で使用された映像は『博士…』の空撮のアウトテイク」という記事を書きましたが、IMDbの『マジカルミステリーツアー』のトリビアの項目に「アップルのプロデューサー、デニス・オデルは、『フライング』のシーンについて、スタンリー・キューブリックの映画『博士の異常な愛情』(1964)から、いくつかのアウトテイクを使用しました。 (著書『At the Apple's Core』で言及)」とありました。流用の主犯はアンドリュー・バーキンではなく、どうやらデニス・オデルのようです。当時まだ若かったバーキンは、その使い走りにさせられただけかもしれません。確かに比較するとよく似てますね。それにモノクロフィルムにカラーフィルターをかけた映像っぽいので、『博士…』で間違いないでしょう。

【アーティスト】トミー・ウンゲラー(Tomi Ungerer)

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トミー・ウンゲラー(Wikipedia)  『博士の異常な愛情』のポスターのイラストレーションを担当したイラストレーター・児童文学作家。オリジナルのアートワーク(下記参照)も描いている。  主な著書は『ゼラルダと人喰い鬼』(1977)、『ラシーヌおじさんとふしぎな動物』(1977)、『月おとこ』(1978)、『マッチ売りの少女アルメット』(1982)、『へびのクリクター』(1982)、『メロップスのわくわく大冒険 <1>・<2>』(1986)、『かたつむりみつけた』(1987)、『くつくつみつけた』(1987)、『すてきな三にんぐみ』(1989)、『こうもりのルーファス』(1994)、『フォーニコン』(1999)、『フリックス』(2002)、『カッチェン ― ウンゲラーのねこワールド』(2004)、『オットー ― 戦火をくぐったテディベア』(2004)、『ぼうし』(2006)、『あたらしいともだち』(2008)、『あおいくも』(2010)、『アデレード ― そらとぶカンガルーのおはなし』(2010)など。  1931年11月28日フランス・ストラスブール出身。