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【オマージュ】MV全編がまるっきり『時計じかけのオレンジ』な、コットンマウス・キングス『Stomp』のMV

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 アメリカのヒップホップグループ、コットンマウス・キングスが2010年に発表した11枚目のアルバム『Long Live The Kings』収録曲『Stomp』のMVが、まるまる『時計じかけのオレンジ』だったのでご紹介。アルバムジャケットも この通り 。もうお約束ですね。  『時計…』はその暴力性からロックやパンク、メタルやヒップホップと親和性が高いことは、世界中の「不良系」アーティストがこぞってオマージュしていることからも伺えます。そしてその影響力は現在まで続いています。キューブリックは良くも悪くもとんでもない映画を作ってしまいましたね。

【ブログ記事】『ロリータ』の主演女優、スー・リオンの実娘、ノーナ・ハリソンについて

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  スー・リオンと娘のノーナ  ロサンゼルスで生まれ育ったノーナの人生は、まるでおとぎ話のように始まった。 有名女優のスー・リオン(ロリータ)と(黒人)フットボール選手(ローランド・ハリソン)の娘である。 幼少期は父親が不在で、金髪碧眼の母親との違いに幼い頃から疑問を抱いていた。 しかし、ノーナの生い立ちは決して「普通 」ではなかった。母親は、ノーナが生まれる前に双極性躁鬱病と診断された。母親が何カ月も寝たきりになることもあり、ノーナは家庭内の世話係になった。 12歳のときに母親が再婚し、母親との関係は一変した。ノーナは家を追い出され、13歳になるとハーフウェイハウス(自立生活訓練施設)に連れて行かれた。 同年、母親は彼女を精神病院に入れ、3カ月ほど入院させた。憧れの存在であった母親に裏切られたことで、ノーナの精神は崩壊し、そこから立ち直るには何年もかかることになる。 ノーナは現在、ロサンゼルスに住んでいる。 (引用元: Facebook Nona Truth Seeker/2013年3月4日 )  『ロリータ』の主演女優、スー・リオンの一人娘ノーナは1972年5月20日生まれですので、「12歳の時に母親が再婚」というのは、 この年表 によると1984年にエドワード・ウェザースと結婚したことを指すのだと思います(翌年には離婚)。1985年にスーはリチャード・ラドマンと結婚しましたので、その結婚生活にノーナが邪魔になったのか、スーはノーナをハーフウェイハウスへ追い出してしまいました。どうやらスーにとってこの結婚生活が一番充実していたようで、1994年にはキューブリックに幸せそうな写真を同封した手紙(詳細は こちら )を送っています(結局はまた離婚するのですが)。ですがその笑顔の裏では、娘に対して虐待とも言える行為に及んでいたことになります。  スーは『ロリータ』の次作『イグアナの夜』撮影中の1963年に、キューブリックに宛てて「ぜひぜひ次の映画に出させてください」という手紙(詳細は こちら )を書いています。その後は素行の悪さからトラブルメーカーの烙印を押され、ハリウッドから干されると「私の人格崩壊は『ロリータ』から始まった」などと言い出します。ところが1994年になると「私が成功したのは、あなたのおかげです」と書いた手紙をキューブリックに送るのですから、「何...

【インスパイア】とっても『時計じかけのオレンジ』な『ドッキリ・ボーイ/窓拭き大騒動』の予告編と、両作に出演しているモデル兼女優カチャ・ワイエスについて

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メガネをかけた緑のワンピースの女性が『時計じかけのオレンジ』のラストシーンでアレックスの「お相手」だったカチャ・ワイエス  フラッシュカットにスーパーインポーズを混ぜ込む手法はまさしく『時計じかけのオレンジ』の予告編を彷彿とさせますが、『時計…』の予告編を制作したのはキューブリックではなくパブロ・フェロというアーティストです。パブロ・フェロは元々グラフィックデザイナー兼CM制作者で、広告畑の人でした。それをキューブリックが『博士の異常な愛情』の予告編とタイトルシークエンスの制作に起用し、それがきっかけで映画界で活躍するようになったのです。  さて、この1974年公開の『ドッキリ・ボーイ/窓拭き大騒動』という作品。チェリー・ボーイが積極的な女の子と繰り広げるドタバタエロラブコメ映画は、日本でも1980年代あたりに『パンツの穴』『童貞物語』、TVドラマでは『毎度おさわがせします』などブームになっていましたが(中二病全開の『台風クラブ』という傑作もありましたね)、現在の「青春ラブコメ」には露骨な性描写はほとんどなく、清々しくもピュアな物語ばかりになってしまいました。そのピュアピュアで育った世代が『時計…』の性描写を観て「過激」と反応してしまうのは分からないでもないのですが、1970年代に台頭した「性の解放」運動からのソフトコアポルノや性のめざめ映画、そしてこの青春エロコメディ映画への流れを知っておかないと、『時計…』だけが突出して性描写が過激だったとの誤解を生んでしまいます。つまり1970~1980年代だとこの程度は「当たり前」だったのです。もちろん2000年代に入ってからの現実社会における性犯罪の深刻化などがあり、規制が強化されたことが背景にあるのは間違いないですし、それを云々するつもりもありませんが、『時計…』の性描写に過剰に反応してしまい、その深刻で辛辣なメッセージを読み取ることができない、となってしまうのであれば、とても残念だと言わざるを得ないでしょう。  ところでこの映画、実は『時計…』のラストシーン「完璧になおったね」でアレックスの「お相手」だったカチャ・ワイエス(Katya Wyeth)が出演しています(緑のワンピースの女性)。このワイエスはモデルでもあって、雑誌にも頻繁に登場していたようです。キューブリックは、エロシーンにはヌードに慣れているモデルを起用す...

【関連動画】ウィリー・ボボによる『2001年宇宙の旅』の『ツァラトゥストラはかく語りき』ラテン・アレンジ・バージョンの動画。MCはジェームズ・アール・ジョーンズ

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 パーカッショニストのウィリー・ボボによる『2001年宇宙の旅』で使用された曲、『ツァラトゥストラはかく語りき』のラテン・アレンジ・バージョンの動画がありましたのでご紹介。1973年にオンエアされたTVパフォーマンスです。そしてなんとMCは『博士の異常な愛情』で爆撃手ゾッグ役のジェームズ・アール・ジョーンズ。ということは、そう、ダース・ベイダーの声の人でもありますね。  アレンジに関しては・・・まあ、こうなるかな、という感じです。『ツアラ』を打楽器でリズムを作ると必然的にこうなるのか、『2010年』のサントラに収録されている 元ポリスのアンディ・サマーズのバージョン とどこか発想が似通っていますね。