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【ロケーション】スタンリー・キューブリックの墓(The grave of Stanley Kubrick)

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義長女のカタリーナ・キューブリックが撮影し、2018年4月に Redditに投稿 したキューブリックの墓石   キューブリックの墓はロンドン郊外のハートフォード・シャーにあるキューブリック邸の庭の円形の柵内( Google Map )にある。生前キューブリックはここにあった樹を気に入り、愛した犬や猫を葬っていた。本人もこの地に眠る事を生前から希望しており、行政から特別な許可を貰って埋葬したそうだ。  墓石は無神論者のキューブリックらしく楕円形の巨石のみで、宗教性は一切排除されている。そこに、 STANLEY KUBRICK Here lies our love Stanley Born in New York City on 26 July 1928 Died here at home on 7 March 1999 スタンリー・キューブリック 私たちの愛したスタンリーはここに眠る 1928年7月26日ニューヨーク市生まれ 1999年3月7日この家で逝去 と刻まれている。また2009年7月7日にガンで亡くなった実娘で次女のアンヤも同所に眠っている。

【スタッフ】ルイス・C・ブラウ(Louis C. Blau)

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Louis Blau(IMDb)  キューブリックの代理人兼弁護士。上記は『2001年宇宙の旅』のセットでのルイス・ブラウ(左)とキューブリック。  1915年アメリカ生まれ。2014年5月30日死去、享年99歳。

【関連記事】スタンリー・キューブリックの代理人兼弁護士、ルイス・C・ブラウ氏が99歳で死去

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キューブリックとブラウ。『2001年宇宙の旅』のセットにて Louis C. Blau, Entertainment Attorney Who Represented Stanley Kubrick, Dies at 99 Entertainment attorney Louis C. Blau, who represented directors Stanley Kubrick and Francois Truffaut, Motown founder Berry Gordy and actors including Donald O’Connor, Mitzi Gaynor, Walter Matthau, Richard Widmark and Lana Turner, has died. He was 99.  スタンリー・キューブリックやフランソワ・トリュフォー監督、モータウンの創始者ベリー・ゴーディ、俳優のドナルド・オコナー、ミッツィ・ゲイナー、ウォルター・マッソー、リチャード・ウィドマーク、ラナ・ターナーなどのエンターテインメント界の弁護士だったルイス・C・ブラウが死去した。99歳だった。 (以下リンク先へ: Variety/2014年6月2日 )  『ア・ライフ・イン・ピクチャーズ』のインタビューに登場していたルイス・C・ブラウが死去しました。99歳とはずいぶんと長命でした。故人のご冥福をお祈りいたします。

【台詞・言葉】アン=マーグレット(Ann-Margret)

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 『フルメタル・ジャケット』でロックハート大尉から友軍の深刻な被害の報告を受けた後に、ジョーカーが「それじゃアン=マーグレットは中止?」と聞き返します。この攻撃の前にロックハートからアン=マーグレットの取材をするように指示されていたのでジョーカーは皮肉を込めてそう言ったのですね。  そのアン=マーグレット。全く知らなかったので少し調べてみましたが、あのエルビス・プレスリーとも恋仲だった歌手兼女優だそうで、上記の『バイ・バイ・バーディー』やエルビス映画『ラスベガス万才』が有名だそう。もちろん実際にベトナムにも慰問に訪れていてます。そしてなんと、ザ・フーのロックミュージカル『TOMMY』のあのキチ●イママがアン・マーグレットだったとは!全然気にしていませんでした。因にこの『TOMMY』、フーのメンバーやエルトン・ジョンはもちろんですが、今ではすっかりいいおじいちゃんのエリック・クラプトンの怪しい教祖姿や、まだ髪の毛が若干多めなジャック・ニコルソンなんかも楽しめます。機会があれば是非どうぞ。  話が逸れましたが原作にはないこの台詞、キューブリックが何故アン=マーグレットに言及したかは不明ですが、コメデェンヌとしての彼女のイメージがこの深刻な状況に全くそぐわない事から、より皮肉が効いて良い、と判断したのかもしれませんね・・・まあ、キューブリックが単に彼女を気に入っていたからかも知れませんけど。

【撮影・技術】絵コンテ(Story Boad)

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キューブリック直筆の『スパルタカス』ラストシーン用の絵コンテ。キューブリックは絵はあまり得意でなかったようだ。   撮影の準備をするために描かれた連続されたスケッチ画。撮影するシチュエーションや構図、ライティング、セリフなどが書き込まれている撮影のための「下書き」。  キューブリックは基本的に出たとこ勝負の撮影を好むので、緻密に設計された絵コンテは必要としなかったようだが、『スパルタカス』では大規模な撮影が、『2001年宇宙の旅』では特撮が中心で緻密な撮影計画が必要だったので、絵コンテが残されているのだろう。まだ本格的な撮影に不慣れだったハリウッドデビュー作の『現金に体を張れ』では当時妻だったトーバに絵コンテを描かせている。また『2001年…』と同じように特撮中心の『A.I.』も絵コンテやイメージボードが大量に残されている。

【関連記事】米サイトが選ぶ「死ぬまでに見るべきホラー映画20本」 日本からは1本選出

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 米カルチャーサイトWhatCulture!が、「死ぬまでに見るべきホラー映画20本」をピックアップした。  いずれ劣らぬ傑作ぞろいだが、日本からは三池崇史監督の「AUDITION オーディション」が唯一ランクインした。ちなみに同作は、2009年に米エンターテインメント・ウィークリー誌の評論家オーウェン・グレイバーマンが、1989年以降に製作されたホラー映画のなかからベスト20を選んだ際にも第1位に選ばれている。  20本は以下の通り。 「サイコ」(1960) 「ジョーズ」(1975) 「エクソシスト」(1973) 「シャイニング」(1980) 「悪魔のいけにえ」(1974) 「ローズマリーの赤ちゃん」(1968) 「ハロウィン(1978)」 「ウィッカーマン(1997)」(製作年度は1973年) 「サスペリア」(1977) 「ゾンビ」(1978) 「吸血鬼ノスフェラトゥ」(1922) 「鳥」(1963) 「キャリー(1976)」 「赤い影」(1973) 「AUDITION オーディション」(2000) 「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」(1999) 「怪物団 フリークス」(1932) 「28日後…」(2002) 「エルム街の悪夢」(1984) 「ポルターガイスト」(1982) (引用: 映画.com ニュース/2014年6月1日 )  『ジョーズ』や『鳥』をホラーと呼ぶには若干抵抗がありますが(動物パニックものでは?)キューブリックとの関連だと『シャイニング』は当たり前のランクインですね。この中では『エクソシスト』『ローズマリー…』『悪魔のいけにえ』の三作品をキューブリックは高く評価していたそうです。

【キューブリック展】オーストリアのアートフォーラム・ウィーンでキューブリックのルック社在籍時代の写真展が開催中

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Waffen, Zirkus, schone Frauen Shoe Shine Boy Mickey steht am Strasenrand und wartet. Nachste Szene: Mickey blickt auffliegenden Vogeln nach. Die Fotos, die Stanley Kubrick (A Clockwork Orange, Shining und 2001: Odyssee im Weltraum) in den spaten 1940ern fur das Look-Magazin machte, sind akribisch komponiert und lassen bereits seine filmische Handschrift erahnen. Kubrick sagte dazu nur: "Well, I never shoot anything I don't want." Das Kunstforum Wien zeigt in der Ausstellung Eyes Wide Open eine Auswahl seiner Fotoreportagen. (引用: ZEIT ONLINE/2014年5月27日 )  オーストリアのアートフォーラム・ウィーン(Kunstforum Wien)でキューブリックのルック時代の写真展が『EYES WIDE OPEN』と題して2014年5月8日から7月13日まで開催中です。上記はその紹介動画です。日本でも是非開催して欲しいものですね。

【ブログ記事】スタンリー・キューブリックが遺した約1万6千枚もの写真がネット上に公開中

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Rosemary Williams, Show Girl [Stanley Kubrick taking a picture of Rosemary Williams applying lipstick.]  スタンリー・キューブリック・フィルム・アーカイブとニューヨーク市立博物館が、キューブリックがルック社在籍時代に遺した約1万6千枚以上の写真を ネット上で公開 しています。写真集『スタンリー・キューブリック ドラマ&影:写真1945‐1950』や『Stanley Kubrick Photographs: Through a Different Lens』にも掲載されていない未見の写真が大量にありますので、時間をかけてじっくりご覧ください。