【ブログ記事】『2001年宇宙の旅』の「白い部屋」でボーマンがグラスを落として割るのは、演じたキア・デュリアのアイデアだった!

右手にグラスを当て、落として割ってしまうボーマン

年をとり、老眼であることを示すように眼を細める演技まで計算されている

撮影は1966年夏。モノリスのシーンはカチンコによると7月7日となっている

  『2001年宇宙の旅』の終盤、「白い部屋」(カチンコには「Hotel Room」と書かれている)でのシークエンスで、食事中のボーマンがグラスを割ってベッドの年老いた自分に気づくアイデアは、演じたキア・デュリアが

「何かを聞いたり何かを感じたりする瞬間を(今までのシーンと)違った形で迎えてみたい。グラスを突き倒して、身をかがめようとして、その動きの途中で何かを感じ取れるようにすれば、これまでのやり方の繰り返しにならなくて済む」(出典:『2001:キューブリック、クラーク』)

 と提案しました。これに対してキューブリックは許可を出し、その日の撮影日報に「とてもよい」と書き込んだそうです。撮影現場でのアイデアを重視するキューブリックの寛容な姿勢がこの名シーンを生み出したんですね。

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