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10月, 2022の投稿を表示しています

【パロディ】米アニメ『シンプソンズ』に登場したキューブリック作品のパロディをまとめた動画

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  米アニメ『シンプソンズ』にはキューブリック作品のパロディが多数(もちろんそれ以外のパロディや時事ネタも)登場するのですが、あまりにも多いので個別に紹介するのはやめてしまいました。するとやはり同じように思う方もいるようで、親切にキューブリック・パロだけ集めた動画がYouTubeにアップされていました。ですのでちょっと安直ですが、そのまとめ動画をご紹介します。  動画タイトルにもあるように、シーズン1~30までの間に散らばっていますので、こうしてまとまって視聴できると非常に助かります。登場エピソードは字幕にありますので、後追いで視聴するのに便利ですね。最後にはご本人も登場します。ぜひ楽しんでください。

【パロディ】『チャイルド・プレイ』のチャッキーが『時計じかけのオレンジ』のルドヴィコ療法の餌食に

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   『チャイルド・プレイ』が『チャッキー』と題されTVシリーズ化されたそうなのですが、第2シーズンの第3話でチャッキーが『時計じかけのオレンジ』のルドヴィコ療法の餌食に。見させらている映画はよく観かける例のアレなものばかりです(笑。ちょっと面白いですけど・・・きったねーな。  第一シーズンはHuluで配信されたそうなのですが、この第二シーズンもそのうち配信されるでしょう。何がどうなってどうしてこうなってしまったのか・・・それは配信で確認ですね。

【ブログ記事】題名『時計じかけのオレンジ(A Clockwork Orange)』解説。タイトルにある「Clockwork」とは「時計じかけ」ではなく「機械じかけ」「ゼンマイじかけ」という意味

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劇場公開時のパンフレットにははっきりと「メカニックな悪夢の世界」と書かれている。これなら間違いようがない  昨今、『時計じかけのオレンジ(A Clockwork Orange)』を観て「なんだ、時計なんて出てこないじゃないか!」「タイトルが意味不明」という感想をよく目にします。これは「時計じかけ」の「時計」という言葉に引っかかってしまっているからで、英単語の「Clockwork 」とは「機械じかけ」「ゼンマイじかけ」という意味です。ですので『時計じかけのオレンジ』は正確を期すなら『機械じかけのオレンジ』と訳すべきです。 英語圏における「Clockwork 」の一般的なイメージ。(画像引用: pixabay )  もちろん1971年の公開当時は「時計じかけ」と表記しても、世の中は機械じかけの時計(アナログ時計)ばかりだったので「時計じかけ=機械じかけ」と理解しやすかったのですが、公開から50年を経た現在、ほとんどの時計はデジタルなので、今の世代、特にデジタルネイティブであるZ世代にはピンと来ないのかも知れません。  では「機械じかけのオレンジ」とはどういう意味かというと、機械でできた有機体(オレンジ)、つまり「機械化された人間」という意味で、これは物語後半でルドヴィコ療法で機械人間にされたアレックスの状態を指しています。ちなみに原作小説では小説家が家のタイプライターで書いていた小説のタイトルが『時計じかけのオレンジ』という設定で、押し入ったアレックスが面白半分にそれを読み、ビリビリに破くというシーンがあります。また、ルドヴィコ療法後のステージ試験のシーンでアレックスが「まるで俺は時計じかけのオレンジみたいじゃないか!」と叫ぶシーンがあります。キューブリックはどちらのシーンも採用しませんでしたが、その理由は「映像で表現すれば説明しなくてもわかるだろう」ということだと思います。(『時計じかけのオレンジ」という言葉はコックニー(ロンドンの下町言葉)が由来という説は正しくありません。詳細は こちら )  このように、小説では文章によって「時計じかけ(機械じかけ)」の意味や意図がふんだんに示唆されているのですが、映画では省略されています。キューブリックはセリフや言葉で意図や意味を説明するのを嫌い、映像や役者の演技・表情、編集で表現するのを好む監督ですので、視聴する側にある程度の...

【ブログ記事】ダイソーのプチブロック4キットで『シャイニング』の双子の少女を作ってみた

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以前描いたイラストをプリントアウトして、それを背景に撮影してみました 使用する4キット。ダイソーで各100円(税別)で入手できます  ダイソーのプチブロック4キット(合計400円)で、『シャイニング』の双子の少女を作ってみたのでシェアしたいと思います。お時間がある時にでもぜひ挑戦してみてください。 【準備するもの】 「チョウチンアンコウ」 ・ジョイント以外の茶色を全て使用、黒丸、白丸を使用 「ブラキオサウルス」 ・ジョイント以外の薄水色とアイボリーを使用、黒丸を使用 「ちびっこ人間コレクション~男性車掌&女性車掌」 ・肌色とライトピンクと白色と黒色を使用 「ちびっこ人間コレクション~警察官&女性警察官」 ・肌色と薄水色と黒色を使用 ※「ブラキオサウルス」のアイボリーと「ちびっこ人間コレクション~男性車掌&女性車掌」の白色は厳密には違う色ですが、同じ色として扱います。色の違いが目立たないように使う場所を工夫してください。 【作り方】 (1)「警察官&女性警察官」の肌色の1×2、4×4(生足になります)、黒色の2×3(靴になります)、「ブラキオサウルス」のアイボリーの1×2、2×2、1×1、L字型、「男性車掌&女性車掌」1×2(ソックスになります)を使って足を4本作ります。 (2)「ブラキオサウルス」「警察官&女性警察官」の薄水色、「ブラキオサウルス」のアイボリー、「男性車掌&女性車掌」のライトピンクを使ってワンピースとリボンを2体つくります。 (3)「ブラキオサウルス」「警察官&女性警察官」の薄水色、「男性車掌&女性車掌」「警察官&女性警察官」の肌色、「男性車掌&女性車掌」の白色(袖のフリルになります)を使って腕を二組作ります。 (4)「男性車掌&女性車掌」「警察官&女性警察官」の肌色、「チョウチンアンコウ」「ブラキオサウルス」黒丸(目になります)を使って顔を2つ作ります。 (5)「チョウチンアンコウ」の茶色と白丸(髪留めになります)を使って髪の毛を2つ作ります。 (6)(1)~(5)を合体させて完成です。  以上ですが、詳細は以下の画像を参考にしてください。また、髪型はブロックの都合で左右全く同じにはできないのであえて変えています。写真を見ると左側(長女)の少女の髪の方がボリューム感があるのでそれを再現しています。また、予備パーツも使っていますのでブロックの内容が微...

【ブログ記事】キューブリックの義理の伯父、ナチスの反ユダヤ主義プロパガンダ映画『ユダヤ人ジュース』を監督したファイト・ハーランについて

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Veit Harlan(IMDb)   キューブリックの義理の伯父(妻クリスティアーヌの伯父)のファイト・ハーランはナチス政権下のドイツで、反ユダヤ主義のプロパガンダ映画『ユダヤ人ジュース』(1940)『コルベルク』(1945)の監督を務めました。ハーランは1922年にユダヤ人女優でキャバレー歌手のドラ・ガーソンと結婚し、1924年に離婚しています(ガーソンは後に家族とともにアウシュヴィッツで殺害された)。つまりハーランは当初、反ユダヤ主義者ではなかったのです。  1933年、ヒトラー政権が始まるとハーランはゲッベルスによってプロパガンダ監督に任命されます。理由は他の優秀な監督がドイツから逃げ出しからだと言われています。そして1940年、ハーランは悪名高き反ユダヤ主義プロパガンダ映画『ユダヤ人ジュース』を監督します。  『ユダヤ人ジュース』の監督ファイト・ハーランは戦後 、この映画との関わりを否定しようと全力を尽くした。ゲッベルスはもともと、ペーター・パウル・ブラウアーに監督を任せていたが、一九三九年末に心変わりして、ハーランを起用した。もとの脚本がハーランではなく、ルートヴィヒ・メッツガーとエーバーハルト・ヴォルフガング・メラーの作品だということも事実である。そして、ハーランは圧力をかけられていたのかもしれない。ハーランはのちに、ヒトラーは『ユダヤ人ジュース』制作を厳命し、ゲッベルスは承諾しなければダハウに送ると脅したと主張しているが、これを証明するものはない。ゲッベルスの日記には、ハーランは協力的だと書かれている。たとえば、ゲッベルスはもとの脚本に納得していなかったが、ハーランには「たくさんの思いつき」があり、「脚本を手直し」しようとしている、ハーランによる改変は「大仰だ」と記している。すでに存在していた脚本の反ユダヤ主義を緩和したという戦後の主張に反して、彼はそれを強化している。メッツガーとメラーによるもとの脚本とハーラン版を比較すれば明らかである。 (全文はリンク先へ: じんぶん堂 「人種主義」なナチ映画の起源『ヒトラーと映画 総統の秘められた情熱』/2020年6月18日 )  以上の引用によると、ハーランは積極的にこの映画に関与し、反ユダヤ主義色を強めることさえしています。その本心は推し量るしかありませんが、自身が過去にユダヤ人と結婚していた事実が...

【関連記事】「グリーンマイル」「シャイニング」「キャリー」スティーブン・キング作品の映像化の裏側は?

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  テキサス州オースティンで開催されたファンタスティック映画祭(9月22日~29日)に、興味深いドキュメンタリー映画が出品された。タイトルは「King on Screen(原題)」。テーマは“ホラーの帝王”スティーブン・キングの映像化作品だ。今回、監督を務めたダフネ・ベビールが単独インタビューに応じてくれた。(取材・文/細木信宏 Nobuhiro Hosoki) 〈中略〉  キングは、自身の原作を基にした映画「シャイニング」(スタンリー・キューブリック監督)を毛嫌いしていた。その理由のひとつは、キングにとって、原作小説がとても個人的な作品だったから。キング作品の読者も、ストーリーを変更したキューブリック監督の映画版に対して、公開当初、拒否反応を示していた。やがて、キング自身も不満をあらわにし、自らテレビのミニシリーズ「シャイニング」を手がけることになった。  「原作は、キングにとって(まるで)我が子のように感情的な絆を持った存在。彼は、フィルムメイカーの(思い通りの)脚色のために、映画化権を与えていました。映画版『シャイニング』が自由な解釈と方向性をとり、そこに満足できなかった事実を突きつけられたことで、キング自身の方法によって、作品を修復したかったのだと思います。キングの作品が成功していなかった時代について、『King on Screen(原題)』で語っているパートを見てみると、キングの視点がわかるはず。テレビ版「シャイニング」を脚色することができたのは、自らの原作に近いから。キングの脚色では、主人公ジャック・トランス(映画版ではジャック・ニコルソンが演じた役)が正気を失っていくさまを、視聴者が完全に感じ取ることができると思います。キャラクターの進化(=変化)を探求する時間があるため、ミニシリーズで描いた点も良かったと思います」 〈以下略〉 (引用元: 映画.com/2022年10月4日 )  スティーブン・キングはジャック・ニコルソンのキャスティングに際して「彼だと最初から狂っているように見える」と批判し、自身が監修を務めたTVドラマ版ではスティーブン・ウェバーをキャスティングしました。ですが、キングの言葉を引用するなら「彼だと最後までいい人に見えてしまう」という結果になってしまいました。つまり「いい人が狂った演技をしているだけにしか見えない」ということ...