【台詞・言葉】いいや、俺はスパルタカスだ(No, I'm Spartacus)

 『ロリータ』でハンバートが屋敷でキルティを見つけ「お前がキルティか?」と詰めよるとキルティが「いいや、俺はスパルタカスだ。奴隷の解放にでも来たのか?」と答えたこの台詞、これは前作『スパルタカス』がキューブリックにとってまさに奴隷同然の扱いだった事に対する当てこすりになっています。また『スパルタカス』の代表的な台詞「私がスパルタカスだ(I'm Spartacus)」を酔っぱらって自堕落な姿をしたピーター・セラーズに言わせる事によって、この台詞がいかに嘘くさく偽善まみれであったかを皮肉っているようにも見えますね。キューブリックにとって『スパルタカス』がどういうものであったのか・・・よっぽど腹に据えかねていたんでしょう。

TOP 10 POSTS(WEEK)

【パロディ】マルコム・マクダウェルが米NBCの人気コメディー番組『サタデー・ナイト・ライブ』で披露した、『時計じかけのオレンジ』のセルフパロディ

【関連記事】クリストファー・ノーランがスタンリー・キューブリックに聞いてみたい質問とは?

【パロディ】アメリカ・ワシントン州にある映画館「ドラゴンフライ・シネマ」が制作した『シャイニング』のパロディ動画

【関連記事】原田眞人氏が『フルメタル・ジャケット』のセリフ翻訳担当の経緯と、その作業内容を語ったインタビュー記事

【インスパイア】ブリトニー・スピアーズ ft. ティナーシェ/スランバー・パーティー(Britney Spears - Slumber Party ft. Tinashe)

【台詞・言葉】ハートマン先任軍曹による新兵罵倒シーン全セリフ

【ブログ記事】キューブリックとハリスが登場する、セブン・アーツが制作した『博士の異常な愛情』の広告

【台詞・言葉】『時計じかけのオレンジ』に登場したナッドサット言葉をまとめた「ナッドサット言葉辞典」

【関連記事】ペンギンブックス版『時計じかけのオレンジ』のカバーデザインを担当したデイビット・ペルハムのインタビュー

【ブログ記事】『ロリータ』のラストシーンに登場した女性の肖像画の画家、ジョージ・ロムニーのロリコン人生