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〈前略〉
このミュージック・ビデオはオアシスの全英No.1シングル「ドゥ・ユー・ノウ・ワット・アイ・ミーン?」の1997年に制作されたクリップのニュー・ヴァージョン、ディレクターのドム&ニックとオリジナル版を手掛けたプロダクション・チームが、ノエル・ギャラガーが新たに手がけた同曲のミックスに合わせて編集し、未発表映像を付け加えリメイクを行った。
ディレクターのドム&ニックは以下のようにコメントしている。
「オリジナル・ビデオのクオリティを今日の高解像度の標準へと引き上げ、この映像を新鮮な目で見て何を改良できるかを見極める千載一遇のチャンスだったよ。
あの飛ぶ鳥を落とす勢いの時代、当時の映像制作技術の最高峰とも言える、僕たちは見映えのよい35ミリのフィルムで長編映画のようにビデオを撮っていた。今あのようなフィルム撮影を行うのは、この規模のミュージック・ビデオでは考えられない。デジタル・カメラと比べて、桁外れに贅沢なプロジェクト以外でフィルムを使うのは、とにかくコストがかかりすぎるからね。それから、これを新兵募集のパーフェクトな原動力と如才なく見なしたイギリス陸軍の支援も得ることが出来た。イギリスの納税者がオアシスのミュージック・ビデオ制作を支援しているのかって庶民院に質問されたけどね!
それから、スタンリー・キューブリックの映画『フルメタル・ジャケット』のロケ地で、爆撃で大破した建物のあるところでも撮影をしたんだ。警察とロンドン・シティ空港に今にも中断させられそうだったけど、私有地だったから好き勝手にやることができたよ。
〈以下略〉
(引用元:MUSICMAN-NET/2016年8月22日)
以前こちらで記事にした『D'You Know What I Mean?』のMVの件ですが、この記事によると登場する兵士はイギリス陸軍だったのですね。それにディレクターは『フルメタル・ジャケット』を十分意識していたこともこの記事からわかります。もっともギャラガー兄弟がどこまで関わっていたかは不明ですが。
イギリスの納税者がオアシスのミュージック・ビデオ制作を支援しているのかって庶民院に質問されたけどね!
うーん、このあたりがいかにも「イギリス」といった感じ。「私有地だったから好き勝手できた」と語っていますが、キューブリックも同じこと言ってましたよ。