【台詞・言葉】ルドヴィコ療法(Ludovico Technique)

  『時計じかけ…』でアレックスが受ける人格矯正療法。投薬による不快感を、暴力的な映画を観ることによる不快感に「関連づけ」させる、というもの。もちろん実在しない。

 一般的には「洗脳」と解釈されているが、どちらかというとスキナーの「オペラント条件付け」のイメージの方が近い。「オペラント条件付け」とは、ネズミにスイッチを押せばエサが自動的に出てくる装置を与え、最初は偶然にスイッチに触った事からエサを得るが、だんだん「スイッチ=エサ」と理解しはじめ、最終的にはエサ欲しさにスイッチを押すようになるという行動心理学の事。しかしキューブリックは「人間はそんなに単純な生き物ではない」とスキナーには否定的だったようだ。

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【上映情報】「午前十時の映画祭15」で『2001年宇宙の旅』『時計じかけのオレンジ』上映決定!!

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