【俳優】ピーター・セラーズ(Peter Sellers)
イギリスの有名なコメディ俳優。『ピンク・パンサー』シリーズ〈『暗闇でドッキリ』『ピンク・パンサー2~5』のクルーゾー警部がハマり役。キューブリック作品は、『ロリータ』のキルティを見事に怪演した後、次の『博士の…』ではアメリカ大統領、イギリス軍の派遣将校、ストレンジラブ博士と3役を熱演している。他にB-52 機長も演じる予定だったが、ケガをしたためにスリム・ピッケンズが代役として演じた。だが実はそれは言い訳で、テキサス訛り丸出しのコング役が気に入らなかったので断ったらしい。ピッケンズの素晴らしい演技を見た後になって、演じなかったことを後悔したという。
他の主な出演作は『黒ばら』(1950)、『裸の島』(1953)、『マダムと泥棒』(1955)、『ピーター・セラーズの地上最小のショウ』(1957)、『赤裸々な事実』(1957)、『転覆騒動』(1958)、『親指トム 』(1958)、『ピーター・セラーズのマ☆ウ☆ス』(1959)、『ピーター・セラーズの 労働組合宣言!! 』(1959)、『とんだりはねたりとまったり』(1960)、『泥棒株式会社』(1960)、『喰いついたら放すな』(1960)、『求むハズ』(1960)、『トライアル・アンド・エラー』(1962)、『ワルツ・オブ・ザ・トレアドールズ』(1962)、『ミサイル珍道中』(1962)、『新・泥棒株式会社』(1963)、『ヘブンズ・アバーブ』(1963)、『ピンクの豹』(1963)、『マリアンの友だち』(1964)、『暗闇でドッキリ』(1964)、『何かいいことないか子猫チャン』(1965)、『紳士泥棒/大ゴールデン作戦』(1966)、『無責任恋愛作戦』(1967)、『女と女と女たち』(1967)、『007/カジノ・ロワイヤル』(1967)、『太ももに蝶』(1968)、『パーティ』(1968)、『マジック・クリスチャン』(1969)、『不思議の国のアリス』(1972)、『別れの街角』(1973)、『ピーター・セラーズのおとぼけパイレーツ』(1973)、『これがピーター・セラーズだ!/艶笑・パリ武装娼館』(1974)、『ピンク・パンサー2 』(1975)、『名探偵登場 』(1976)、『ピンク・パンサー3』(1976)、『ピンク・パンサー4』(1978)、『ゼンダ城の虜』(1979)、『チャンス』(1979)、『天才悪魔フー・マンチュー』(1980)など。
1925年9月8日イギリス・ハンプシャー生まれ、 1980年7月24日に心臓発作で死去した。