【作品紹介】非情の罠(Killer's Kiss)

邦題/非情の罠
原題/
Killer's Kiss
公開日/1955年9月22日(67分、モノクロ)
日本公開/1960年9月27日(43分、モノクロ)
製作会社/ミノトール
製作/スタンリー・キューブリック、モリスブーゼル
監督/スタンリー・キューブリック
脚本/スタンリー・キューブリック、ハワード・O・サックラー
撮影/スタンリー・キューブリック
編集/スタンリー・キューブリック
音楽/ジェラルド・フリード出演/ジャミー・スミス(デイヴィ・ゴードン)、フランク・シルヴェラ(ヴィンセント・ラパロ)、アイリーン・ケーン(グロリア・プライス)、ルース・ソボトゥカ(アイリス)、ジェリー・ジャレット(アルバート)ほか
配給/ユナイテッド・アーティスツ

●ストーリー

 ニューヨークのペンシルベニア駅。人を待っているのは元プロボクサーのデイヴィ・ゴートン。彼はここ2日間の出来事を思い返していた。

 デイヴィは試合を控えてアパートで寛いでいた。窓越しの隣の部屋にはダンサーのグロリアが住んでいる。グロリアをダンスホールのオーナー、ヴィンセントが迎えにきた。デイヴィにはシアトルに住む叔父夫妻から手紙が来ていた。デイヴィは今夜も試合だ。一方のグロリアはダンスホールでダンサーの仕事をしていた。ヴィンセントはTVでデイヴィの試合をグロリアと一緒に観るが、デイヴィは試合に負けてしまった。グロリアはヴィンセントの愛人だった。

 その夜、叔父から電話がかかってきてしばらく休暇を取ってこちらに来ないかと誘いを受けた。だがデイヴィは返事を濁して電話を切って寝てしまった。夜中、悪夢と悲鳴に目が覚めると向かいの部屋でグロリアがヴィンセントに襲われていた。デイヴィはグロリアの部屋へ向かい、それに気づいたヴィンセントは逃亡した。グロリアによると1時間ほど前にヴィンセントが突如アパートに現れ、嫉妬心から無理矢理迫られたのだと語った。デイヴィはグロリアに全てを忘れて眠るようにと諭した。

 翌朝、再びグロリアの許を訪れたデイヴィは、ボクサーを引退して叔父のいるシアトルに戻ろうかと考えている事を話した。グロリアは父親に溺愛されていたバレリーナの姉と、自分に愛情を注がない父親を憎んでいたが、父親は病気で死に姉もそれを苦に自殺、天涯孤独となった自分は夜の街のダンサーになったのだと語った。デイヴィはグロリアを愛し始めていた。

 デイヴィはグロリアにシアトル行きを誘い、彼女もそれに同意した。その夜、デイヴィはファイトマネーを受け取るため、ジムのマネージャーのアルバートをグロリアの勤めるダンスホールに呼び出した。グロリアも手当を受け取ってダンスホールを辞めるつもりだった。だがそれを許さないヴィンセントはデイヴィに激しく嫉妬、間違ってアルバートを殺してしまう。事情を知らない二人は、一旦アパートに戻ってそれぞれ荷造りをし、出発の準備をした。荷造りを終え、デイヴィがグロリアを迎えに行くと部屋には誰もいなかった。更にアルバート殺害容疑で警察が自分を捜している事を知る。

 翌朝、ヴィンセントを尾行したデイヴィは銃で脅し、グロリアが監禁されている倉庫を突き止めるが逆に捕えられてしまう。グロリアは命乞いをし、よりを戻そうとヴィンセントに迫るが信じない。デイヴィは隙を見て逃げ出し、追ってきたヴィンセントをマネキン倉庫のでの死闘の後に倒す。警察が来て正当防衛が認められ、釈放されたデイヴィは駅でグロリアを待っていたが、グロリアの命乞いと懐柔を聞いていたため疑心暗鬼になる。

 やがてグロリアが現れ二人は抱き合いキスをした。

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