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英Total Film誌が、モダンホラーの巨匠スティーブン・キング原作の映画およびテレビドラマ50作品をランキングした。
多作なキングの小説を原作とするたくさんの映像作品のなかから第1位に選ばれたのは、フランク・ダラボン監督、ティム・ロビンス主演作「ショーシャンクの空に」(1994)。希望をテーマにした名作として、広く支持されている作品だ。原作「刑務所のリタ・ヘイワース」は、キングの非ホラー系小説を集めた中編集「恐怖の四季(Different Seasons)」に収められている。
ダラボン監督作品は、3位の「グリーンマイル」、8位の「ミスト」と合わせて、実に3作品がトップ10にランクイン。キングとの相性の良さを感じさせる。逆に2位の「シャイニング」は、映画としては高く評価されているものの、原作との違いが多く、キングがキューブリック監督を批判していたことは有名だ。
なお、今回の50作品は、ベストからワーストへとランキングされており、実質30位以下はワースト作品という扱いになっている。最下位の50位には、「マングラー2」(02)がランクインした。
トップ20は以下の通り(映画と異なる場合のみ、原作邦題を付記)。
- 「ショーシャンクの空に」(94/フランク・ダラボン監督) 原作「刑務所のリタ・ヘイワース」
- 「シャイニング」(80/スタンリー・キューブリック監督)
- 「グリーンマイル」(99/フランク・ダラボン監督)
- 「スタンド・バイ・ミー」(86/ロブ・ライナー監督)
- 「ミザリー」(90/ロブ・ライナー監督)
- 「キャリー」(76/ブライアン・デ・パルマ監督)
- 「黙秘」(95/テイラー・ハックフォード監督) 原作「ドロレス・クレイボーン」
- 「ミスト」(07/フランク・ダラボン監督) 原作「霧」
- 「デッドゾーン」(83/デビッド・クローネンバーグ監督) 原作「デッド・ゾーン」
- 「ザ・スタンド」(94/米ABCのミニシリーズ)
- 「イット(It)」(90/トミー・リー・ウォレス監督/米ABCのミニシリーズ)
- 「1408号室」(07/ミカエル・ハフストローム監督)
- 「アトランティスのこころ」(01/スコット・ヒックス監督)
- 「ゴールデンボーイ」(98/ブライアン・シンガー監督)
- 「クリープショー」(82/ジョージ・A・ロメロ監督) キング脚本作品
- 「バトルランナー」(87/ポール・マイケル・グレイザー監督) リチャード・バックマン名義
- 「死霊伝説」(79/トビー・フーパー監督) 原作「呪われた町」
- 「クリスティーン」(83/ジョン・カーペンター監督)
- 「ペット・セメタリー」(89/メアリー・ランバート監督) 原作「ペット・セマタリー」
- 「シークレット・ウインドウ」(04/デビッド・コープ監督) 原作「秘密の窓、秘密の庭」
(引用:映画.com速報/2012年3月21日)
はっきり言って順当過ぎるくらい順当なランキングですね。と言っても半分くらいしか観てませんが・・・。しかし上位を除いて漂ってくるこのB級臭さは何なのでしょうか。キング作品って基本的に映像化には向かない気がするんですよね。ファンはどう思っているんでしょうか。