【関連動画】現代風に再構成された『2001年宇宙の旅』の予告編

 

 まあこういった類いの代物は面白がっていい訳だし、口角に泡飛ばして怒り狂うほど悪いデキでもない。2001年が既に過去になった現在でもこうしていまだに話題に上るのも、その影響力の証左であるので、微笑ましく眺める余裕を持ちたいものだ。ただ、キューブリックの創った映像があまりにも「静的」で「美的」あったために、真逆の「動的」で「刺激的」に編集するのにものすごく苦労しているのが手に取るように分かるのは興味深い。これはいかに『2001年宇宙の旅』がトータルなコンセプトとセンスを元に、隅々まで完成され尽くしている作品なのかを証明している。

TOP 10 POSTS(WEEK)

【インスパイア】『2001年宇宙の旅』のHAL9000に影響されたと思われる、手塚治虫『ブラック・ジャック』のエピソード『U-18は知っていた』

【関連記事】キューブリックは『時計じかけのオレンジ』のサントラにピンク・フロイドの『原子心母』の使用を求めたがロジャー・ウォーターズが拒否した話をニック・メイソンが認める

【関連記事】撮影監督ギルバート・テイラーが『博士の異常な愛情』の撮影秘話を語る

【関連記事】英誌『Time Out』が選ぶ「映画史上最高のベストセッ●スシーン50」に、『アイズ ワイド シャット』がランクイン

【関連記事】抽象的で理解の難しい『2001年宇宙の旅』が世に残り続ける理由

【台詞・言葉】ハートマン先任軍曹による新兵罵倒シーン全セリフ

【オマージュ】キューブリックの孫、KUBRICKの『MANNEQUIN』のMVがとっても『時計じかけのオレンジ』だった件

【台詞・言葉】『フルメタル・ジャケット』でのハートマン軍曹の名言「ダイヤのクソをひねり出せ!」のダイヤとは「●ィファニーのカフスボタン」だった件

【関連記事】2021年9月30日に開館したアカデミー映画博物館の紹介記事と、『2001年宇宙の旅』の撮影プロップ展示の画像

【インスパイア?】「白いモノリス」らしき物体が登場するピンク・フロイド『ようこそマシーンへ(Welcome to the Machine)』の公式MV