【交友録】ジョン・ミリアス(John Milius)

 『ダーティーハリー1/2』や『地獄の黙示録』の脚本家。後に監督業にも進出。黒澤明のフォロワーでも有名。

 好戦的だとか右翼だとか批判の多いミリアスですが、キューブリックとも親交があり、『フルメタル・ジャケット』では『地獄の黙示録』の経験から色々キューブリックにアドバイスしたそうです。リー・アーメイは『地獄…』にも参加していますので、ミリアスかマイケル・ハーの推薦があったんではないでしょうか。

 その『地獄…』のラストシーン、ミリアスが書いた当初の脚本では、ウィラードを含むカーツ軍団VSベトコンの大規模戦闘シーンが予定されていて、BGMは大音響でドアーズの『ハートに火をつけて(Light My Fire)』が流される予定でしたが、様々な事情から中止になり、現在の形になりました。

 1944年4月11日、ミズーリー州セントルイス出身。

TOP 10 POSTS(WEEK)

【ブログ記事】1999年3月7日スタンリー・キューブリック監督の逝去に当たり、当ブログ(当時個人ホームページ)に寄せられたファンの追悼メッセージ集

【台詞・言葉】ハートマン先任軍曹による新兵罵倒シーン全セリフ

【考察・検証】『フルメタル・ジャケット』の幻のシーン「生首サッカー」は真実か?を検証する

【TV放映情報】NHK BSプレミアムシネマで2月26日(水)午前0:05より『フルメタル・ジャケット』オンエア決定

【上映情報】「午前十時の映画祭15」で『2001年宇宙の旅』『時計じかけのオレンジ』上映決定!!

【関連記事】スタンリー・キューブリックが好んだ映画のマスター・リスト(2019年11月22日更新)

【関連記事】『2001年宇宙の旅』1968年公開、スタンリー・キューブリック監督の叙事詩的SF。その先見性に驚く

【ブログ記事】11人の映画監督がスタンリー・キューブリックを語る

【インタビュー】『バリー・リンドン』の撮影監督だったジョン・オルコットのインタビュー[その1:ロケーション撮影、フィルター、照明、ネガフィルムについて]

【考察・検証】「フィクション」を「ドキュメント」するカメラマンの眼