【ロケーション】チェルシー・ドラッグストア(Chelsea Drug Store)

 

チェルシー・ドラッグストアの外観。現在はマクドナルドになっている(Google Map

 『時計じかけのオレンジ』でアレックスが予約したレコードを取りにいったレコード店のロケ地。ロンドンのキングスロードに実在したレコード店でしたが、現在はマクドナルドになっています。

 因にレコード店なのに何故「ドラッグストア」という店名なのかというと、ローリング・ストーンズの名曲『無情の世界(You Can’t Always Get What You Want)』の歌詞「I went down to the Chelsea Drug Store,To get your prescription filled…」から引用されたため。当時はロックとドラッグは切っても切れない関係にあったので店名としてふさわしく、その名に違わぬ「ヒップ」な店内は『時計…』の劇中で観られる通り。当然キューブリックはこの店が『時計…』で描かれているドラッグカルチャーと親和性が高い事を意識してのロケ地の選択だと思います。

TOP 10 POSTS(WEEK)

【ブログ記事】1999年3月7日スタンリー・キューブリック監督の逝去に当たり、当ブログ(当時個人ホームページ)に寄せられたファンの追悼メッセージ集

【台詞・言葉】ハートマン先任軍曹による新兵罵倒シーン全セリフ

【考察・検証】『フルメタル・ジャケット』の幻のシーン「生首サッカー」は真実か?を検証する

【TV放映情報】NHK BSプレミアムシネマで2月26日(水)午前0:05より『フルメタル・ジャケット』オンエア決定

【関連記事】スタンリー・キューブリックが好んだ映画のマスター・リスト(2019年11月22日更新)

【関連記事】『2001年宇宙の旅』1968年公開、スタンリー・キューブリック監督の叙事詩的SF。その先見性に驚く

【上映情報】「午前十時の映画祭15」で『2001年宇宙の旅』『時計じかけのオレンジ』上映決定!!

【ブログ記事】11人の映画監督がスタンリー・キューブリックを語る

【インタビュー】『バリー・リンドン』の撮影監督だったジョン・オルコットのインタビュー[その1:ロケーション撮影、フィルター、照明、ネガフィルムについて]

【考察・検証】「フィクション」を「ドキュメント」するカメラマンの眼