【俳優】カーク・ダグラス(Kirk Douglas)

 キューブリック作品では常に主役で、『突撃』では、部下の兵士に慕われるダックス大佐を、『スパルタカス』では、奴隷で英雄のスパルタカスをそれぞれ演じた。『突撃』は、カークが脚本を気に入り、出演を承諾したために撮れた作品なので、キューブリックにとっては良い出会いだったといえる。だが、『スパルタカス』では、その良好だった関係はこじれにこじれ、カークは例の名言「才能あるクソッタレ」を残す事になる。その後も主役級で映画に出演し続け、息子のマイケル・ダグラスも俳優として成功している。

 主な出演作は『バイキング』(1957)、『OK牧場の決斗』(1957)、『パリは燃えているか』(1966)、『大脱獄』(1970)、『フューリー』(1978)、『ファイナル・カウントダウン』(1980)など多数。1916年12月6日アメリカ・ニューヨーク州出身。2020年2月5日ロサンゼルス・ビバリーヒルズで死去、享年103歳。

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