【登場人物】レナード・ローレンス
『フルメタル・ジャケット』で、ハートマン軍曹に徹底的にシゴかれる新兵。またの名を「ゴマー・パイル」。ハートマン軍曹に「おまえの顔を見たら嫌になる! 現代美術の醜さだ! 」「アホ面を続ける気なら目玉えぐって頭蓋骨でファックしてやる! 」「じじいのファックの方がまだ気合いが入ってるぞ! 」「ベトナム行く前に戦争が終わっちまうぞ、あほ!」など徹底的にハートマン軍曹にイビられるが、同僚のリンチを機に頭のネジがぶっとんでしまい軍曹を射殺、そして自身も銃口を銜えて脳天をぶち抜き自殺する。
できそこないの兵隊(銃弾)は製造過程で排除する・・・それがパリスアイランド「兵隊工場」の役目であり、その現場監督が軍曹であったというだけの話。自身を打ち抜いた銃弾が「フルメタル・ジャケット」であったのはいかにもキューブリックらしい皮肉だ。