【企画作品】ブルー・ムービー(Blue Movie)

 『博士の異常な愛情』で脚本を担当したテリー・サザーンが、キューブリックの家でハードコア・ポルノを上映したことをヒントに、「キューブリックとおぼしき天才監督が、ハリウッドの人気スターを出演させた一大ポルノムービーを作ろうとする」という脚本を書いた。しかし、内容を知ったキューブリックの妻、クリスティアーヌの猛反対により中止された。

 その後サザーンは1970年にこの構想を小説として出版し、1974年、ワーナー・ブラザーズ製作、マイク・ニコルズ</a>監督、ェリー・アンドリュースの主演で検討されたが実現には至らなかった。また、デヴィッド・リーンも検討したが実現しなかった。

 遺作『アイズ ワイド シャット』はポルノ映画を撮る、という目的は一部達成されたと言えるかもしれない。いかに検閲に引っかからないように性行為を映像化するかについて、この当時から検討していた筈なので、それは無駄にはならなかったようだ。

TOP 10 POSTS(WEEK)

【台詞・言葉】ハートマン先任軍曹による新兵罵倒シーン全セリフ

【関連記事】「十代のキューブリックがニューヨークの地下鉄であなたの祖母を密かに撮影したのでしょうか?」キューブリックのルック社時代の写真『地下鉄シリーズ』、新たに18枚のプリントが見つかる

【考察・検証】『シャイニング』の【初公開版(146分)】【北米公開版(143分)】【コンチネンタル版(119分)】の違いを検証する

【台詞・言葉】『時計じかけのオレンジ』に登場したナッドサット言葉をまとめた「ナッドサット言葉辞典」

【関連動画】『時計じかけのオレンジ』のサントラに『太陽の序曲』『ぼくは灯台守と結婚したい』の2曲が採用されたサイケデリック・フォークグループ「サンフォレスト」について

【パロディ】『時計じかけのオレンジ』のルドヴィコ療法の被験者にさせられたアニメキャラのみなさまのまとめ

【考察・検証】『アイズ ワイド シャット』の儀式・乱交シーンについてのスタッフの証言集[その1]儀式シーンのリサーチについて

【関連書籍】戸田奈津子 金子裕子著『KEEP ON DREAMING』で語った、『フルメタル・ジャケット』翻訳家降板事件の戸田氏の言い分

【関連動画】4K UHD『時計じかけのオレンジ』とDVD、BDの画質を比較した動画

【関連記事】『ロリータ』の暗部。主演の少女女優の処女を奪ったプロデューサーのジェームズ・B・ハリスとその後のスー・リオンの人生