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【場所・地名】アッピア街道(Via Appia)

 『スパルタカス』でスパルタカスが磔にされたローマからイタリア南部に続く街道。当時はスパルタカスがどのように死んだかは謎だったため(現在では最後の戦闘となった「シラルス川の戦い」で戦死した説が有力)生き残りの奴隷6000人がアッピア街道に磔にされた史実に基づき、そこにスパルタカスも磔にされたといラストシーンが創作された。

【小説家】ダイアン・ジョンソン(Diane Johnson)

 『シャイニング』でキューブリックと共に脚本を執筆した小説家。キューブリックはジョンソンの『影は知っている』(1974)を高く評価していて、共同作業の相手に選んだ。ジョンソンは 「彼(キューブリック)の意向は、小説を映画サイズまで刈り込み、ホテルのミステリーと、家族の心理力学と、子供の目からとらえられた恐怖の観念に話を絞り込むことでした」(『キューブリック全書』より) とキューブリックの意図を説明している。  1934年4月28日イリノイ州モリーン出身。

【登場人物】ミス・スコット(Miss Scott)

 『博士の異常な愛情』でタージドソン将軍の秘書で愛人。『博士…』唯一の女性キャラクター。

【俳優】トレイシー・リード(Tracy Reed)

  『博士の異常な愛情』でタージドソン将軍の秘書で愛人のミス・スコット役。主な出演作は『暗闇でドッキリ』 (1964)、『007/カジノ・ロワイヤル』 (1967)、『ハマーヘッド』 (1968)など。父親はアンソニー・ペリシアー、母親はペネロープ・ダドリー=ウォード。  結婚は3回あって、エドワード・フォックス(1958 - 1961)との間に子供1人、ニール・ハレット(1970年7月- 1973年12月2日)とには子供なし、ビル・シンプソン(1974 - 1982)とは子供2人、映画監督のキャロル・リード義理の娘で、俳優のオリバー・リードはいとこ。1975年に女優を引退した。  1942年9月21日イギリス・ロンドン出身、2012年5月2日死去、享年69歳。

【俳優】ロイス・マクスウェル(Lois Maxwell)

  『ロリータ』でロリータが入院した病院の看護婦を演じたが。『007シリーズ』のマネー・ペニー(Mの秘書)役で有名。1962年の『007 ドクター・ノオ』から1985年の『007 美しき獲物たち』まで計14作に出演した。  他の主な出演作は『明日では遅すぎる』(1950)、『非情の時』(1956)、『宇宙原水爆戦・人工衛星X号』(1956)、『ドクター・コネリー キッドブラザー作戦』(1967)など。  1927年2月14日カナダ・オンタリオ州出身、2007年9月29日死去、享年80歳。

【俳優】ゲイ・ハミルトン(Gay Hamilton)

  『バリー・リンドン』で、バリーの初恋の相手、ノーラを演じた。他の主な出演作は『わが命つきるとも』(1966)、『ロビン・フッドの逆襲 』(1967)、『第二話・悪魔のいけにえ』(1969)、『デュエリスト/決闘者』(1977)、『ラスト・クリスマス』(1978)など。  1943年4月26日イギリス・スコットランド出身。

【登場人物】ノーラ・ブラディ(Nora Brady)

  『バリー・リンドン』でバリーの従姉で初恋の相手。バリーと恋仲になるがバリーではなくクイン大尉と結婚する。失恋したバリーは村を出て波瀾万丈の人生を歩む事になる。

【サウンドトラック】2001年~デストロイド・ヴァージョン~オリジナル・スコア(Alex North's 2001: The Legendary Original Score)

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2001年〜デストロイド・ヴァージョン〜オリジナル・スコア(Amazon)  Main Title (1:37)|メイン・タイトル The Foraging (3:44)|人類創生 Eat Meat And The Kill (3:27)|進化 The Bluff (3:01)|黒い壁 Night Terrors (2:02)|ナイト・テラーズ The Dawn Of Man (3:14)|人類の夜明け Space Station Docking (2:22)|スペース・ステーション・ドッキング Trip To The Moon (3:21)|トリップ・トゥ・ザ・ムーン Moon Rocket Bus (5:01)|ムーン・ロケット・バス Space Talk (3:30)|スペース・トーク Interior Orion (1:26)|オリオン号の内部 Main Theme (2:31)|メイン・テーマ 作曲:アレックス・ノース演奏:ジェリー・ゴールドスミス  1からしてどことなく『ツァラトゥストラ…』を連想してしまい微妙な印象。『採餌』と題された2は猿人が草を食むシーンだろうか、ただストリングスは正直合っていない気がする。3、4は猿人の争いをイメージして打楽器系でまとめているが、どことなく『猿の惑星』のように聴こえるのは指揮がジェリー・ゴールドスミス。5の『夜の恐怖』はモノリス出現前の夜の静寂という印象。しかしあの強烈なリゲティを聴いてしまうとやはり物足りない。6は『人類の夜明け』のテーマだが通俗的な映画音楽の範疇でしかない、という印象は拭えない。  ここから舞台は宇宙へ。7は著しくクオリティが低い。シンセサイザーのない時代に宇宙のイメージを曲にする苦労が手に取るように分かる。8も同様。このシークエンスにあえて全く宇宙と結びつかない『ドナウ』をかぶせたキューブリックのセンスはやはりすごい。9の女性のスキャットなど、採用曲の『ルクス・エテルナ』の影響が見て取れるが、無重力感や浮遊感は感じられない。10も一生懸命「曲」にしようとして失敗している。もっと効果音的な発想であるべきだろう。11はオリオン号でのシークエンス用だろうが、宇宙のイメージは全く湧かない。12は『メインタイトル』だそうだが、これではハリウッドの歴史大作映画だ。  『2001年…』は実際に使用さ...

【コンピレーション】また会いましょう~スタンリー・キューブリックに捧ぐ

交響詩:ツァラトゥストラはかく語りき Op30.冒頭(1:46)|R.シュトラウス/ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(2001年宇宙の旅) トライ・ア・リトル・テンダネス (2:58)|ジョセフ・ロック(博士の異常な愛情) ジョニーが凱旋するとき  (4:35)|エリック・ロジャース指揮、エリック・ロジャース・オーケストラ(博士の異常な愛情) メアリ女王のための葬送音楽:行進曲 (2:23)|パーセル/デイビット・ヒル指揮、ロンドン・バロック・ブラス(時計じかけのオレンジ) 歌劇 どろぼうかささぎ :序曲(9:53)|ロッシーニ/ロリン・マゼール指揮、クリーヴランド管弦楽団(時計じかけのオレンジ) 交響曲第9番ニ短調 Op.125:合唱付き 第2楽章(9:53)|ベートーヴェン/サー・ゲオルク・ショルティ指揮、シカゴ交響楽団(時計じかけのオレンジ) ドイツ舞曲 D.90 第1番ハ短調 (2:15)|シューベルト/カール・ミュンヒンガー指揮、シュトゥットガルト室内管弦楽団(バリー・リンドン) ピアノ・トリオ第2番変ホ長調 Op.100 第2楽章(10:31)|シューベルト/ウラジミール・アシュケナージ(ピアノ)、ピンカス・ズッカーマン(バイオリン)、リン・ハレル(チェロ)(バリー・リンドン) 幻想交響曲 Op.14 第5楽章より(6:12)|ベルリオーズ/ズービンメータ指揮、ニューヨーク・フィルハーモニック(シャイニング) 弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽 第3楽章(6:29)|バルトーク/サー・ゲオルク・ショルティ指揮、ロンドン交響楽団(シャイニング) ホーム (3:11)|アーサー・トレーシー(シャイニング) 美しく青きドナウ (9:12)|J.シュトラウス/ウィリー・ボスコフスキー、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(2001年宇宙の旅) また会いましょう (3:25)|ベラ・リン(博士の異常な愛情)  キューブリックの死去に際し企画された、キューブリック作品で取り上げられたクラシック曲等のコンピレーション・アルバム。1曲目以外は映画で使用された「サウンドトラック」ではない事に注意。手っ取り早くキューブリック作品の使用曲を知るにはいいが、今ならネットで検索をかければだいたい聴く事ができるので全く価値がなくなってし...

【登場人物】メアリー・ロア看護婦(Nurse Mary Lore)

  『ロリータ』でロリータが入院した病院の看護婦。演じたロイス・マックスウェルはこの後『007』シリーズのMの秘書、マネーペニー役で有名になる。

【登場人物】スターチャイルド(Star Child)

 『2001年宇宙の旅』のラストシーンでボーマンが変貌した胎児のこと。ボーマンが新人類となって生まれ変わった姿。猿人がモノリスの力によって「地球」という環境に適合した「人類」に進化したのと同様に、人類が同じくモノリスの力によって「宇宙」という環境に適合した「新人類」に進化した。小説版では猿人→人類の時も、人類→新人類の時も同じ言葉、「だが、そのうち思いつくだろう」で締めくくることによって、それを示唆している。  当初のラストシーンはボーマンが異星の宇宙船のかたわらに立っている案だったが、1965年10月3日(撮影開始はこの年の年末)にクラークが「ボーマンが子供へ逆行し、結末では赤んぼうとなって軌道上に浮かぶという図」を思いつく。そうなった理由は「成長段階における彼の自己イメージ」「宇宙意識にもユーモア感覚があるのだろう」とクラークは説明している。小説版はクラークの説明で執筆されているが、キューブリックはこの説明に納得せず、結果次々と老いていくボーマンがやがて死の床につき、死に、そして転生するという描写になっている。スターチャイルドの誕生をクラークは「退行」、キューブリックは「転生」としたが、その真意はそれぞれの鑑賞者の判断に委ねられている。  小説版ではスターチャイルドが地球衛星軌道上に浮かぶ核爆弾衛星を「意志の力」で爆発させるシーンがあるが、キューブリックの前作『博士の異常な愛情』の結末にに過ぎているという大方の意見で、撮影シナリオの段階までいったものの、撮影されなかった。  胎児はボーマンを演じたキア・デュリアに似せて作られた。模型は合成樹脂で制作され、デザインはトニー・マスターズ、造形はリズ・ムーアが担当した。 加筆修正:2018年11月1日

【俳優】ゲイリー・ロックウッド(Gary Lockwood)

  『2001年宇宙の旅』のフランク・プール役。キューブリックは憶えていないだろうけど、『スパルタカス』にエキストラで出演していたらしい、1日50ドルと食事付きで。1937年2月21日アメリカ・カリフォルニア州生まれ。

【プロップ】鏡(Mirror)

  『アイズ ワイド シャット』で意味深に登場した鏡。ポスターのモチーフにも採用されている事から、何かしらの意味や暗喩があると考えるのが妥当だろう。キッドマンの役名がアリスである事から『鏡の国のアリス』と関連づける事もできるし、その『鏡の国…』は夢の中の世界の話だ。そもそも『アイズ…』は一度した体験を次は逆の立場で追体験するという鏡のような構造になっているし、映画のスクリーンは映画の世界と、それを挟んだ観客のいる現実の世界とを隔てる鏡だとも言える。  キューブリックがそのスクリーンという「鏡」に映し出そうとしたのは果たして何だったのか?それは観客自身がこの映画の「ラスト・メッセージ」をどう受け取るかによるのだ。

【台詞・言葉】シャイニング(Shining)

 『シャイニング』でダニーやハロランが持っている超自然感応能力、つまり「輝き」。分かりやすく言えば、霊感みたいなもの。原作ではホテルの霊力に対抗しうる能力で、悪霊たちは父親をエサに最終的にはダニーの「輝き」を手に入れるのが目的だったが、映画版ではハロランに助けを求める際にテレパシーとして使われただけになってしまった。

【トリビア】飛行機恐怖症

 キューブリックは飛行機嫌いで有名で、19歳の時、飛行機免許を取得し、自分でも操縦していたのだが一度事故を起こしかけたこたがあったり、同僚が飛行機事故で他界した時どういう訳か黒焦げの遺品がキューブリックの元に届いてしまったりで、操縦はおろか旅客機にも乗るのを拒むようになってしまった。『2001年…』を制作していたロンドンから、プレミア上映が行われるニューヨークに向かう船内に編集機器を持ち込み、ギリギリまで編集作業をしていたエピソードは特に有名で、そうまでして飛行機に乗る事を拒んでいた。この頃のインタビューでキューブリックは、飛行機恐怖症について自虐的にこう語っている。  「お望みなら、知恵者の臆病と呼びたまえ。実際のところ何年にも渡って私は自分が飛行を楽しんでいないことに気がついた。そして航空会社の広告では決して言わない、商業飛行の妥協のある安全基準に気づき始めた。それで私は船で旅行することにして、氷山付きの安全(タイタニック号の悲劇のこと)を得ているのさ」 (引用:『イメージフォーラム増刊 キューブリック』より)

【プロップ】宇宙ステーション5(Space Station V)

  『2001年宇宙の旅』に登場する二輪の宇宙ステーションの名称。内部にはヒルトンホテルやメーシーなど、当時の一流民間企業が出店しているという設定になっている。まだ片側が未完成のままなのがカッコイイ・・・と、初めてこの映画を観たとき思ったものだ。

【関連記事】『時計じかけのオレンジ』が嫌いだった!主演のアレックスに直撃インタビュー!

 ニューヨークで開かれたコミック・コンベンションで、映画『時計じかけのオレンジ』で知られるマルコム・マクダウェルに話を聞くことができた。近年はテレビを活動のベースにしているような印象も受けるが、マルコムがキャリアを保ってきた秘訣(ひけつ)は何だろうか。  「わたしが演技を始めたころは、ある程度の競争はあった。しかし今日ほど厳しくはなかったよ。秘訣(ひけつ)といえるかわからないが、時の経過とともに自分の年齢を受け止めて、進化していくことが必要ってことさ」と同じ俳優仲間からも尊敬される存在のマルコムらしい答えだった。  これまで演じてきた役柄のどれもが個性的でアクの強いキャラクターであったことに対して「どんなに変わったキャラクターでも、わたしがこれまで演じてきたものは、自分にとっては3次元の人間なんだ。どのキャラクターも善か悪かとは判断せずに、欠点のある人物として演じてきた。いつも人間性とユーモアを持つ役柄を選択してきたつもりだからね」と深い考察とともに語ってくれた。  出世作『時計じかけのオレンジ』に話が及ぶと、意外な答えが返ってきた。「アレックスを演じた後の10年間、実はあの役を嫌っていたんだ。あの作品を観ようとも思わなかったし、人前であの映画を語ることさえも嫌だった。それは、人にいつもあの映画の話をされ、与えられた新しい映画でわたしが演じるキャラクターは、すべてアレックスをイメージして作られたものばかりだったからね。だが、今となっては自分もそれを受け入れて感謝しなければならないと思えるようになってきたよ。あの作品は誰がどう観たって傑作だからね」  最後に、スタンリー・キューブリック監督について「キューブリック監督に関しては、わたしがあの映画に出演しなくても大成功していた人だよ。わたしと仕事をしたときには、すでに映画『2001年宇宙の旅』を製作していたからね。若くて野望を持っていたあのころのわたしは、彼が与えてくれた役柄をしっかり受け止めることができたと思っているよ」と感慨深げに語ってくれた。  主役、脇役、ゲスト出演と多忙な俳優人生を送るマルコム。今後も彼の活躍をスクリーンで観たいものだ。(取材・文:細木信宏) (引用: シネマトゥデイ映画ニュース/2008年6月17日 )  ある役が大ヒットしてしまうと、自分がその役のイメージで固定化されるのをしばらくは嫌うが、...

【台詞・言葉】E・V・A(イー・ブイ・エー)

  『2001年宇宙の旅』で、宇宙船外活動の事で「Extravehicular Activity」の略。実際にNASAで使用されている用語。

【トリビア】マンハッタン計画(Manhattan Project)

  世界初の原爆実験の暗号名…なのだが、ここでは『2001年宇宙の旅』でスター・ゲートのシーンにある「星の爆発」の製作プロジェクト名。溶液に色のついた液を混ぜ合わせたり、落としたりして「爆発」のイメージが創られた。マンハッタンにある下着工場で作業が行われたため、スタッフの間でこう呼ばれた。

【関連記事】「愛と哀しみの果て」シドニー・ポラック監督、逝去

 映画監督のシドニー・ポラックが、ロサンゼルスの自宅でガンのため死去した。享年73歳。  TV界出身のポラック監督は1969年の長編映画「ひとりぼっちの青春」で注目を集め、その後、「追憶」(73)、「ザ・ヤクザ」(74)、「コンドル」(75)、「トッツィー」(82)など70年代から80年代にかけて話題作を連発。アカデミー賞7部門に輝いた「愛と哀しみの果て」(85)では、初の監督賞を受賞している。また、「トッツィー」の主演俳優ダスティン・ホフマンに薦められたことがきっかけで俳優業にも進出。ウッディ・アレン監督の「夫たち、妻たち」(92)、スタンリー・キューブリック監督の遺作「アイズ・ワイド・シャット」(99)にも出演。最近では、自ら製作を手がけた「フィクサー」(07)にも出演しており、名バイプレーヤーとしても活躍していた。  また、奇しくも今年3月に急死した盟友アンソニー・ミンゲラ監督とともに製作会社ミラージュ・エンタープライズを共同経営し、「リプリー」「コールド・マウンテン」「こわれゆく世界の中で」といったミンゲラ監督作品から、「アイリス」「愛の落日」「ヘヴン」といった佳作をプロデュースしていた。  “監督”ポラックの遺作は、ニコール・キッドマン主演のサスペンス「ザ・インタープリター」(05)。“俳優”ポラックの遺作はパトリック・デンプシー主演「近距離恋愛」(7月12日日本公開)となった。 (引用: 映画.com ニュース/2008年5月28日 )  『アイズ ワイド シャット』のビクター・ジーグラーも鬼籍入りですか・・・。もう『アイズ…』から10年になろうとしているんですものね、仕方ない事なのかも知れません。ご冥福をお祈りいたします。