【関連動画】キューブリックが最も愛したフォントFUTURA(フーツラ)のトリビュート・アニメーション

動画中にはキューブリックの名前も登場する

  フーツラ(Futura)は、1923年にドイツのバウハウスにおいて非常勤講師として勤めたパウル・レナー (Paul Renner) によって発表されたラテン文字のサンセリフ体書体。futuraとはラテン語で「未来」の意。

 「フトゥーラ」がラテン語や西欧諸語の発音に最も近く、カナ表記には他に「フツラ」「フツーラ」などが見られる。"tu"の音節の"u"のみが長音であるため、厳密には「フーツラ」という表記は原音からすると誤りであるが、日本ではこの読みが幅広く浸透している。

 いわゆるジオメトリック・サンセリフの一種で、幾何学的な造形が特徴的である。現在でもよく用いられているサンセリフのひとつで、ルイ・ヴィトンのロゴ等にも使用されている。

 一時期、「ナチスを連想させる書体であり、使う文化圏には注意を払った方がよい」と日本で言われたことがあった(朗文堂の片塩二朗が書籍等でこのように主張している)。しかし小林章や立野竜一の調査によれば、「ナチスを連想させる書体」という話は、日本だけで流布していた誤解である。フーツラは欧米諸国をはじめ世界中で広く使用される書体であり、「使用には注意が必要」という記述は間違いである。むしろバウハウスは、ナチスによって退廃的だと見なされて迫害された側である。

(引用元:フーツラ - Wikipedia)



 キューブリックがサンセリフ系(セリフがない、つまりゴシック系)のフォントを好み、特にフーツラがお気に入りでした。『2001年…』ではポスターや広告に使用し、劇中でもHALが鎮座する「メモリー・ロジック・センター」の表記はフーツラです。他には『アイズ…』のタイトルシークエンスもフーツラですし、『バリー…』では上映映画館に通達した文書もフーツラを使用しています。




 上記にはバウハウスの影響が云々されていますが、確かにドイツらしいシンプルでクールなフォントですね。シンプルで読みやすいので欧米では幅広い用途で使用されていますが、反面日本ではここ最近はあまり見かけません。理由はドメイン表記をする際、「jp」の「j」の先が曲がっていないフーツラは敬遠されているのではないかと思っています。それにもう見慣れすぎたせいか、ちょっと古さも感じますしね。

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