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【登場人物】バタイアタス(Batiatus)

  『スパルタカス』で鉱山働くで奴隷だったスパルタカスを買った奴隷商人。悪辣な人物としてではなく、有力者であるクリサスとグラッカスの両方に取り入ろうとしたり、そのちょっと間の抜けた言動やコロコロと太った体躯など、お調子者でユーモラスなキャラクターとして描かれている。バリニアがどうやってバタイアタスから逃げたかをスパルタカスに説明するくだりは、演じているカークダグラスとジーン・シモンズが素で笑っているようにも見える。まあ、そういうキャラなので仕方ないけど二人ともちょっと笑い過ぎでは?

【俳優】ピーター・ユスチノフ(Peter Ustinov)

 『スパルタカス』で奴隷商人のバタイアタスを演じた。アガサ・クリスティーの一連のミステリーで名探偵ポアロ役といえば思い出す人も多いはず。『スパルタカス』では奴隷の反乱とその挫折という内容から、どうしても雰囲気が重くなりがちだが、その独特のキャラクターでユーモアを持ち込んでいる。その辺りが評価されたのか、本作でアカデミー助演男優賞を受賞した。主な出演作は『クォ・ヴァディス』('51)、『エジプト人』('54)、『俺たちは天使じゃない』('55)、『歴史は女で作られる』('56)、『トプカピ』('64)、『黒ひげ大旋風』('68)、『ナイル殺人事件』('78)、『地中海殺人事件』('82)、『死海殺人事件』('88)、『ロレンツォのオイル/命の詩』('92)、『プロポーズ』('99)。『トプカピ』でもアカデミー助演男優賞を受賞している。  1921年4月16日ロンドン生まれ、2004年3月28日死去、享年82歳。

【トリビア】短期除隊兵(The Short-Timers)

 『フルメタル・ジャケット』の原作名。キューブリックはこのタイトルを気に入らず採用しなかった。曰く「まるで半日しか働かない人みたいじゃないか!」・・・ごもっともです。

【関連記事】過激な性描写、暴力、宗教、差別など「物議を醸した映画」25本

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 米エンターテインメント・ウィークリー誌が、映画史上最も「物議を醸した映画」25本を発表した。 第1位は、メル・ギブソン監督がイエス・キリストを描いた「パッション」(04)。キリストの拷問シーンの凄惨さが話題になったほか、反ユダヤ主義的であると激しいバッシングを受けた。ほかにも「最後の誘惑」「ダ・ヴィンチ・コード」など、キリスト教がからんだ映画は大きな論争を巻き起こすことが多い。その他、過激な性描写や暴力描写が問題視された映画が多数ランクインした。 25作品は以下の通り。 「パッション」(04)/宗教問題(キリスト教) 「時計じかけのオレンジ」(71)/暴力描写 「華氏911」(04)/政治問題 「ディープ・スロート」(72)/過激な性描写 「JFK」(91)/歴史歪曲の可能性 「最後の誘惑」(88)/宗教問題(キリスト教) 「国民の創世」(15)/人種差別問題 「ナチュラル・ボーン・キラーズ」(94)/暴力描写、模倣犯による殺人事件 「ラストタンゴ・イン・パリ」(72)/過激な性描写 「ベビイドール」(56)/幼な妻 「ザ・メッセージ」(77)/宗教問題(イスラム教) 「ディア・ハンター」(78)/人種差別問題 「ダ・ヴィンチ・コード」(06)/宗教問題(キリスト教) 「ウォリアーズ」(79)/暴力描写 「意志の勝利」(35)/ナチスのプロパガンダ映画 「ユナイテッド93」(06)/同時多発テロ問題 「フリークス」(32)/不具者の描写 「私は好奇心の強い女」(67)/過激な性描写 「氷の微笑」(92)/性描写、同性愛者の描き方 「食人族」(79)/残虐描写 「俺たちに明日はない」(67)/暴力描写 「ドゥ・ザ・ライト・シング」(89)/人種問題(のちのロス暴動を誘発したと言われた) 「キッズ」(95)/10代のセックスとドラッグ 「カリギュラ」(80)/過激な性描写 「アラジン」(92)/アラブ系への差別 (引用: 映画.com ニュース/2009年5月18日 )  全部は見てないですし、リアルタイムで話題になっていたのを経験していない作品もあるので何とも言えませんが、『華氏911』や『JFK』、『ダ・ヴィンチ・コード』『食人族』あたりは今となってはネタ映画扱いですからね。まじめに取り上げるのはどうかと思いますが。『アラジン』って差別問題になってたんでしたっけ?...

【撮影・技術】真下からのアングル

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  キューブリックは極端シーンに極端なアングルでこれを使う傾向があり、『2001年宇宙の旅』のロジックメモリ室に入るシーン、『時計じかけのオレンジ』のキャットレディの撲殺シーンや、作家がアレックスと気づいて発狂するシーン、『シャイニング』の倉庫に閉じ込められたジャックのシーンなど、どれもインパクトが必要なシーンばかりで使っている。

【関連書籍】ザ・スタンリー・キューブリック/キネマ旬報社編

 キネマ旬報社によるキューブリック本。初版が1981年と古い本だが、現在ではオークションや古書店で容易に入手可能。内容は当時最新のキューブリック映画だった『シャイニング』までとなっていて各論者による個人的な評が多いが、キューブリック本人のコメント集は貴重で資料性も高い。安価で入手できるなら持っていて損はない。

【関連記事】米Yahoo!が「死ぬ前に見たい映画100」をリストアップ

 米Yahoo!が3月22日、「死ぬ前に見たい映画100」という映画史上の名作リストを発表した。  同サイトの編集スタッフが熱い議論の末に選りすぐった順不同のリストとのことだが、アメリカ映画偏重ではなく、世界的な名作が適度にちりばめられている。日本映画からは「羅生門」「七人の侍」「もののけ姫」の3本が入り、監督別の最多はスティーブン・スピルバーグ監督作の5本だった。2000年以降の作品が「花様年華」と「ロード・オブ・ザ・リング」3部作のみと、クラシックな名作がズラリと並んだ。  「エイリアン2」は? 「タクシードライバー」は? 「ファイト・クラブ」は? 「千と千尋の神隠し」は? と思われる向きも多いだろうが、映画ファンを自認するなら当然見ておくべき名作映画ベスト100になっている。 Yahoo!選出「死ぬ前に見たい映画100」(英語題のABC順、カッコ内は製作年&監督名)は以下の通り。 「十二人の怒れる男」(1957、シドニー・ルメット) 「2001年宇宙の旅」(1968、スタンリー・キューブリック) 「大人は判ってくれない」(1959、フランソワ・トリュフォー) 「8 1/2」(1963、フェデリコ・フェリーニ) 「アフリカの女王」(1952、ジョン・ヒューストン) 「エイリアン」(1979、リドリー・スコット) 「イヴの総て」(1950、ジョセフ・L・マンキウィッツ) 「アニー・ホール」(1977、ウッディ・アレン) 「地獄の黙示録」(1979、フランシス・フォード・コッポラ) 「アルジェの戦い」(1967、ジッロ・ポンテコルボ) 「自転車泥棒」(1948、ビットリオ・デ・シーカ) 「ブレードランナー」(1982、リドリー・スコット) 「ブレージングサドル」(1974、メル・ブルックス) 「欲望」(1966、ミケランジェロ・アントニオーニ) 「ブルーベルベット」(1986、デビッド・リンチ) 「俺たちに明日はない」(1967、アーサー・ペン) 「勝手にしやがれ」(1959、ジャン=リュック・ゴダール) 「戦場にかける橋」(1957、デビッド・リーン) 「赤ちゃん教育」(1938、ハワード・ホークス) 「明日に向って撃て!」(1969、ジョージ・ロイ・ヒル) 「カサブランカ」(1942、マイケル・カーティス) 「チャイナタウン」(1974、ロマン・ポランスキー) ...

【音楽家】ボブ・ハリス(Bob Harris)

  『ロリータ』でサウンドトラックを担当した作曲家。実は『現金に体を張れ』から『ロリータ』までキューブリックと共に「ハリス・キューブリック・プロ」を立ち上げ、キューブリックのプロデューサーを買って出たジェームズ・B・ハリスの実弟で、ハリスがキューブリックに頼み込んで採用してもらったとの事。  1925年9月27日アメリカ・ニューヨーク出身。2000年2月13日死去、享年74歳。

【スタッフ】ダルトン・トランボ(Dalton Trumbo)

  『スパルタカス』の脚本家。有名なハリウッド・テンの中の一人。共産主義者の疑いを掛けられてハリウッドを追放されたが、実際にアメリカ共産党員だった。  トランボの掲げた理想的な平等社会を目指した革命家という脚本は、人間を善悪の二元論で描写したがらないキューブリックとはソリが合わず、結局キューブリックが折れる形で監督するハメになる。その鬱屈した思いは次作『ロリータ』で盛大に皮肉られている。  主な参加作品は『潜水艦SOS』(1937)、『恋愛手帖』(1940)、『新妻はお医者さま』(1941)、『奥様は魔女』(1942)、『夫は還らず』(1943)、『東京上空三十秒』(1944)、『緑のそよ風』(1945)、『拳銃魔』(1950)、『火星探険』(1950)、『不審者』(1951)、『その男を逃すな』(1951)、『カーニバルの女』(1954)、『軍法会議 』(1955)、『テキサスの死闘』(1958)、『カウボーイ』(1958)、『果てしなき夢』(1959)、『栄光への脱出』(1960)、『ガン・ファイター』(1961)、『脱獄』(1962)、『いそしぎ 』(1965)、『ハワイ』(1966)、『フィクサー』(1968)、『ホースメン』(1971)、『FTA』(1972)、『ダラスの熱い日』(1973)、『追憶』(1973)、『パピヨン』(1973)、『新・ローマの休日』(1987)、『オールウェイズ』(1989)など。ハリウッド追放中に変名で書いた『ローマの休日』(1953)でアカデミー脚本賞、『黒い牡牛』(1956)で原案賞を受賞し、『ジョニーは戦場へ行った』(1971)では脚本のほか監督も担当している。  1905年12月9日アメリカ・コロラド州モントローズ出身、1976年11月10日死去、享年70歳。

【関連書籍】ザ・キューブリック 知られざる秘かな愉しみ方/モノリス1・2・3編

  キューブリック逝去に便乗して出版された質の悪い便乗本。内容は悪意に満ちていて読むに耐えない。この本は編者として「モノリス1・2・3」なる名称があるが、実質的には本書の半分を執筆している尾之上浩司氏と望月明日香氏が中心になってまとめられたと考えてよさそうだ。両氏のキューブリックに対する論考の是非はここでは問わないが、この日本で出版された最悪のキューブリック本に執筆者として名前を連ねているという名誉はここで強調しておきたいと思う。いかに最悪かは、この巻頭を飾る言い訳がましい一文をお読みになれば、本書がいかなる意図を持って企画されたかご推察いただけるかと思う。  「英米映画界を代表する天才、スタンリー・キューブリック監督。われわれに残してくれた名作の数々は、時代を超えて人々を魅了し、輝き続けています。本書は、そんな彼の作品群を、従来の形式張った語り口とは違う手法で論評してみようと企画されたものです。よっていたずらに故人の名誉や故人の作品を傷つけたり、不用意に揶揄する意図はいっさいありません。本書が、果敢で職人気質、ユーモアにあふれた才人、キューブリック監督の新たな側面を理解する一助になれば、と願ってやみません。心より、スタンリー・キューブリック監督のご冥福をお祈りいたします。1999年8月 本書スタッフ一同」  折角なのでその名誉あるスタッフのお名前を次に全て列記したい。 執筆者:尾之上浩司、望月明日香、ドリー・蛇臼、佐藤良平、佐藤正美、柿本 玲 発行人 的場康樹(現アイブックコミュニケーションズ代表取締役)  因に版元であるフットワーク出版なる会社は既に存在しない。

【登場人物】ジョーカー(Joker)

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  『フルメタル・ジャケット』 の主人公。声色使いで声帯模写が得意だからという理由で、ハートマン軍曹よりこのニックネームを拝命した。もっと象徴的な意味を考えれば「冗談なのは現実(世間)の方で、戦場そのものは真摯である」と語るジョーカーという存在そのものが、戦争の欺瞞に満ちた二面性を体現していると言えるだろう。それは胸につけたピースバッチ(平和の象徴=世間の醜悪な姿=悪い冗談)とヘルメットの「Born To Kill」(生まれながらの殺し屋=銃弾となった自分自身=戦場の真摯な姿)からも伺える。

【俳優】マシュー・モディーン(Matthew Modine)

  『フルメタル・ジャケット』で、主人公のジョーカー二等兵を演じた。他の出演作品では、アラン・パーカー監督の『バーディー』('84)が有名。あと『ショート・カッツ』('93)、『トランスポーター2』('05)、『ショート・カッツ』('93)、『ダークナイト・ライジング』('12)など。  1959年3月22日カリフォルニア州生まれ。

【俳優】ジャミ-・スミス(Jamie Smith)

 『非情の罠』の主人公のボクサー、デイヴィを演じた。生年、出身地不祥。主にTVドラマで活躍していたようだ。

【登場人物】デイヴィ・ゴードン(Davey Gordon)

  『非情の罠』の主人公。ボクサーだが最近は負けが込んでいて、引退しようと考えている。そんな時知り合ったグロリアと共にシアトルに行こうとするのだが・・・。

【関連記事】引退を止めたのはキューブリック監督!ヴィネッサ・ショウが思い出を語る!

 ヴィネッサ・ショウが、巨匠スタンリー・キューブリック監督との仕事について語ってくれた。  ジェームズ・マンゴールド監督やウディ・アレンら名だたる巨匠たちと仕事をしてきた経験のあるヴィネッサ。その中でも特に、キューブリック監督との仕事は女優としてのターニングポイントになったと語る。「キューブリック監督は完ぺき主義者で、ささいなシーンでも、自分が納得するまで撮り続ける人よ。わたしは『アイズ ワイド シャット』に出演するまで、子役時代の演技が抜け切れていなかったの。子役のときは、マークされた場所に立って、間違えないように自然にセリフを言うことだけを考えていたの。プロデューサーの顔を横目で見ながら、予算のことを心配したりしてね(笑)。けれどこの作品で女優としての才能を自由に開花させることができたと思うわ!」とのことだ。  さらにヴィネッサは「実は女優を辞めようとも思っていたの。それまで女優としての深みを演技で感じたことがなかったからね。でも『アイズ ワイド シャット』では、キャラクターの人間性を追求することができたの。キューブリック監督との仕事は、まるでアスリートが試合前に集中しているような感じね。それにキューブリック監督は女優業を辞めようとしていたわたしに、これからも続けるよう説得してくれたの」と話してくれた。もしそこで女優を辞めていたら、学校の先生になっていたかもしれないと教えてくれた。  ヴィネッサの最新作映画『トゥー・ラバーズ』(原題)は、ニューヨークのブルックリンを舞台に、両親とともに暮らしながらクリーニング屋で働くレオナルド(ホアキン・フェニックス)がサンドラ(ヴィネッサ)という恋人がいるにもかかわらず、上の階に引っ越してきた女性に恋心を抱く大人のラブストーリー。ホアキン最後の出演作としても話題となっている。(取材・文:細木信宏 / Nobuhiro Hosoki) ( 引用:シネマトゥデイ映画ニュース/2009年2月18日 )  『アイズ ワイド シャット』の娼婦のドミノ役の女優さんですね。トムとの間に流れる微妙な絡みというか空気感はすごく良かったです。

【俳優】ゲイリー・コックレル(Gary Cockrell)

  『ロリータ』でロリータの夫、リチャードを演じた。その後キューブリックと袂を分かったジェームズ・B・ハリスが監督した『駆逐艦ベッドフォード作戦 』(1965)にも出演している。  他の主な出演作は『ターザン大いに怒る』(1960)、『ラブ・ハント講座 』(1961)、『ダイナミック作戦 』(1961)、『レッツ・ゴー物語 』(1962)、『野性の太陽』(1962)、『戦う翼』(1962)、『銃殺指令』(1963)、『卑怯者の勲章』(1964)、『合衆国最後の日』(1977)など。  1932年12月4日アメリカ出身。

【登場人物】リチャード・T・シラー(Richard T. Schiller)

 『ロリータ』で、ロリータと結婚した耳は悪いが人のいい夫。

【監督】映画監督スタンリー・キューブリックについて

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Stanley Kubrick(IMDb)  1928年7月26日、ニューヨーク・ブロンクス出身。ルック社のカメラマンとしてキャリア積み、いくつかのドキュメンタリ-作品を制作した後、1953年 自主制作映画『恐怖と欲望』で監督デビューを果たす。代表作は『2001年宇宙の旅』(1968)、『時計じかけのオレンジ』(1971)、『シャイニング』(1980)、『フルメタル・ジャケット』(1987)など。1999年7月公開へ向けて『アイズ ワイド シャット 』を制作、試写の段階までこぎつけたが、 1999年3月7日、 ロンドン郊外の自宅で心臓発作で急逝した。享年70歳。

【バイオグラフィー】映画監督スタンリー・キューブリックの生涯

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Stanley Kubrick(IMDb) ●生誕からプロカメラマンとして過ごしたニューヨーク時代(1928-53)  1928年(0歳)、7月26日にニューヨークのブロンクスで開業医の息子として生まれたキューブリックは、13歳の誕生日に父からカメラを贈られる。若いキューブリックを惹き付けたのは、チェス、ジャズドラム、そしてカメラだったが、特にカメラには夢中になり、学校の成績などおかまいなしに写真部の活動に熱中したようだ。  1945年(16~17歳)、16歳の時、ルーズベルトの死を知らせる新聞を、悲痛な表情で読んでいる新聞スタンドの売り子の写真が、写真報道誌「ルック」誌に買い上げられる。また、その後も何点か同様に買い上げられる。この事により、授業そっちのけで、より一層写真に夢中になったキューブリックだが、ハイスクールはかろうじて卒業できたものの、成績不振のために志望の大学には進めなかった。だが幸運にも、前出の「ルック」に見習いカメラマンとして入社できることになり、以来4年半もの間、アメリカ国内やポルトガルなどを飛び回り、ジャーナリストとして様々な経験を積む。そのことは、その後の彼の映画のスタイルを決定づけたと言われている。  1947年(18~19歳)、本格的に映画監督を志すようになったキューブリックは、まず手始めにニューヨーク近代美術館で過去の名作を、街の映画館では最新の映画を片っ端から観てまわった。映画に関する書籍も読みあさっり、特にプトキンの『フイルム・テクニック』と、ニコライ・M・ゴルチャコフの『スタニフラフスキーが演出する』には大きな影響を受けたようだ。また、この頃単発飛行機の免許を取得する。  1948年(19~20歳)、 ハイスクール時代の同級生であったトーバ・メッツと結婚、グリニッジ・ビレッジに新居を構える。また、「プロボクサー」と題された一連の取材と撮影を担当する。これは当時24歳のボクサー、ウォルター・カルティエの試合当日を追ったフォト・ドキュメントで、この取材は翌年ドキュメンタリー映画『拳闘試合の日』として結実する。  1950年(21~22歳)、ルック社を退社し、自己資金で初めての短編ドキュメンタリー映画『拳闘試合の日』を製作、RKO=パテに4000ドルで売却する。RKO=パテは今度は逆にキューブリックに1500ドル融資し、短編ドキュメンタ...

【関連記事】著者名はジャック・トランス!「シャイニング」の映画内小説が本に

 スティーブン・キングの傑作ホラー小説をスタンリー・キューブリック監督が映画化した「シャイニング」(80)の中で、ジャック・ニコルソン扮する主人公の小説家ジャック・トランスが執筆していた小説が実際に本として発売された。  本のタイトルは「All Work and No Play Makes Jack a Dull Boy」、著者名はジャック・トランス。といってもこれは、ニューヨーク在住のアーティスト、フィル・ビューラーが仕掛けたアーティストブック(ジョークブック)だ。  雪に閉ざされた山間のリゾートホテルに冬場の管理人としてやってきた、スランプ中の小説家とその妻と5歳の息子。彼らが遭遇する恐怖を描いたこの映画の中でも最も恐ろしく印象的なのが、ジャックが広いロビーで1人、一心不乱にタイプライターで打ち込んでいた“小説”の内容を妻ウェンディ(シェリー・デュバル)が目にしたシーンだろう。  そこにはただひたすら、数10ページにわたって「All Work and No Play Makes Jack a Dull Boy」のフレーズが繰り返されているだけだった……。ジャックの狂気をまざまざと見せつけた名場面だ。「仕事ばかりしているとダメになる/よく学び、よく遊べ」といった意味のことわざだが、今回出版された本には80ページにわたってこのフレーズがレイアウトされている。 (引用: 映画.com ニュース/2009年1月7日 )  どんなものか見てみたかったのですが、 アメリカのアマゾン には取り扱いがありました。ちょっと見ただけですが、イマイチ「狂気」が足らないような気がしますね。