【サウンドトラック】ミュージック・フロム・モーションピクチャー・サウンドトラック『2001年宇宙の旅』(Music From The Motion Picture Sound Track 2001: A Space Odyssey)※オリジナルMGM盤

 A面

  1. ツァラトゥストラはかく語りき( R.シュトラウス)(1:38)/カール・ベーム指揮:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団|Also Sprach Zarathustra(Richard Strauss)/Karl Bohm Cond. The Berlin Philharmonic Orch.
  2. ソプラノ、メゾ・ソプラノ、2つの混成合唱と管弦楽のためのレクイエム(リゲティ)(4:01)/フランシス・トラヴィス指揮:バイエルン放送交響楽団|Requiem For Soprano, Mezzo-Soprano, 2 Mixed Choirs & Orchestra(Gyorgy Ligeti)/Francis Travis Cond.  The Bavarian Radio Orch.
  3. 永遠の光を(リゲティ)(5:49)/クリトゥス・ゴットヴァルト指揮 :シュトゥットガルト・スコラ・カントールム|Lux Aeterna(Gyorgy Ligeti)/Stuttgart Schola Cantorum Cond. By Clytus Gottwald 
  4. 美しく青きドナウ(J.シュトラウス)(6:55)/ ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団|The Blue Danube(Johann Strauss)/Herbert von Karajan Cond. The Berlin Philharmonic Orch.

B面

  1. 舞踏組曲《ガイーヌ》から「アダージョ」(ハチャトゥリアン)(5:11)/ゲンナディ・ロジェストヴェンスキー指揮:レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団|Gayne Ballet Suite(Adagio)(Aram Khatchaturian)/Leningrad Philharmonic Orch. Cond.By Gennadi Rozhdestvensky
  2. 無限の宇宙(リゲティ)(7:56)/エルネスト・ブール指揮:南西ドイツ放送管弦楽団|Atmospheres(Gyorgy Ligeti)/Sudwestfunk Orch. Cond.By Ernest Bour
  3. 美しく青きドナウ(J.シュトラウス)(3:30)/ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団|The Blue Danube(Johann Strauss)/Herbert von Karajan Cond. The Berlin Philharmonic Orch.
  4. ツァラトゥストラはかく語りき( R.シュトラウス)(1:38)/カール・ベーム指揮:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団|Also Sprach Zarathustra(Richard Strauss)/Karl Bohm Cond. The Berlin Philharmonic Orch.


 1968年にMGMから発売された『2001年宇宙の旅』のオリジナル・サウンドトラックのアナログLP盤。映画での『ツァラトゥストラはかく語り』はカラヤン指揮、ウィーン・フィルの録音が使用されだが、権利を保有するデッカがサントラへの収録を認めなかったため、代わりにカール・ベーム指揮、ベルリン・フィルの演奏が収録されている。キューブリックはBBCラジオで放送されたリゲティ(北ドイツ放送合唱団および交響楽団)を聴いたクリスティアーヌからその素晴らしさを聞きつけ、リゲティを知ったが、サントラにはドイツWergoレーベルからリリースされていた『Ligeti』の音源を使用。それでも不足した『レクイエム』はフランシス・トラヴィス指揮、バイエルン放送交響楽団の録音を使用している。

 人気のアルバム故に、アナログLPやCDなど様々な形で再発を繰り返しているが、1996年にターナーから決定版リイシューCDがリリースされたので、まずそちらの購入をオススメしたい。

  • 1986年にアメリカMCAからリリースされたオリジナルMGM盤のCD化。タイトルに「VOLUME TWO」とあるがこれは間違い。
  • 1986年にドイツのポリドールから発売された「ポリドール盤」CD。A面・B面に2つに分けられていた『ドナウ』を一曲にまとめたため、MGM盤より1曲少ない7曲。詳細はこちら。
  • 1989年にイギリスEMIからリリースされたオリジナルMGM盤のCD化
  • 1990年にアメリカCBSからリリースされたオリジナルMGM盤に『アトモスフェール』を加え、映画の登場順に曲を並び替えた8曲入りCD。詳細はこちら。
  • 1996年にターナーから発売された、映画に使用されたカラヤン指揮・ベルリンフィルの『ツァラトゥストラはかく語りき』を収録した決定版CD。詳細はこちら。

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