【トリビア】ラスト・シーン(Last Scene)

  ラストシーンについてのエピソードを少し…。

 『スパルタカス』では、史実として確認されていないにも関わらず、スパルタカスを磔にしたのはキューブリックの主張らしい。

 『突撃』では、映画を当てたいと考えていたキューブリックが、脚本をハッピー・エンドに変更したが、「最初に読んだ通りの脚本でないと出演しない」とダグラスに怒られ、元の脚本に戻した。

 『ロリータ』では、ハンバートとロリータが寝てしまえば、それ以降のストーリーに、観客が注意を払わなくなってしまうのを避けるため、ラスト・シーンを頭に持ってきたという。

 当初の『博士の異常な愛情』のラストは、最高作戦室を隠し撮りしているのを見つかり、取り押さえられたソ連大使がパイを投げたところ、米大統領に当たってしまい、全員参加のパイ投げ合戦が始まってしまう。それが例の核爆発のシーンにつながっていた。(パイ投げのシーンは撮影までされた)そして最後に「我々の銀河から、遠く離れた死の惑星〈地球〉の、風変わりな喜劇をお届けしました」とのテロップが流れて終わる予定だったらしい。

 『2001年宇宙の旅』では小説版通り、スターチャイルドが地球の衛星軌道上にある原子力衛星(猿人の骨から、宇宙のシーンに切り替わる時に最初に登場した衛星)を「意思の力」で破壊する予定だったが、前作の『博士の…』を連想させる、との判断で取りやめになった。

 『シャイニング』では、初公開の初期、ホテルを命からがら脱出したウエンディとダニーが、収容された病院でホテルの支配人に、事情を説明するシーンがあったが、これを不要と判断したキューブリックが、上映している映画館に向けて、該当のシーンを削除するようにとの支持を出した。

TOP 10 POSTS(WEEK)

【パロディ】マルコム・マクダウェルが米NBCの人気コメディー番組『サタデー・ナイト・ライブ』で披露した、『時計じかけのオレンジ』のセルフパロディ

【関連記事】クリストファー・ノーランがスタンリー・キューブリックに聞いてみたい質問とは?

【パロディ】アメリカ・ワシントン州にある映画館「ドラゴンフライ・シネマ」が制作した『シャイニング』のパロディ動画

【関連記事】原田眞人氏が『フルメタル・ジャケット』のセリフ翻訳担当の経緯と、その作業内容を語ったインタビュー記事

【インスパイア】ブリトニー・スピアーズ ft. ティナーシェ/スランバー・パーティー(Britney Spears - Slumber Party ft. Tinashe)

【台詞・言葉】ハートマン先任軍曹による新兵罵倒シーン全セリフ

【ブログ記事】キューブリックとハリスが登場する、セブン・アーツが制作した『博士の異常な愛情』の広告

【台詞・言葉】『時計じかけのオレンジ』に登場したナッドサット言葉をまとめた「ナッドサット言葉辞典」

【関連記事】ペンギンブックス版『時計じかけのオレンジ』のカバーデザインを担当したデイビット・ペルハムのインタビュー

【ブログ記事】『ロリータ』のラストシーンに登場した女性の肖像画の画家、ジョージ・ロムニーのロリコン人生