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ライラの冒険/黄金の羅針盤」のDVDが全米で発売されたことを記念して、米エンターテインメント・ウィークリー誌が、「映画化作品にガッカリした23本」を発表した。言わば、原作本の方が映画より断然良かった作品例だ。
フィリップ・プルマンの同名ファンタジー小説を映画化した「ライラの冒険/黄金の羅針盤」はもちろん、ダン・ブラウンの世界的なベストセラーを映画化した「ダ・ヴィンチ・コード」(ロン・ハワード監督)、アーサー・ゴールデンの「さゆり」の映画化作品「SAYURI」(ロブ・マーシャル監督)、ホメロスの叙事詩「イリアス」を原作にした「トロイ」(ウォルフガング・ペーターゼン監督)、アルトゥール・シュニッツラーの恋愛小説(「Trumnovelle」)が原作の「アイズ・ワイド・シャット」(スタンリー・キューブリック監督)、レイ・ブラッドリの短編SF「いかずちの音」が原作の「サウンド・オブ・サンダー」(ピーター・ハイアムズ監督)、ニック・ホーンビィの「ぼくのプレミア・ライフ」を原作にサッカーから野球へ変えた「2番目のキス」(ボビー・ファレリー&ピーター・ファレリー監督)など、 有名作品がずらりと並んでいる。映画が小説を超えることはなかなか難しいようだ。
『アイズ ワイド シャット』の原作、シュニツラーの『夢小説(Trumnovelle)』はそんなに傑作でしたっけ?時代遅れの官能小説という印象しかなかったですが・・・。まあ性的な心理学(要するにフロイト)的にはいろいろ深読みできそうですが。