【関連記事】仏誌が選ぶ「映画の中のファムファタル25人」

 ダニエル・クレイグ主演、「007」シリーズ最新第23作「007 スカイフォール(原題)」のボンドガールにフランスの若手女優ベレニス・マーロウが決定したことを記念し、仏GQ誌が「映画の中のファムファタル25人」を発表した。

 サム・メンデス監督が白羽の矢を立てたマーロウは、仏国内でもそれほど知名度は高くなく、主にテレビ向けの作品に出演していた程度だったが、同誌は「彼女の茶色の髪と瞳は、イタリア女優モニカ・べルッチのような美しさ」と評している。

 その他、ゴダール作品のアンナ・カリーナ、伊映画「愛の嵐」で裸の上半身にサスペンダーのみの姿で、ナチスの帽子をかぶって踊る若き日のシャーロット・ランプリングや、「ドンファン」のブリジット・バルドーとジェーン・バーキンの美しい同性愛シーンなど、妖艶な魅力で男をとりこにする美女たちの名がずらりと並んだ。「映画の中のファムファタル」に選ばれた女優と作品は以下の通り。

▽ベレニス・マーロウ「007 スカイフォール(原題)」(12)

▽ソフィー・マルソー「女写真家ソフィー」(00)

▽ニコール・キッドマン「アイズ・ワイド・シャット」(99)

▽ブリジット・バルドーとジェーン・バーキン「ドンファン」(73)47395

▽サルマ・ハエック「デスペラード」(95)

▽ジュリー・クリスティ「ダーリング」(65)

▽シャーロット・ランプリング「愛の嵐」(73)

▽ジャクリーン・ビセット 「ザ・ディープ」(77)

▽ペネロペ・クルス「ブロウ」(01)

▽ソフィア・ローレン「昨日・今日・明日」(63)

▽ジェシカ・アルバ「シン・シティ」(05)

▽ミシェル・ファイファー「スカーフェイス」(83)

▽ウルスラ・アンドレス「007 ドクター・ノオ」(62)

▽ナタリー・ポートマン「クローサー」(04)

▽リュディビーヌ・サニエ「スイミング・プール」(03)

▽アンナ・カリーナ ジャン=リュック・ゴダールのすべての作品

▽ブルック・シールズ「青い珊瑚礁」(80)

▽エバ・グリーン「ドリーマーズ」(03)

▽エバ・メンデス「アンダーカヴァー」(07)

▽ロミー・シュナイダー「太陽が知っている」(68)

▽カトリーヌ・ドヌーブ「昼顔」(67)

▽ジェーン・フォンダ「逃亡地帯」(66)

▽ハル・ベリー「ソードフィッシュ」(01)

▽ジーン・セバーグ「勝手にしやがれ」(60)

▽モニカ・べルッチ「アレックス」(02)

(引用:映画.com ニュース/2012年1月4日



 フランスの雑誌が選んでいるのでチョイスに偏りはありますが、その中で『アイズ…』のキッドマンが選ばれているのはなかなかいいセンスです。まあ劇中では「ファムファタル(悪女)」というよりシニカルで挑発的、攻撃的ですらありました。でもそれってキューブリック本人そのまんまなんですよね。そういう論調ってほとんど見かける事がありませんが、そんなに分かりづらかったでしょうか?不思議です。

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