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 『2001年宇宙の旅』の「木星、そして無限の彼方へ」のスーパーからラストシークエンスまで、ピンク・フロイドが1971年に発表した名曲『エコーズ』と完全にシンクロするという話がかなり昔からあって、実際映像と曲を合わせてみた動画も以前からいくつかアップされたりしています。単なる偶然とも言われているけど、それは上記リンクで是非そのシンクロ具合を確認してみてください。

 因にキューブリックがフロイドに『2001年…』の音楽のオファーを出したという話が伝わっているけど、個人的にはかなり懐疑的。1968年4月の公開直前まで制作を続けていたとはいえ、ピンクフロイドがデビューしたのは前年の1967年。デイブ・ギルモアの加入は翌68年なのでこの頃はまだシド・バレット時代で、後のプログレ色はまだなくサイケデリック色の強いブルース+ジャズ+インプロビゼイションが中心の頃。アルバムリリースはデビュー作の『夜明けの口笛吹き』のみで、キューブリックがこのアルバムを聴いてオファーを出したとはとても思えない。唯一可能性を感じるのは『星空のドライブ(Interstellar Overdrive)』という曲だけど、これもバリバリのサイケブルースロックだし。でも、ウォーターズやギルモア時代も悪くないけどこの頃が一番好み。バレットは後に「クレイジーダイヤモンド」となってしまうのだけどね。

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