【登場人物】クラサス(Crassus)
『スパルタカス』でローマ元老院で閥族派(オプティマス)の長老。女奴隷のヴァリニアを気に入り、スパルタカスからヴァニリアを奪おうと何かと画策するが結局果たせなかった。クラサスが同性愛者だったことを暗示させるシークエンスは、当時の検閲を考慮してカットされたが、後のTV放映やBD等では『復元版』として復活している。演じたローレンス・オリビエは実際にホモセクシャル(正確にはバイセクシャル)だったようで、マーロン・ブランドとプールでキスしていたところを目撃されている。マーロン・ブランドといえば『片目のジャック』でキューブリックと対立し、遂には追い出してしまった元凶。その二人の間では当時「やあローレンス、キューブリックとは上手くいっているかい?」「君は奴を自分の映画から追い出したそうじゃないか、マーロン」「あの若造は俺の言う事にはいっさい従わなかったからな。そういう奴は大嫌いなのを知ってるだろ?」「ああ、よく知ってるよ、マーロン・・・」などという会話が交わされた・・・のかも知れない。