【関連記事】「ヨーダ」生みの親スチュアート・フリーボーンさんが死去

 映画『スター・ウォーズ』の人気キャラクター・ヨーダのデザイナーとして知られるスチュアート・フリーボーンさんが現地時間5日、ロンドンで死去した。98歳。The Hollywood Reporterなどが報じた。

 スチュアートさんは1930年代からキャリアをスタートさせ、デヴィッド・リーン監督、スタンリー・キューブリック監督、シドニー・ルメット監督などの作品で活躍したメイクアップアーティスト。とりわけ『博士の異常な愛情』では、主演のピーター・セラーズの1人3役を実現させるなど、その功績から伝説的存在として知られている存在だ。

 また『スター・ウォーズ』シリーズでは、ヨーダやチューバッカ、ジャバ・ザ・ハットをデザインした。訃報を受け、ジョージ・ルーカスは「『スター・ウォーズ』に関わる前から、彼はメイクアップの伝説的存在だった」と振り返ると、「彼の芸術性と職人芸は、創造したキャラクターの中で永遠に生き続けることでしょう。『スター・ウォーズ』で彼が手掛けたキャラクターは若い世代によって新しく解釈されるかもしれませんが、彼の魂は継承されるのです」との声明を発表している。

 スチュアートさんは、妻ケイさん、息子グラハムさんと共に活動。グラハムさんは1986年に、ケイさんも昨年死去している。(編集部・福田麗)

(引用:シネマトゥデイ芸能ニュース/2013年2月7日 )



 もちろん『博士の異常な愛情』のピーターセラーズの扮装も見事でしたが、何と言っても『2001年宇宙の旅』の猿人のメイキャップは素晴らしかったです。あなたの仕事は永遠に映画史に刻まれています。長い間お疲れさまでした。

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