【トリビア】ブライアンの靴(Step Into My Shoes)
『バリー・リンドン』で音楽会のシーン、ブリンドン卿がブライアンに自分の靴を履かせてバタバタと入場し、音楽会を台無しにしてしまいますが、私(ブリンドン)の靴に(ブライアンが)足を入れる行為(Step Into My Shoes)は「私の後釜に座る」という意味になるので、「ブライアンを使って私からリンドン家を乗っ取ろうとしているだろう?」という嫌がらせでバリーを挑発しているのです。
原作を当たっていないので、このシークエンスが原作準拠なのかどうかは分からないのですが、靴音の騒音とその行為の持つ意味の両方で二重の当てこすりをするというのが、いかにもキューブリックらしいですね。