【名曲】ホ短調 三重奏曲 作品100/フランツ・シューベルト(Piano Trio in E Flat, Op.100 / Franz Schubert)

 『バリー・リンドン』で『ヘンデルのサラバンド』</a>と同じくらい繰り返し用いられた主題曲のひとつ。フランツ・シューベルト最晩年の曲のひとつで1828年にウイーンで書かれたもの。暗く、悲壮感が漂っていますがそれもそのはずで、この時すでにシューベルトは死に至る病(腸チフスとも梅毒とも言われている)に冒されてました。

 1828年といえば『バリー…』の時代設定の18世紀と時代が違ってしまいます。実はキューブリックは作中の使用楽曲全て18世紀の音楽でまかなおうとし、片っ端からレコードを聴いたそうですが、どうしても思ったような「悲劇的でロマンティック」な曲が見つけられず、仕方なく19世紀に書かれたこの曲を採用したそうです。

TOP 10 POSTS(WEEK)

【関連記事】「十代のキューブリックがニューヨークの地下鉄であなたの祖母を密かに撮影したのでしょうか?」キューブリックのルック社時代の写真『地下鉄シリーズ』、新たに18枚のプリントが見つかる

【考察・検証】キューブリックはなぜ『2001年宇宙の旅』の美術デザインを手塚治虫に依頼したか?また、もし参加していればどうなっていたか?を検証する

【台詞・言葉】ハートマン先任軍曹による新兵罵倒シーン全セリフ

【考察・検証】作品タイトルを『短期除隊兵(ショート・タイマーズ)』から『完全被甲弾(フルメタル・ジャケット)』に変更したキューブリックの真意とは

【関連書籍】戸田奈津子 金子裕子著『KEEP ON DREAMING』で語った、『フルメタル・ジャケット』翻訳家降板事件の戸田氏の言い分

【ブログ記事】スタンリー・キューブリックが遺した約1万6千枚もの写真がネット上に公開中

【考察・検証】『アイズ ワイド シャット』の儀式・乱交シーンについてのスタッフの証言集[その1]儀式シーンのリサーチについて

【関連記事】手塚治虫『惑星ソラリス』『2001年宇宙の旅』を激賞する

【考察・検証】キューブリックの死因にまつわる噂について

【考察・検証】『2001年宇宙の旅』に登場したコンピュータ「HAL9000」の変遷と「IBM→HAL説」の真偽を検証する