【プロップ】ジンチェア(Djinn Chair)
『2001年宇宙の旅』宇宙ステーションV(ファイヴ)内、ヒルトンホテルのロビーに設置されていた赤いイス、それがジンチェアです。デザインしたのはフランス人のデザイナー、オリビエ・ムルグ。1939年生まれで、フランスのインテリア・メーカーのエアボーン・インターナショナルに在籍中にこのジンチェアを製作したそうです。1965年だったそうですから、キューブリックまさに当時最先端の家具を採用したんですね。キューブリックが『2001年…』のセットや模型のほとんどは破棄(一部は現存している)してしまっていますので、キューブリック展に展示されているのは多分レプリカでしょう。
このジンチェア、家具好きの間ではいわゆるミッドセンチュリー系として知られていますが、日本でミッドセンチュリーといえばイームズ・チェアの方が一般的で、レプリカでもを扱っている店はあまりないようです。どうしても座ってみたい方は、家族サービスと称してラスクで有名なガトーフェスタ ハラダの新本館シャトー・デュ・ボヌールへ訪れてみてはいかがでしょうか?。嫁さんと子供が美味しいラスクを選んでいる間にニンマリしながら座り心地を楽しむ・・・うーん、一石二鳥ですね。