【関連記事】「シャイニング」続編刊行に合わせ、幽霊ホテル宿泊パッケージが登場

スティーブン・キングが宿泊したスタンリー・ホテル

 スティーブン・キングの長編小説「シャイニング」(1977)の続編「ドクター・スリープ(原題)」が9月24日に刊行されるが、同作ゆかりのホテルがそれに合わせた宿泊パッケージを発表した。

 米コロラド州エステスパークの老舗スタンレーホテルで、幽霊伝説を持つこのホテルに宿泊したことが、キングが「シャイニング」を執筆するきっかけになったとされている。スタンリー・キューブリック監督による1980年の映画版「シャイニング」の舞台は同ホテルではないが、キングがプロデュースした米ABCのミニシリーズ版「シャイニング」の一部は実際に同ホテルで撮影されている。

 続編小説の主人公は、中年になったダニー・トランス(ジャック&ウェンディ・トランス夫妻の一人息子で、前作ではまだ少年)。スタンレーホテルの宿泊パッケージは続編と同じく「ドクター・スリープ」と銘打たれ、特典として「シャイニング」と「ドクター・スリープ」のハードカバー本が1部ずつ付く。宿泊は続編発売日の9月24日から可能。

 なお、キングが宿泊したスタンレーホテルの217号室は、20世紀初頭に同ホテルのハウスキーパーだった女性の幽霊が出没するとされる部屋で、「ドクター・スリープ」プランの利用者が希望すれば、別途料金で217号室へのアップグレードも可能だという。

(引用:映画.com ニュース/2013年7月29日



 スティーブン・キングが『シャイニング』の続編を執筆中である事は以前記事にしましたが、出版日が決まりましたか。小耳に挟んだ限りでは『シャイニング』とは似ても似つかない内容になりそうなのであまり興味は湧きませんが、スタンリー・ホテルとタイアップとは商魂逞しいですね。このスタンリー・ホテル。原作とTVシリーズの舞台となっているのですが、幽霊話を嫌がるどころかちゃっかり宣伝に利用しちゃっているようです。この開き直りっぷりは日本じゃちょっと考えられないですね。

 当然キングは映画化を目論んでそうですが、煮え湯を飲まされたワーナーは選ばないでしょう。それよりもワーナーが企画中の『シャイニング』前日譚『オーバールック・ホテル』の方が気になります。こっちはちょっと期待しています。

TOP 10 POSTS(WEEK)

【考察・検証】『アイズ ワイド シャット』は、なぜクリスマスシーズンの物語なのか?を検証する

【関連動画】『2001年宇宙の旅』の未公開シーンとセット画像を集めた動画と、クラビウス基地で登場したハンディカメラをニコンがデザインしたという説明の信憑性について

【オマージュ】King Gnu(キング・ヌー)の新曲『一途』のMVがとっても『2001年宇宙の旅』だった件

【ブログ記事】NHK『映像の世紀~バタフライエフェクト~映像プロパガンダ戦 嘘と嘘の激突』で紹介されたプロパガンダ映画『ユダヤ人ジュース』とキューブリックとの「接点」

【インスパイア】とっても『2001年宇宙の旅』な、旧ソ連謹製SF映画『モスクワ-カシオペア(Москва – Кассиопея)』

【パロディ】映画版『バービー』の予告編がまるっきり『2001年宇宙の旅』でどう反応して良いのやら(汗

【関連記事】映画ファンが「こんな世界絶対嫌だ…」と絶望する!オススメの「ディストピア映画」10選

【関連書籍】忘れ去られた『2001年宇宙の旅』のもうひとつの原典、アーサー・C・クラーク『地球への遠征』

【オマージュ】MV全編がまるっきり『時計じかけのオレンジ』な、コットンマウス・キングス『Stomp』のMV

【パロディ】まるっきり『時計じかけのオレンジ』のアレックスのファッションをしたマーク・パンサーが登場するglobeの『genesis of next』