【関連記事】あなたはスタンリー・キューブリックのNASAレンズで撮影することができます

スタンリー・キューブリックのNASA宇宙レンズで写真を撮ることができます

 ミュンヘンのレンタルハウスは、NASAが月の裏側を撮影するためにツァイス社に依頼したスタンリー・キューブリックの f/0.7レンズが使えるようにデジタルカメラを改造しました。つまり、基本的には歴史的な遺物と一緒に外出して写真を撮ることができるということです。

 この10個セットは、1960年代の月面探査ミッション用に NASA から発注されたもので、これまでに作られた中で最も口径の広いレンズの一部です。10個のうち3個は、1975年の映画「バリー・リンドン」で使用するためにスタンリー・キューブリックに直接販売されました。キューブリックは、ろうそくの明かりだけで照らされたシーンを撮影するために、これらのレンズをミッチェルBNCカメラで使用できるように改造しました。

(引用:GIZMODO/2013年8月5日



 Kubrick Collectionというサイトでキューブリックが『バリー・リンドン』で強引にミッチェル・カメラにくっつけて使用したNASAのレンズと同じ、F値0.7のレンズを使用したフルハイビジョン・カメラをレンタルしているそうです。サンプルギャラリーを見ればその実力は一目瞭然、すごいものですね。ロウソクと女性のショットはまさに『バリー…』の世界。アナログとデジタルの違いはあるにせよ、カメラ好きは是非弄ってみたいと思うのではないでしょうか。

 ただ、料金等は問い合わせなければならないようです。このサイトではこのカメラ一式を「キューブリック・カメラ」と呼称しているようですが、将来このF値0.7のレンズを「キューブリック・レンズ」と呼ぶ事が一般化する時代が来るかもしれないですね。そうなればご本人もきっと喜ぶことでしょう。

TOP 10 POSTS(WEEK)

【考察・検証】『アイズ ワイド シャット』は、なぜクリスマスシーズンの物語なのか?を検証する

【関連動画】『2001年宇宙の旅』の未公開シーンとセット画像を集めた動画と、クラビウス基地で登場したハンディカメラをニコンがデザインしたという説明の信憑性について

【オマージュ】King Gnu(キング・ヌー)の新曲『一途』のMVがとっても『2001年宇宙の旅』だった件

【ブログ記事】NHK『映像の世紀~バタフライエフェクト~映像プロパガンダ戦 嘘と嘘の激突』で紹介されたプロパガンダ映画『ユダヤ人ジュース』とキューブリックとの「接点」

【インスパイア】とっても『2001年宇宙の旅』な、旧ソ連謹製SF映画『モスクワ-カシオペア(Москва – Кассиопея)』

【パロディ】映画版『バービー』の予告編がまるっきり『2001年宇宙の旅』でどう反応して良いのやら(汗

【関連記事】映画ファンが「こんな世界絶対嫌だ…」と絶望する!オススメの「ディストピア映画」10選

【関連書籍】忘れ去られた『2001年宇宙の旅』のもうひとつの原典、アーサー・C・クラーク『地球への遠征』

【オマージュ】MV全編がまるっきり『時計じかけのオレンジ』な、コットンマウス・キングス『Stomp』のMV

【パロディ】まるっきり『時計じかけのオレンジ』のアレックスのファッションをしたマーク・パンサーが登場するglobeの『genesis of next』