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 映画『2001年宇宙の旅』『未知との遭遇』など数々の名作でSFXスーパーバイザーを務めた映画界の大御所、ダグラス・トランブルが、8月7日からスイスで行われるロカルノ国際映画祭でVision Awardを授与されることが明らかになった。

 今年で第66回を迎える同映画祭で、トランブルが関わった中でも代表作の『2001年宇宙の旅』『未知との遭遇』、そしてトランブル自ら監督した『サイレント・ランニング』の3作品を上映し、さらにマスター・クラスというトランブル自ら司会を務め自身の作品について語るイベントも行われる。

 現在71歳のトランブルは、映画『オズの魔法使』で特撮に関わっていたドン・トランブルの息子として1942年に生まれ、NASAと科学映画製作者コン・ペダースンらと共に撮影した初期の映像がスタンリー・キューブリックの目に留まり、『2001年宇宙の旅』の特撮スタッフに招かれ、斬新な撮影技術スリット・スキャンによって伝説の「スターゲート」シークエンスを作り上げた。

 その後、『未知との遭遇』『スター・トレック』『ブレードランナー』などのSFの代表作に関わった。近年では、1秒48~60コマで撮影する3D映画を監督すると明かし、3D映画会社マグネター・プロダクションズを立ち上げた。

 第66回ロカルノ国際映画祭は現地時間8月7日~17日まで開催、スケジュールのラインナップは7月17日に発表される。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

(引用:シネマトゥデイ映画ニュース/2013年7月2日



 『2001年宇宙の旅』の特撮で多大な貢献をしつつも、アカデミー賞のトロフィーをキューブリックに持っていかれたダグラス・トランブル(不満を表明している)がビジョン賞を受賞ですか。業界内では知らぬ人がいない、と言われる程著名な方ですが一般的な認知度は低いですよね。監督としての才能がもっとあれば違ったのかも知れませんが。ともあれ、受賞おめでとうございます。

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