【関連記事】S・キング、キューブリック版「シャイニング」を改めて批判

 スティーブン・キングが、1977年の長編小説「シャイニング」の続編「ドクター・スリープ(原題)」が9月24日に刊行されたのにあたり、英BBCのインタビューに応じた。

 キングはそのなかで、スタンリー・キューブリック監督、ジャック・ニコルソン主演で製作された1980年の映画版について「好きですか?」と問われ、「ノー。非常に冷たい映画だ」と即答。「私は冷たい人間ではない。人々が私の小説に感じる要素のひとつに、暖かさがあると思っている。読者に対して物語を共有してほしいと訴えかける感じ。だが、キューブリックの『シャイニング』には、あたかも蟻塚のなかの蟻を観察するかのように登場人物を見ている冷たさを感じる」と話した。

 さらに、「シェリー・デュバル演じるウェンディは、映画史上でもとりわけ女性蔑視的な描かれ方をしている。単に悲鳴を上げるだけの馬鹿な女で、それは私が書いたウェンディとは違う」と嫌悪感をあらわにした。

 キューブリック版「シャイニング」が原作とはかなり異なる部分が多く、キングが当初から批判を繰り返してきたことは広く知られている。なお、続編小説「ドクター・スリープ」では、中年になったダニー・トランス(ジャック&ウェンディ・トランス夫妻の一人息子で、前作ではまだ少年)の物語が展開される。

(引用:映画.com ニュース/2013年9月30日



 いや、まったくもってその通りで、原作のウェンディはとても洞察力があり、性的にも魅力的な女性に描かれています。映画のようにただ受け身ではなく、機転を利かせたり行動力もありますし。でもキングも語っている通り映画版『シャイニング』の魅力はその「あたかも蟻塚のなかの蟻を観察するかのように登場人物を見ている冷たさ」にあるんですよね。当然続編の『ドクター・スリープ』は小説版のダニーの性格設定を引き継ぐものとして展開するでしょう。ただ今時「成長したダニーがヴァンパイア軍団と戦う」っていうのはどうなんでしょう? あまりにも前作『シャイニング』の世界観と違う気がするのですが・・・。

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