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スー・リオンによるオリジナルの『ターン・オフ・ザ・ムーン』。邦題は『お月さま、あっちを向いて』

プリミティブズによるカバーの『ターン・オフ・ザ・ムーン』

 1962年に『ロリータ』のロリータ役でブレイクしたスー・リオンですが、勢い余ってこんな曲をリリースしています。当時シングルで発売された映画のテーマ曲『ロリータ・ヤ・ヤ』のB面に収録されたこの曲(映画では使用されていない)、アメリカン・ポップス風味に単調なメロの繰り返し、しかもどうあがいても歌唱力があるとは言えない、微妙なボーカルが絡むなんとも味わい深い楽曲に仕上がっています。

 公開当時15歳だったリオン嬢を想いつつ、ニンマリしながら楽しむべきなのでしょうが、2012年になって、80年代後半に活躍したイギリスのギター・ポップ・バンド、プリミティブズがカバーしたのにはびっくり。しかもシングルカットまで。こっちはビート感あるポップ・ロックになっていてなかなか。しかしトレイシー・トレイシー、年取りましたね。21年ぶりのフルアルバムだそうですから無理もないですけどね。

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