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 映画『スノーホワイト』(2012年)を手がけたことで知られる映画監督のルパート・サンダースが、革命期フランスの軍人・政治家であるナポレオン・ボナパルトの伝記映画制作へ向けて監督候補に挙がっているという。

 晩年の巨匠スタンリー・キューブリック監督も、ナポレオンの映画化に執念を燃やしていながら実現に至らなかったという、映画界では曰くつきの題材ではあるものの、現在ワーナー・ブラザースは、クリステン・スチュワート主演作『スノーホワイト』でおなじみのルパートに白羽の矢を当てて、ついに映画化の実現に漕ぎ着けようとしている。

 脚本を担当しているジェレミー・ドナーは、数々の革命を成し遂げて、フランス皇帝の座につき、さらにロシア遠征に挑もうとした野心家・ナポレオンの栄枯盛衰を、アル・パチーノ主演作『スカーフェイス』のタッチで描こうとしているらしい。「ワーテルローの戦い」をきっかけに転落していくナポレオンは、晩年を亡命の身で過ごしている。

 歴史スペクタクル『300〈スリーハンドレッド〉』のジャンニ・ヌナリがプロデューサーとしてこの企画を進めているが、現時点ではまだ初期段階であることもあり、キャスティングの人選などは行われていない。

 そんな大テーマに挑む可能性に出てきたルパートだが、クリステンとの不倫が取り沙汰された『スノーホワイト』以降は、新作SF『ザ・ジュリエット』、フレデリック・フォーサイス原作『ザ・キル・リスト』の映画化、そしてドラッグ戦争がテーマの『90チャーチ』など数々の企画に参加を検討している。

(引用:マイナビニュース/2013年11月15日



 またこんなニュース。題材が同じナポレオンで配給がワーナーなだけで、キューブリックとは関係ないし。キューブリックが遺したナポレオンの脚本はスピルバーグが引き継いでテレビシリーズとして企画が進行しているはず。キューブリックと絡めて記事にすれば注目度が上がるという、安易な思惑で記事起こしするのはいいかげん止めて欲しいものです。

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