【関連記事】キューブリック幻の脚本&スピルバーグ製作ミニシリーズ、バズ・ラーマンが監督か?

 伝説の映画監督スタンリー・キューブリックが脚本を執筆したが未製作に終わったという、フランスの英雄ナポレオン一世を題材にした作品。この作品をスティーヴン・スピルバーグがテレビ・ミニシリーズ化。監督にレオナルド・ディカプリオ主演『華麗なるギャツビー』(13)のバズ・ラーマンの名前が挙がっている。

 今年のカンヌ国際映画祭でフランス滞在中にスピルバーグが製作を発表したという同作。Deadlineによると、まだ初期段階の話だそうだがスピルバーグはラーマン監督に狙いを定めているという。同作は米HBO局でミニシリーズとして製作される予定だが、製作時期など詳細は現在不明。

 フランスのテレビ番組に出演したスピルバーグは、キューブリックにとって夢の企画だったと話していたという。1971年に映画製作会社の幹部に書簡を送り「最高傑作になる」と太鼓判を押したキューブリックだったが、製作費が下りず、製作を断念した作品だそう。キューブリックは同年、『時計じかけのオレンジ』が欧米で公開。以後、『シャイニング』(80)や『フルメタル・ジャケット』(88)などの話題作を世に送り出した。2001年作『A.I.』は1999年に他界したキューブリックからスピルバーグが引き継いだ作品だ。

 ナポレオンを題材にした作品は他にもこの11月に、米ワーナー・ブラザーズが映画化を発表。同作はフランス映画『ハートブレイカー』(11)のジェレミー・ドネルが脚本、『スノーホワイト』(12)のルパート・サンダースが監督に決まっている。

 今やアメリカのテレビ・ミニシリーズとなれば映画に匹敵する規模と豪華さ。キューブリック、スピルバーグ、ラーマンの3者の名前が揃えば、話題性も相当なるもの。ラーマンが監督に決まれば、HBO局が作品の製作に早急に動き出すだろうと、Deadlineは見ている。

(引用:アメーバニュース/2013年11月27日



 バズ・ラーマンですか。最適な人選かどうかはちょっとわかりませんが、無難な線ではあります。まあ製作にヤン・ハーランを始め旧キューブリック組がどこまで参加できるのか、どこまで製作に関与できるのかが重要ですね。何にしても実現させる事を期待しています。日本だとDVD化されるまで観れないかもしれませんけど。

TOP 10 POSTS(WEEK)

【ブログ記事】1999年3月7日スタンリー・キューブリック監督の逝去に当たり、当ブログ(当時個人ホームページ)に寄せられたファンの追悼メッセージ集

【台詞・言葉】ハートマン先任軍曹による新兵罵倒シーン全セリフ

【考察・検証】『フルメタル・ジャケット』の幻のシーン「生首サッカー」は真実か?を検証する

【TV放映情報】NHK BSプレミアムシネマで2月26日(水)午前0:05より『フルメタル・ジャケット』オンエア決定

【上映情報】「午前十時の映画祭15」で『2001年宇宙の旅』『時計じかけのオレンジ』上映決定!!

【関連記事】スタンリー・キューブリックが好んだ映画のマスター・リスト(2019年11月22日更新)

【関連記事】『2001年宇宙の旅』1968年公開、スタンリー・キューブリック監督の叙事詩的SF。その先見性に驚く

【ブログ記事】11人の映画監督がスタンリー・キューブリックを語る

【インタビュー】『バリー・リンドン』の撮影監督だったジョン・オルコットのインタビュー[その1:ロケーション撮影、フィルター、照明、ネガフィルムについて]

【考察・検証】「フィクション」を「ドキュメント」するカメラマンの眼