【プロップ】『シャイニング』のタイプライターはヴィヴィアンが所有!?

 

ヴィヴィアン・キューブリックと『シャイニング』のタイプライター

 上記の写真を見る限り、どうやら『シャイニング』でジャックが使用していたアドラー・ユニバーサル39・タイプライターは撮影終了後、ヴィヴィアンが譲り受けたようです。薄いベージュから濃いグレーに塗り替えられている事、そしてスペースバーのシール(?)が映画と一致しています。

 そうなると現在もヴィヴィアンは所有したままなのか、という事ですが、キューブリック一家は1980年頃にアボッツ・ミードからハートフォード・シャーに引っ越しをしています。しかも当のヴィヴィアンは『フルメタル…』の後、家を飛び出して現在はカリフォルニア暮らし。すでにその頃はPCの時代だったのでカリフォルニアにタイプライターを持っていったとは考えにくい。アボッツ・ミードからの引っ越しの際に処分されていないとすれば、現在もハートフォード・シャーの邸宅のどこかにあるはずです。

 現在スタンリー・キューブリック展が世界を巡回中ですが、そこで展示されているタイプライターは同型機種の別物です。もちろん資料的価値は全くありません。もし現存するなら是非撮影現物をキューブリック展で展示して欲しいものです。

TOP 10 POSTS(WEEK)

【台詞・言葉】『時計じかけのオレンジ』に登場したナッドサット言葉をまとめた「ナッドサット言葉辞典」

【上映情報】『2001年宇宙の旅』の日本での上映記録のまとめ

【考察・検証】作品タイトルを『短期除隊兵(ショート・タイマーズ)』から『完全被甲弾(フルメタル・ジャケット)』に変更したキューブリックの真意とは

【考察・検証】『シャイニング』の【初公開版(146分)】【北米公開版(143分)】【コンチネンタル版(119分)】の違いを検証する

【台詞・言葉】ハートマン先任軍曹による新兵罵倒シーン全セリフ

【考察・検証】キューブリックはなぜ『2001年宇宙の旅』の美術デザインを手塚治虫に依頼したか?また、もし参加していればどうなっていたか?を検証する

【関連動画・関連記事】1980年10月24日、矢追純一氏によるキューブリックへのインタビューとその裏話

【関連動画】『2001年宇宙の旅』の未公開シーンとセット画像を集めた動画と、クラビウス基地で登場したハンディカメラをニコンがデザインしたという説明の信憑性について

【考察・検証】『アイズ ワイド シャット』の儀式・乱交シーンについてのスタッフの証言集[その1]儀式シーンのリサーチについて

【関連動画】4K UHD『時計じかけのオレンジ』とDVD、BDの画質を比較した動画