【アーティスト】ジョン・ホイットニー・シニア(John Whitney Sr.)

 60年代に活躍したビジュアルアーティスト。『2001年宇宙の旅』のスターゲート・シークエンス用に開発されたスリット・スキャンを製作したダグラス・トランブルに多大な影響を与えた。

 そのホイットニーについてトランブルは、

 ジョンの使っていた装置はフィルムのコマ上で細長いすき間を移動させて、そのすき間で芸術作品を動かし、模様やキメを作るものだった。実際に見たことはなかったから、頭の中で想像した。でもそこまで平面的にできるのなら、三次元だったできるはずだと思いついた。実験のあと、僕はスタジオを抜けてキューブリックのオフィスまで行って、「拡大するには、トラックやモーターや大きなガラス片のついた、家くらいの大きな機械を作る必要がある」と言った。彼は、「君の言うとおりだ。やってくれ。買ってくれ。何でも必要なものを」と言った。
(引用:映画監督 スタンリー・キューブリック)


と語っている。

  1917年4月8日カリフォルニア州パサディナ出身、1995年9月22日死去、享年78歳。以下は上から代表作の『Catalog』、『Permutations』、ヒッチコック『めまい』のオープニングに使用されたビジュアル・エフェクト。





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