【関連記事】これが原点。「天才少年」と謳われた若きスタンリー・キューブリックの写真作品
「2001年宇宙の旅」、「時計仕掛けのオレンジ」、「シャイニング」などで知られる映画界の巨匠スタンリー・キューブリック監督が1940年代に撮影した写真をご紹介します。1940年代、17歳から22歳の頃にルック誌の見習いカメラマンとして働いていた時代です。キューブリックはニューヨークの人々を捉えています。決して生き生きとした人物達が捉えられているわけではなく、どこか影のある人物やアングルで撮影されています。この頃から独自の視点をもっていたことがわかりますね。関係者には「天才少年」と言われていたようです。ルック誌での活動の後、短編ドキュメンタリー「拳闘試合の日」を製作しルック誌を辞めています。映画を撮る以前、若いキューブリックのこれらの写真を残していることがとても興味深いですね。
(引用元:ARTIST DATABASE/2014年4月1日)※記事は削除されました。
最近キューブリックのルック社在籍時代をまとめた写真集『スタンリー・キューブリック ドラマ&影:写真1945‐1950』へのアクセスが多いと思ったらこういう記事が出ていたんですね。当ブログでもこの時代の事はたびたび記事にしています。まず写真集についてはこちら。ルック社に入社するきっかけになったという、ハイスクール時代にルック社に25ドルで売りつけた有名な写真についてはこちら。通称『シカゴ・シリーズ』の没テイクをまとめた動画はこちら。キューブリックの愛機についてはそれぞれ、スピグラ、コダックモニター、ローライ、ライカとリンク先で記事にしています。また、キューブリックはこの頃ダイアン・アーバス、ウィージー、バート・スターンら超一流カメラマンらとも交流がありました。
それにしても上記の記事にはコメントはもちろん、ツイートやいいね!も結構なカウントがされていますね。去年イタリアのジェノバでこの時代の写真展が開催されていますが、これだけ需要があるなら日本での開催も可能ではないでしょうか?是非関係者様にはご検討をお願いしたいです。