【名曲】ラ・マルセイエーズ(La Marseillaise)
『突撃』のオープニングで流れるフランス国家。よく「過激な歌詞」という話を聞くのでwikiを見てみると・・・確かに過激。『突撃』はフランス軍の腐敗を扱った作品ですので、もちろんキューブリックはこの歌詞の意味を知った上で、皮肉としてオープニングに使ったのでしょう。
映画ではキューブリックのブロンクス時代の旧友、ジェラルド・フリードによってマーチにアレンジされたバージョンが使用されています。キューブリックはフランスや親仏国での上映が困難にならないように、パーカッションによる別の音楽も用意していたのですが、残念ながらその努力は実を結ばなかったようで、結局フランスやスイスでは上映禁止、ベルリンのフランス区域でも上映が禁止されたそうです。