【関連動画】キューブリックが賞賛したジャン・ミトリ監督、アルテュール・オネゲル作曲の短編映画『パシフィック231』

  このマスターリストによると、キューブリックはアシスタントだったアンソニー・フュリューインに勧められてこの『パシフィック231』を鑑賞、その感想は「今まで観た中で最も完璧に編集された映画の一つ」だったそうです。

 上記の動画をご覧いただければその理由は一目瞭然、様々なアングルから撮られた映像の細かいカットのつなぎあわせと、サウンドトラックに合わせたリズミカルな編集はいかにもキューブリックが好みそう。以前ご紹介したアーサー・リプセットの『ベリーナイス、ベリーナイス』もそうですが、こういうの大好きなんでしょうね。

 監督はジャン・ミトリ、音楽はアルテュール・オネゲル。wikiによるとオネゲルは大の機関車好きで「私は常に蒸気機関車を熱愛してきた。私にとって機関車は生き物なのであり、他人が女や馬を愛するように、私は機関車を愛するのだ」と語ったそうです。作曲は1923年、映画の制作は1949年なので、この作品は既存曲に合わせて撮影・編集されたニードルドロップということになります。この点もキューブリックが好んだ要因のひとつでしょうね。

TOP 10 POSTS(WEEK)

【関連記事】抽象的で理解の難しい『2001年宇宙の旅』が世に残り続ける理由

【関連記事】ジム・モリソンとドアーズがシネラマドームで『2001年宇宙の旅』を観た夜

【関連商品】『2001年宇宙の旅』のHAL 9000のようなデザインのファズ・ペダル、その名も「TMA-1 Fuzz」が登場

【パロディ】『ルパン三世』TVシリーズ(セカンドシーズン)のLDのジャケットが『時計じかけのオレンジ』だった件

【原作小説】Amazon Kindleにサッカレーの小説『バリー・リンドン』が新訳で登場。しかも398円の超破格値!

【ブログ記事】キューブリック作品の映像が、隙のない完璧なものに見える理由

【パロディ】洋楽パロで有名なNHKの番組『ハッチポッチステーション』の再編集版『2001年(2004年)夢中の旅』のオープニングがやっぱり『2001年宇宙の旅』だった件

【台詞・言葉】『時計じかけのオレンジ』に登場したナッドサット言葉をまとめた「ナッドサット言葉辞典」

【ロケーション】キューブリック作品が製作された撮影地一覧(概略)

【ブログ記事】『シャイニング』のオーバールックホテルの外観モデルになったティンバーラインロッジが、キューブリックに幽霊が出る217号室を変更して欲しい旨を伝える手紙