【ブログ記事】Appleの『Think different キャンペーン』に登場したスタンリー・キューブリック
正月2日、東京MXでアシュトン・カッチャーが主演したバージョンの『スティーブ・ジョブズ 』(2013)がオンエアされていたので観てみましたが、ラストシーンがこのCMのナレーションをジョブズが吹き込むシーンでした。
この『Think different キャンペーン』、そういえばキューブリックも起用されていたな・・・と思って調べてみましたが、正式なビジュアルは残っていないようです。ですので、管理人が再現したものが上記になります。また、このビジュアルが使用された2000年のMACWORLD Expo/SFとTokyoのリポート記事を以下に貼っておきます。
・【MACWORLD Expo/SFレポートVol.8】ブースで見るアップルのデスクトップムービー戦略(ASCII.jp×デジタル)
・MACWORLD Expo/Tokyo 2000(K's Homepage)
管理人は幕張で開催された1999年と、この2000年のMACWORLDに行っていますが、カメラを持っていかなかったので、このキューブリックのビジュアルは写真に撮っていません(泣。当時所有していたデジカメは「重い・デカい・バッテリーがもたない」の三拍子そろったCOOLPIX950。持ち歩き用はもっぱらフィルムカメラでした。ちょっと残念。
ところでこの映画、MacファンやAppleファンにはお馴染みのエピソードが満載ですが、ジョブズがアップルに復帰した際に、天敵であるビル・ゲイツに資金提供を受けたエピソードはものの見事にカットされていました(笑。それに、例の「砂糖水」で口説いたジョン・スカリー役がなんと『フルメタル…』のマシュー・モディーン。なかなか似合っていましたね。
キューブリックとAppleと言えばこのCMが有名ですが、キューブリックがMacユーザーだった可能性はどうやらなさそうです(その記事はこちらとこちら)。一方のクラークはiMacと一緒に収まった写真を遺していますので、晩年の一時期はMacユーザーだったようです。
ジョブズがキューブリック、というか『2001年…』の影響下にあったのは音声入力の「Siri」、「Pod」「Pad」のネーミングからも明らかですが、触れてはいけないこんな黒歴史も(笑。デザインは洗練された『2001年…』という感じですが、全く売れませんでした。そういえば映画のオープニングでは大好評で迎えられたように描かれたiPodも、当初は「今更MP3プレーヤーって何週遅れ?」という反応でしたし(笑。古くからのApple(Mac)ファンは、現在の「ジョブズを持ち上げすぎる風潮」に違和感を感じているんですけどね。