【インスパイア】『時計じかけのオレンジ』の衣装を着たHYDEが登場する『INTERPLAY』のMV

「ANTI」を経て突入した新時代

〈前略〉

──1980年代の洋楽のビデオの空気感がありますよね。ザラっとしつつ、鮮やかな雰囲気と言いますか。衣装も特徴的で、黒と白の2つの衣装を着用されていましたが、白い衣装は「時計じかけのオレンジ」の主人公・アレックスがモチーフなんでしょうか?

 そうそう。去年実施したアメリカツアーでも着ていた衣装に「時計じかけのオレンジ」っぽいものが取り入れられてたんですよね。で、MV撮影のときに白は着用する予定はなかったんだけど、スチール撮影の際に着ていたら、MVの監督が「その衣装がいい」と言ってきたので着用しました。

〈以下略〉

(引用元:音楽ナタリー/2020年3月



 HYDEといえば以前こちらでご紹介した『WHO'S GONNA SAVE US』という曲のMVでは『シャイニング』にインスパイアされていましたね。今回はツアー時の『時計じかけのオレンジ』の衣装をそのまま使ったそうです。

 人気アーティストがこうしてキューブリック・インスパイアを表明してくれるというのは、ファンにとっても嬉しいし、心強いものです。ロックやパンクと『時計…』の親和性など、とうの昔に語り尽くされている感もありますが、そう思うのは洋画・洋楽どっぷりだった世代だけです。今の若い世代は日本産アーティストだけで十分需要を満たしているし、少数の「満たしていない」と感じる方はマニアックに深掘っているでしょう。その「深掘り」の金脈にたどり着く道しるべとして、こういったメジャーなアーティストの「リスペクト表明」が是非とも必要なのです。

 昨今はこういった「キューブリックリスペクト」をインタビューなどではっきりと口にして頂ける機会が随分と増えました。世代を超えたファンが増殖して行く様を目の当たりにでき、管理人はいつも嬉しく思っております!

TOP 10 POSTS(WEEK)

【関連記事】「十代のキューブリックがニューヨークの地下鉄であなたの祖母を密かに撮影したのでしょうか?」キューブリックのルック社時代の写真『地下鉄シリーズ』、新たに18枚のプリントが見つかる

【考察・検証】キューブリックはなぜ『2001年宇宙の旅』の美術デザインを手塚治虫に依頼したか?また、もし参加していればどうなっていたか?を検証する

【考察・検証】作品タイトルを『短期除隊兵(ショート・タイマーズ)』から『完全被甲弾(フルメタル・ジャケット)』に変更したキューブリックの真意とは

【台詞・言葉】ハートマン先任軍曹による新兵罵倒シーン全セリフ

【関連記事】手塚治虫『惑星ソラリス』『2001年宇宙の旅』を激賞する

【考察・検証】『2001年宇宙の旅』に登場したコンピュータ「HAL9000」の変遷と「IBM→HAL説」の真偽を検証する

【BD/4K UHD】ワーナーより『バリー・リンドン』4K UHD+BDセット2025年12月24日発売決定!!

【考察・検証】『アイズ ワイド シャット』の儀式・乱交シーンについてのスタッフの証言集[その1]儀式シーンのリサーチについて

【インスパイア】ボブ・ディランが『ロリータ』にインスパイアされて書いた曲?『女の如く(Just Like a Woman)』

【考察・検証】キューブリック版『シャイニング』でオーバールック・ホテルに巣食う悪霊の正体とは