【パロディ】1986年の大ヒット曲、ジェネシスの『ランド・オブ・コンフュージョン』のMVに『2001年宇宙の旅』のパロディ?

 いや、この曲もMVも当然知ってはいたのですが、「骨を投げたら電話の受話器に」のシーンははっきりと覚えていなかったです。そういえばあったかな~?という程度ですね。

 それもこれも当時MVを流す番組が乱立し、しかも限られた時間内で多くのアーティストを採り上げなければならない関係上、ほとんどフルバージョンで流れなかったんですね。フルは『ソニー・ミュージック・TV』ぐらいだったと記憶しています。その証拠にマペットになったメンバーや、レーガン&ナンシー夫妻、カダフィ大佐などははっきりと覚えていますので。

 それにしてもこの頃の「フィル・コリンズのジェネシス」ってロック史的にどのような評価なんでしょうか?ジェネシスと言えば五大プログレッシブバンドの一角としてピタガブ時代ばかり語られているような気がします。1980年代はピンク・フロイドやイエス、ジェネシスなど1970年代のベテランプログレバンドがこぞってポップ化(産業ロック化)し、やたらヒットを飛ばしていましたが、2020年代の現在、この時代のプログレバンドについて語られる機会は懐メロ以外ほとんどないような・・・。1980年代がリバイバルブームになっていると言われて久しいですが、『混迷の地』と歌いながら、どこかボジティブでバカっぽくてカネの臭いがする(良くも悪くもキラキラしていた)のはこの時代ならではです。この「臭い」を感じさせてくれないと「Back to The 80's」と言われても「違うんじゃね?」と、リアルタイム世代の管理人は思っちゃいますね。

TOP 10 POSTS(WEEK)

【考察・検証】『アイズ ワイド シャット』は、なぜクリスマスシーズンの物語なのか?を検証する

【関連動画】『2001年宇宙の旅』の未公開シーンとセット画像を集めた動画と、クラビウス基地で登場したハンディカメラをニコンがデザインしたという説明の信憑性について

【オマージュ】King Gnu(キング・ヌー)の新曲『一途』のMVがとっても『2001年宇宙の旅』だった件

【ブログ記事】NHK『映像の世紀~バタフライエフェクト~映像プロパガンダ戦 嘘と嘘の激突』で紹介されたプロパガンダ映画『ユダヤ人ジュース』とキューブリックとの「接点」

【インスパイア】とっても『2001年宇宙の旅』な、旧ソ連謹製SF映画『モスクワ-カシオペア(Москва – Кассиопея)』

【パロディ】映画版『バービー』の予告編がまるっきり『2001年宇宙の旅』でどう反応して良いのやら(汗

【関連記事】映画ファンが「こんな世界絶対嫌だ…」と絶望する!オススメの「ディストピア映画」10選

【関連書籍】忘れ去られた『2001年宇宙の旅』のもうひとつの原典、アーサー・C・クラーク『地球への遠征』

【オマージュ】MV全編がまるっきり『時計じかけのオレンジ』な、コットンマウス・キングス『Stomp』のMV

【パロディ】まるっきり『時計じかけのオレンジ』のアレックスのファッションをしたマーク・パンサーが登場するglobeの『genesis of next』