【関連記事】マクドナルドが不良のたまり場にならないための秘策は「Wi-Fiをオフにしてベートーヴェンを流す」

キャットレディがアレックスをぶん殴る像もベートヴェン。このように劇中にはベートーヴェンがいくつも登場している

 深夜まで開いているファストフード店やファミリーレストランが抱える悩みの1つに、不良やホームレスがたむろしてしまうことがあります。イギリス・ウェールズ地方のレクサム市にあるマクドナルドでは不良がたむろしないようにするため、Wi-Fiをオフにした上に、店内のBGMをベートーベンなどのクラシック音楽に切り替える対策を行っていると報じられています。

〈中略〉

 ヒューズ警部補は「有名なファストフード店が夕方17時からクラシック音楽を流すことで、地元で手に負えない不良がベートーヴェンの愛好家でない限り、いくつかの問題は阻止できるはずです」とコメントしました。

 なお、地元メディアのWales Onlineは「映画『時計じかけのオレンジ』では、ベートーヴェンの交響曲第9番やエルガーの『威風堂々』などのクラシック曲がチンピラ集団による凶悪行為のBGMとなっていました」と述べ、マクドナルドの試みがうまくいくかどうかはまだわからないとしています。

(引用:Gigazine/2023年2月1日



 『時計じかけのオレンジ』で不良集団(ドルーグ)の暴行のテーマ曲になっていたのはロッシーニの『泥棒かささぎ』やジーン・ケリーの『雨に唄えば』で、必ずしも『第九』ではなかったのですが、まあ細かいことは置いといて、店内のBGMをクラシックに変える程度のことでそういった不良行為が抑止できるとはちょっと思えません。まあ、あまり真面目に受け取るような記事ではないとは思いますが(Gigazinだし。笑)、昨今問題になっている回転すし店などにおける飲食テロ行為も、元を辿れば稚拙な「承認欲求」「存在感誇示」ですので、BGMを変えた程度のことでどうにかなる問題でもない気がします。Wi-Fiオフは効果あるかも知れないですが。

 ところで『時計…』とマクドナルドといえば、劇中に登場したレコードショップ「チェルシー・ドラッグストア」が現在マクドナルドになっています。そのマクドナルドが不良対策でベートヴェンを流す・・・なんとも皮肉めいた話ですね。

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