【スペシャルレポート】キューブリックの妻に誘われて。今秋は監督の世界観を再現した「JW Anderson」のポップアップへ




店内画像掲載許可済み

「JW Anderson(JW アンダーソン)」のポップアップストアが今秋、GINZA SIXと伊勢丹新宿店にまたがり、2店舗オープンする。映画監督スタンリー・キューブリックの遺作映画や、妻の絵画に着想した2024年秋冬メンズコレクションと2024年プレフォールウィメンズコレクションをそろえた、独創的な空間に注目!

〈中略〉

ポップアップは92歳の妻クリスティアーヌの絵画が要に

 そうしたコレクションを引っ提げた今秋のポップアップの要になっているのも、クリスティアーヌの絵画だ。クリスティアーヌは、現在92歳。ダンサー兼女優としてキャリアをスタートし、出演した映画『Paths of Glory(突撃)』で後に夫となるキューブリックに出会い、俳優から退く。1960年代初期にイギリスに移住したロンドンで画家へと転身し、ニューヨーク、ローマ、ロンドンでエキシビションを開催するなど、国際的な成功を収めてきた。

 GINZA SIXでは、クリスティアーヌが手がけた絵画「View from camper towards Aeolian Island」(2006年)のプリントや、24年プレフォールウィメンズと24年秋冬メンズのコレクションのキャンペーンビジュアルを入り口に大きく掲げ、ショー会場にインスパイアされた黒いカーペットと壁で内装にキューブリックの世界感を表現。

 10月9日からスタートする伊勢丹新宿店では、GINZA SIX同様に24年プレフォールウィメンズと24年秋冬メンズのショーを想起させる設(しつら)えは継続しつつ、クリスティアーヌ・キューブリックの絵画「View from camper towards Aeolian Island」(2006年)に加え、「Jack and the Computer」(1997年)を元にしたグラフィックシートが棚の背板に配され、よりその世界観を体感できる内装に。

〈以下略〉

(引用:マリークレール/2024年9月11日



 というわけで、さっそくGINZASIXまで行ってきました。3階の吹き抜けの一角でこじんまりとオープンしていました。記事ではクリスティアーヌが前面に出ていますが、ショップではむしろ長女カタリーナがキューブリックの誕生日に描いて贈った愛猫ポリーの絵の方がプッシュされていました。決して上手くはないですが、なんとも言えない味わいと優しさがありますね。

 一方のクリスティアーヌの絵はカタリーナの息子、つまり孫のジャックがTVゲームに興じる姿を描いた『Jack and the Computer』をプッシュ。主にその2点を大胆にプリントしたアパレルがショップで展開されていました。

 他には『アイズ ワイド シャット』の世界観にインスパイアされたアパレルやグッズも置かれていましたが、こちらは正直ピンとこなかったです。

 個人的には33,000円以上お買い上げの方にプレゼントされる、レンチキュラー加工の日本限定ポストカードが気になりました。これ売ってほしかったな。アパレルは高すぎて手が出なかったので・・・。

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