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【関連記事】マイナビニュース会員による「宇宙が舞台のおすすめ映画20選」のアンケート結果が驚きの順位

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2001: A Space Odyssey(IMDb) 宇宙が舞台のおすすめ映画20選 - ラストフロンティアでのロマンが満載 民間の有人飛行も行われるようになったものの、まだまだ宇宙には解き明かされない謎が多く残されています。最後のフロンティアとして、宇宙は古くから多くの人々を魅了してきました。 そんな魅力的な舞台である宇宙は、映画のテーマにも最適。宇宙を舞台にした映画は数多く制作されています。そのジャンルも、スペースオペラから人間ドラマ、アクション、ホラー、コメディと多岐にわたり、名作も多数存在しています。 今回は、マイナビニュース会員の男女516名にアンケートを実施し、おすすめの宇宙をテーマにした映画について聞いてみました。 Q.あなたが人におすすめしたいと思った宇宙をテーマとした映画はありますか? 『はい』(62.8%) 『いいえ』(37.2%) 調査の結果、約3分の2にあたる63%近くの人がおすすめしたい宇宙映画があると回答しました。さらに、おすすめの宇宙映画を教えてもらったところランキングは以下の通りになりました。 〈中略〉 5位『2001年宇宙の旅』  スタンリー・キューブリックによる、華麗なる映像で描かれた宇宙叙事詩。猿人の進化から、人類の宇宙への旅、人工知能の暴走、木星でのモノリスとの邂逅などが先鋭的な映像で描かれる。まさにSF映画の金字塔という呼び名にふさわしい一作。 出演/ケア・デュリア、ゲイリー・ロックウッド、ウィリアム・シルベスター、ダニエル・リクター 監督/スタンリー・キューブリック 公開年/1968年 ・「AIの暴走がこれからの世界では実際に起こりそうな感じがして、一種の警告のような感じがする」(66歳男性/その他/その他・専業主婦等) ・「未来を想像してわくわくした」(59歳男性/輸送用機器(自動車含む)/営業関連) ・「スケールやテーマが壮大」(57歳男性/その他/その他・専業主婦等) 〈以下略〉 (引用: マイナビニュース/2021年11月22日 )  うーん、なかなかオールドSFな順位でちょっとした驚きです。マイナビニュースとは就活・転職サイト「マイナビ」が運営するニュースサービスですが、回答しているのは「就活中」ではなく「転職中」の層が多いんでしょうね。回答例を見ると中年~シニア層ばかりです。おそらくこの結果はサイト運営者も予...

【パロディ】洋楽パロで有名なNHKの番組『ハッチポッチステーション』の再編集版『2001年(2004年)夢中の旅』のオープニングがやっぱり『2001年宇宙の旅』だった件

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 ある方面では非常に有名な、NHKの子供向け番組『ハッチポッチステーション』。動画説明文によると、2001年の元旦に放送された再編集版が2004年に再放送されたものだそうです。だから2004年という中途半端な数字なのに『2001年宇宙の旅』のパロディがオープニングなんですね。  2018年に公開され、大ヒットしたクイーンの伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』の影響もあってか、この『ハッチポッチステーション』の洋楽パロ(GUEENの『犬のおまわりさん』)が再び脚光を浴びたのも記憶に新しいですが、そもそもこの再編集版自体が「エド・サリバン・ショー」のパロディだし、「ヒッチコック劇場」も飛び出すわで完全にお子さまなんか相手にしていません(笑。  この番組で八面六臂の大活躍を見せているグッチ裕三さんですが、ギターはちゃんと弾けないようです(が、それっぽく頑張っています)。ですが、そういう点は差し引いても「童謡×洋楽」のマッシュアップは現在聴いても完成度が高い。個人的には前述した『犬のおまわりさん』もそうですが『あのこはだレイラ』『母さんのうた』『いっしゅうかん』、この動画にはありませんが『おうまの親子』あたりが好み。でも、『山口さんちのツトムくん』(What's going on→いつが都合いいの?)の衝撃度には及ばないかも。世界No.1クラスの大名曲をこんな風にしてしまう大暴挙なんて、いったい誰が思いついたのでしょう?(笑。それらパロディの密度に比べると、オープニングの『2001年…』のパロディはストレートすぎてイマイチですね。まあ、どちらにしても当時のお子さまはポカーンだったと思います。

【パロディ】わざと慣れていない楽器で演奏してみた!脱力演奏で有名なパフォーマンス集団「ポーツマス・シンフォニア」による『美しき青きドナウ』

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 あえてその楽器に慣れていない音楽家を含む素人が、ある楽曲を無理やり演奏するというパフォーマンス集団「ポーツマス・シンフォニア」による『美しき青きドナウ』と、『2001年宇宙の旅』の映像を組み合わせた動画がありましたのでご紹介。  以前 こちら で『ツァラトゥストラはかく語りき』をご紹介していますが、「キューブリックの地元の学生達による演奏」などとデマを流されるなど、勘違いをされている方もいらっしゃるかもしれませんが、れっきとしたパフォーマンス集団ですので、お間違えのないように。それにしても「合っていないさ加減」が絶妙で、ギリギリなんとか聴けるレベルを攻めているあたり、やはり完全な素人だとこうはならないですね。でも『ツアラ』の方が面白いかな。「ポーツマス・シンフォニア」については こちら をご参照ください。

【関連記事】史上最年少アカデミー賞女優テータム・オニールの人生を壊した父と薬と性暴力【毒家族に生まれて】

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『ペーパームーン』で共演したライアン&テータム・オニール  ーわずか10歳でオスカー像を手にしたハリウッドの天才子役は父の嫉妬と薬物に狂わされた  子役として華々しい経歴を持つ人物が、その後落ちぶれていく例は枚挙に暇がない。ハリウッドにおけるもっと有名な「堕ちた子役」といえば、テータム・オニールを置いて他にいない。10歳にしてオスカー像を手にした天才少女が、両親の堕落した生活と薬物、そしてレイプによって滅茶苦茶にされ、40年かけメンタルヘルスを取り戻した物語。 〈以下略〉 (引用元: ELLE/2021年10月15日 )  「テータム・オニールの人生を壊した父」とは、『バリー・リンドン』で主役を演じたライアン・オニールのことです。この記事ではいかにそのライアンが人格破綻者だったかを赤裸々に記述していますが、「毒家族シリーズ」と銘打たれているように、「毒親は継承されてしまう可能性がある」という観点からも非常に興味深い記事です。  キューブリックファンにとってライアン・オニールは「キューブリックのこだわりに振り回された俳優の一人」という認識ぐらいしかなく、長引く撮影に「娘のテータムが病気なんだ、帰らせてくれ」と懇願したという話から、てっきり良き父親なのだとばっかり思っていました。ところがこの記事はそのイメージを完全に覆すものです。まあ、素行が悪そうな雰囲気はキューブリックのドキュメンタリーに登場した際になんとなくは感じていましたが、ここまで酷いという認識はありませんでした。  ハリウッドがいかにドラッグと暴力にまみれているか、もしくはそれらがすぐ手の届くところにある場所なのか、ということを知識として知っていてもなかなか実感は沸かないものです。これを読むとキューブリックが映画製作に集中したいがためにハリウッドから距離を置き、イギリスに住み続けたというのもよく理解できます。それからもうひとつ、キューブリックは自作の主演俳優とは作品完成後も何らかの交流(電話が主だった)があるのが常(たとえトラブルになったとしても)だったのですが、ライアン・オニールとは一切そういう話がありませんでした。こんなに悪評まみれなら、キューブリックはそれを知っていたでしょうから、ライアンを避けるのは当然ですし、ライアンも薬と女に溺れるあまり、キューブリックと交流しようという考えなど微塵もなかっ...

【ブログ記事】『2001年宇宙の旅』の主要特殊撮影スタッフ、コン・ペダーソンの功績とその後

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『2001年宇宙の旅』BDの特典映像『“2001年”の神話』でのコン・ペダーソン 『2001年宇宙の旅』で作業中のコン・ペダーソン  キューブリックがアカデミーに特殊視覚効果賞をノミネートする際、アカデミーに「1つの部門にエントリーは3人まで」と言われ、代表者である自分の名前を提出、いざ受賞が決まるとダグラス・トランブルが不満の意を表明した、というのはよく知られたエピソードです。そのキューブリックは、特殊効果で重要な役割を果たしたスタッフは4人で、その順番はウォーリー・ヴィーヴァーズ、ダグラス・トランブル、コン・ペダーソン、トム・ハワードとしてエンドクレジットに入れました。この順番にペダーソンはトランブルの元上司だったので、部下に、しかもぺーぺーの若造に追い抜かれた形になるのは屈辱感を覚えたかもしれません。現にペダーソンは現場で実力と影響力を増すトランブルに対して、嫉妬ともとれる「言いがかり」をつけています。ですがその後、トランブルの功績の大きさを認める発言をしているので、ある程度「わだかまり」は解消されたのでしょう。(詳細は書籍 『2001:キューブリック・クラーク』 で)。  ペダーソンは1964年のニューヨーク世界博覧会のために制作された、シネラマ短編映画『To the Moon and Beyond』の特殊効果を担当し、キューブリックに引き抜かれて部下のダグラス・トランブル(トランブルは押し掛け女房的にイギリスに渡った)と共に『2001年…』に参加しました。担当は模型制作やスターゲート用のイラスト制作などでしたが、模型撮影を含む全ての特撮部門の管理責任者を任され、複雑な特殊撮影工程を完璧に管理するという、どちらかというとそちらの面での功績が大きかったようです。その後映画界からCM界に転身し、1971年にロバート・エイブルと共同で「ロバート・エイブル&アソシエーツ(RA&A)社」を設立、CG(コンピューター・グラフィックス)を大胆に導入した全く新しい映像表現で、CM界に一大センセーションを巻き起こします。そのCG表現(を模したアナログ的な手法も含め)のルーツは『2001年…』であったこと、そしてその現場で管理責任者をしていたペダーソンの経験がなければ、なし得なかったであろうことは間違いありません。それは以下の動画『ロバート・エイブルの世界』を観ても一目...

【考察・検証】キューブリックはなぜ『バリー・リンドン』の蝋燭のシーンの撮影で、人工光を使用しないことにこだわったのか?を検証する

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Barry Lyndon(IMDb)  『バリー・リンドン』の蝋燭のシーンは一切人工光(照明装置)使わず、すべて蝋燭の光だけで撮影したことはよく知られていて、よく語られます。ですが、実際は当時存在しなかった高輝度の蝋燭を特注で作らせたり、レフ版をつかって室内全体に光をいきわたさせたりと、多少「ズル」をしたことはあまり知られていません。単純に撮影の手間だけを考えればこれらは補助光を使えば済む問題ですし、実際蝋燭のシーン以外、例えば昼間の室内のシーンでは照明を使用しています(詳細は こちら )。  ではなぜキューブリックは、「ズル」をしてしまえば18世紀の夜の室内の「完全再現」ではなくなるとわかっていながら、蝋燭の光だけで撮影することにこだわったのでしょうか?それは以下の2つの理由が考えられます。 (1)人工光が存在しない時代が舞台であれば、それを「再現」する照明であるべきだと考えていたから。  『バリー・リンドン』が製作されていた時代、具体的には1970年代半ばに至っても「アメリカンナイト」(夜のシーンを昼間に撮影し、NDフィルターをかけて夜に見せかける)で撮影された映画が一般的でした。自然光(に見えるライティングで撮影する)主義者であるキューブリックは、その「嘘臭さ」「不自然さ」を嫌っていて、映画業界に一石を投じるつもりでこの「蝋燭光だけでの撮影」にこだわったのです。それは 「【関連記事】『エル・ノルテ 約束の地』の監督、グレゴリー・ナヴァが語った「キューブリックと働いた日々」」 記事でのグレゴリー・ナバ監督の証言が全てです。キューブリックは「いいかげん嘘くさくて不自然な照明はやめるべきだ」と業界にメッセージを発信したかったのです。 (2)「蝋燭光だけで撮影された作品」というキャッチコピーで観客の関心を惹きつけ、興行成績に寄与できると考えたから。  これはキューブリック本人がそう語ったソースはありませんので、管理人個人の推察になります。『バリー…』が興行的に苦戦することは、ナポレオン映画『ワーテルロー』の失敗から折り込み済みでした。だからこそ宣伝効果を狙ってオスカーを欲しがったのだし、この「蝋燭光だけで撮影」という触れ込みもその宣伝効果を狙ったであろうことは十分考えられます。キューブリックの思惑は見事に的中し、この「蝋燭光だけで撮影」というのは当時盛んに宣伝され、話...

【関連動画】『時計じかけのオレンジ』公開50周年&4K UHDリリース記念 マルコム・マクダウェルのインタビューで語られた、アンソニー・バージェスの小説版最終章の「真実」

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Well,I was interested to know what you thought about that, actually, because famously, Anthony Burgess loathed a little bit that Stanley Kubrick excised to that final redemptive chapter. Oh, bullshit. That's not what I was going to say. How did you feel about it but being true? Don't true. Let me just put this straight.Right.Burgess told me.I said, what about this chapter, which Kubrick said to me, don't read. Of course I read it.And it's ridiculous. You know, it was asked for by. I think the English publisher, not the American, and I may be wrong that so it's either the English or the American publisher said, oh my god, we can't finish here in a.You know, when he says I was cured, all right, we better make him, you know, a normal person. So. Right. So he whipped off you guys. Look, I can't I can't publish this unless you put this. Give me something. So Burgess just whipped it off.He didn't like it's not part of the book.And that's not the bo...

【関連記事】『エル・ノルテ 約束の地』の監督、グレゴリー・ナヴァが語った「キューブリックと働いた日々」

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Full Metal Jacket(IMDb) Gregory Nava(IMDb) 〈前略〉 -『アイズ ワイド シャット』のスペイン語字幕を作ったというのは本当ですか? いいえ、『フルメタル・ジャケット』のスペイン語字幕を作成しました。  クリス・ジェンキンスという素晴らしいミキサーと一緒にトッド-AO社でミキシングをしていたんです。ミックスをしている最中に、トッド-AO社の秘書が突然電話に出て「スタンリー・キューブリックからグレゴリー・ナバに電話です」と言ったんです。私は「冗談だろ?」と思いました。クリスは「冗談はやめてくれよ」と言いました。秘書は「いや、本当に彼です」と言いました。それでミックスを止めて電話に出ました。それは本当にスタンリー・キューブリックでした。彼は電話をかけるアシスタントを持たず、自分で直接電話をかけていました。  話をしてみると、彼は、映画が完成した後、自分の映画の海外版をすべて自分で監督していたそうです。彼は自分の仕事にとてもこだわりがあり、何でもやりたがる人でした。彼は、外国版の翻訳者を使うことが好きではなく、さまざまな国の映画制作者や作家と一緒に仕事をするのが好きだと言っていました。彼は、スペインのスペイン語とラテンアメリカのスペイン語の違いを理解しており、ラテンアメリカ版『フルメタル・ジャケット』では、ラテンアメリカのスペイン語を理解している脚本家や監督と仕事をしたいと考えていました。彼は『エル・ノルテ』の大ファンでした。彼はそれを気に入っていました。  それで『フルメタル・ジャケット』のラテン・アメリカのスペイン語に翻訳するために、一緒に働かないかと誘われて、スタンリー・キューブリックと一緒に仕事をすることになったのです。彼は、すべての単語とそのニュアンスにまで気を配るのです。そうしているうちに、メキシコのスペイン語とアルゼンチンのスペイン語には、違いがあることを知ったのです。  彼は私に電話をかけてきて、5時間も彼と電話をしていたんですよ。彼はとても熱心でした。やがて、とてもいい友達になって、『フルメタル・ジャケット』の字幕のことだけでなく、いろいろなことを話すようになりました。面白いことに、パンデミックの最中にガレージを漁っていたら、一緒に作業した字幕が全部出てきたんです。膨大な量の仕事でした。ですが私たちは、映画製作やカ...

【インタビュー】『バリー・リンドン』の撮影監督だったジョン・オルコットのインタビュー[その2:カメラ、照明、ズーム、トラッキングショット、蝋燭の光のみでの撮影について]

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酔いつぶれた将校の役で出演しているジョン・オルコット(左) ( 「その1」 より) ーアメリカン・シネマトグラファー誌:このカメラ(アリフレックス35BL)の印象を教えてください。 ジョン・オルコット:素晴らしいカメラだと思います。私にとってはカメラマンのためのカメラですが、それは主に光学システムが非常に優れているからです。光学システムの中には、他のシステムよりもはるかに誇張されたトンネル効果(映像の周辺暗く中心部が明るい映像)が得られるものがあります。先日、映画館にいるような気分になれるという理由で、長いトンネル効果を好む人物に出会ったことがあります。個人的には実際の映像で隅々まで見える方が好きですね。それができるのはアリフレックス35BLだけだと思います。このカメラのもう一つの特徴は、文字通り指先で絞りのコントロールができることです。一般的なカメラよりもはるかに大きな目盛りがついているので、細かく調整することができます。この機能は、スタンリー・キューブリックと仕事をするときには特に重要です。彼は、太陽が沈もうが沈むまいが撮影を続けたがります。『バリー・リンドン』では、バリーが幼い息子に馬を買い与えるシーンで、太陽が出たり入ったりしていました。これに対応しなければなりません。太陽が入ってきたからカットする、というような古い考え方はもう通用しません。 アリフレックス35BLで撮影するキューブリック ーその代わり、撮影中に絞りの開き具合を変えて乗り切ろうとするわけですね?  そう、だからこそアリフレックス35BLにはメリットがあるのです。絞りの調整が他のカメラよりも細かいので、実際に撮影しながら光の変化に対応できるのです。一般的なレンズでは、1つの絞り値と次の絞り値の間に大きな距離はありません。アリフレックス35BLのレンズでも実際にはそうではありませんが、外側のギア機構がスケールを大きくしているため、より正確な調整が可能になっています。1/4インチの動きが1インチの動きになるようなものです。 ー本作でのズームレンズの使用については?  ああ、そうですね。かなり使いました。アンジェニューの10対1ズームをアリフレックス35BLで使用し、エド・ディジュリオのシネマ・プロダクツ社製「ジョイスティック」ズームコントロールを併用しましたが、素晴らしいものでした。これは非常に重...

【オマージュ】とっても『時計じかけのオレンジ』的ディストピアな、ケイジ・ジ・エレファント『Cold Cold Cold』のMV

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 ケイジ・ジ・エレファントは2005年に結成された米ケンタッキー州出身のロック・バンドです。1960~90年代的サウンドが特徴的で、アメリカのバンドとは思えないほどブリティッシュ・フレーバーなサウンドを聴かせてくれます。この曲なんか「マージービート?」と思わせますが、それもそのはず、アメリカのバンドなのにデビューは英国でだったそう。  そんな彼らですので、ブリット・ポップ的な要素も満載。下の曲なんかモロにそうですが、MVもちょっと『時計…』っぽいですね。2000年代に入ってからオールドロック・リスペクトなバンドばかりになってしまいましたが、個人的にはもっと「ガツン!」とした音が聴きたいです。

【関連記事】『バリー・リンドン』のサントラにも参加した、2021年10月11日に逝去したアイルランドの民族音楽バンド「ザ・チーフタンズ」のリーダー、パディ・モローニのインタビュー

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クイン大尉とノラのダンスシーンに使用された『パイパーズ・マゴット・ジグ』 【インタビュー】ストーンズと共演、キューブリック映画にも参加!生ける伝説、ザ・チーフタンズの偉大な歴史を辿る 〈前略〉 ──それが今では、日本を含めて世界中の人びとが熱心にアイリッシュ・ミュージックを聴いていますね。またロックやポップスにも、ケルト音楽のテイストを感じさせるものは少なくありません。これはまさに、ジャンルを超えて世界中のミュージシャンと共演してきたチーフタンズの功績なのでは?  たしかにこの半世紀で、状況はかなり変わったよね。1つには、僕らはラッキーだったと思う。人柄も才能も備えたメンバーと巡り会えたし、トラッド畑以外のミュージシャンも僕らのアンサンブルに興味を持ってくれた。60年代後半にはローリング・ストーンズのミック・ジャガーがアルバムを他のメンバーに薦めてくれたし。  ジョン・ピールというBBCの名物DJは、ザ・チーフタンズの曲をビートルズやストーンズと同じ扱いでかけてくれたんだ。あと、これもやっぱり1975年だけど、スタンリー・キューブリック監督の映画『バリー・リンドン』に参加したのも大きかったな。僕らの曲が劇中で大々的に使用され、作品はオスカーで4部門を受賞した。そうやって世界の多くの人が、アイルランド伝統音楽の素晴らしさや懐かしさを知ってくれたんだ。 〈以下略〉 (引用元: Quetic/2017年10月12日 )  2021年10月11日、アイルランドの民族音楽バンド「ザ・チーフタンズ」のリーダーであり、唯一のオリジナル在籍メンバー、パディ・モローニが逝去いたしました。そのパディの来日時のインタビューがありましたのでご紹介。  ザ・チーフタンズは『バリー・リンドン』のサウンドトラックに『愛のテーマ』『パイパーズ・マゴット・ジグ』『海の乙女』の3曲を提供しています。結果、アカデミー賞歌曲賞を受賞(受賞者はレナード・ローゼンマン)するのですが、そのことが「ザ・チーフタンズにとって大きかった」と語ってくれているのはとても嬉しいですね。  故人のご冥福をお祈りいたします。

【関連商品】『2001年宇宙の旅』のHAL 9000のようなデザインのファズ・ペダル、その名も「TMA-1 Fuzz」が登場

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  映画『2001年宇宙の旅(2001: A Space Odyssey)』のファンにはたまらない名前とルックスの「TMA-1 Fuzz」は、4ステージ仕様のトランジスター・ファズ。2ステージ目と3ステージ目に歪み用のダイオードを2種類搭載し、トグル・スイッチの切り替えによって、バリエーション豊かなファズ・サウンドが得られるのが特徴です。3ポジションのトグル・スイッチは、上方向でゲルマニウム・ダイオード、下方向でシリコン・ダイオードが有効になり、真ん中はバイパスという仕様。このスイッチが2つ備わっているので(2ステージと3ステージ)、3×3で9通りの組み合わせを選択できることになります。加えて上部の3つノブでは、ボリューム、トーン、ゲインを調整することが可能。歪み量に応じて点灯する赤色のランプも備わっています。  「TMA-1 Fuzz」の販売価格は199ドルで、出荷は2021年12月初旬を予定しているとのこと。さらなる詳細は、Acorn AmplifiersのWebサイトをご覧ください。 (引用: ICON/2021年10月16日 )  まず「ファズ」とは何か?ということなのですが、エレキギターはアコースティック・ギターとは異なり、単体では音を出すことができません。ですのでシールドと呼ばれるコードでギターアンプに繋げて音を出すのですが、アンプは基本的には音を増幅する装置です(話をわかりやすくするためにそう説明させてください。汗)。では「バリバリ」という歪んだ音や「ワーン」というエコーなどの音色はどうするかというと、ギターとアンプの間に「エフェクター」という小型の装置を挟み(かませると言います)、その装置についているノブやスイッチを調節して音を「作る」のです。で、そのエフェクターにはいくつか種類があり、その中でも音をバリバリと歪ませる役割を持つものを「歪(ひず)み系」と言い、その歪みの程度によって大きく3種類に分かれます。軽い歪みの「オーバードライブ」、そこそこ歪む「ディストーション」、がっつり歪む「ファズ」。つまりこの「TMA-1」はギターの音をがっつり歪ませるファズの新製品、ということになります(ついてこれていますでしょうか・・・汗)。ファズ使いで有名なギタリストといえば何と言ってもジミ・ヘンドリクス。ジミヘンの動画をご覧いただければ、ファズの音がどんな...

【考察・検証】原作? ノベライズ? 小説版? アーサー・C・クラークの小説『2001年宇宙の旅』の立ち位置を正しく理解する

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左から『宇宙のオデッセイ2001』と題された初版。映画と同タイトルの再発版。全面改訂・新訳の決定版   アーサー・C・クラークが映画公開後の1968年7月に発表した小説『2001年宇宙の旅』について、「原作」と呼ぶべきなのか、「ノベライズ」と呼ぶべきなのか・・・。一時期ファンの間で問題になったこの話題も、現在では「小説版」と呼ぶことで一定のコンセンサスを得ています。それは後年映画の製作経緯がはっきりしたからですが、このことをご存知のない方は、いまだに「原作」「ノベライズ」と呼ぶことがあるように見受けられます。ですので、その製作経緯を以下に記して、その誤解を解きたいと思います。  まずはアーサー・C・クラークによる『2001年宇宙の旅』制作秘話『失われた宇宙の旅2001』からの引用から。  わたしのほうは1964年時点では、漠然と意識しているに過ぎなかったが、スタンリーは百も承知だった。彼はこう提案した。シナリオという骨折り仕事にかかるまえに、想像力を自由にはばたかせ、まず長編小説を書いてストーリーをふくらませようじゃか。〈中略〉というわけで理論上は小説がまず書かれ(片方の目はスクリーンを気にしつつ)シナリオはそれを元につくられることになった。  このように当初はクラークが小説を書き、完成させ、それを元に映画のシナリオを作る予定でした。この通りに作業が進んだのならクラークの小説は「原作」となりますが、実際はそう簡単ではありませんでした。キューブリックは1964年12月25日、一旦完成した(この時点ではボーマンがスターゲートに到着したところまで)小説『星の彼方への旅(仮題)』を、1965年2月の記者発表の後にボツにし、ストーリーの練り直しを命じたのです。その結果、  じっさいには、ことははるかに複雑化した。(映画製作の)終わりごろには小説とシナリオは同時進行となり、フィードバックは相互に行われた。小説の初期の稿にもとづいてシナリオができ、それをもとに撮ったラッシュ(フィルム)を見て、最終稿を手直しするといったようなことを各所でくりかえした。(以上『失われた宇宙の旅2001』より) ということになりました。ただ、小説は1966年の夏にはほぼ完成していたらしく、クラークはキューブリックに出版許可のサインを求めるのですが、キューブリックはこれを固辞。これはおそらく小説...

【関連記事】SCREEN読者が選ぶ『私の好きなSF映画』はコレだ!【アンケート結果発表】『2001年宇宙の旅』は何位?

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IMDb - 2001: A Space Odyssey(IMDb) SCREEN読者が選ぶ『私の好きなSF映画』はコレだ!【アンケート結果発表】  SCREEN9月号で募集した『あなたの好きなSF映画は?』の読者アンケート結果をここに発表!まさに王道というべき大ヒットSF作品が並びました。もし未見という人がいたら、これだけは見ておくべきラインナップです! 『スター・ウォーズ』シリーズ(1977~2019) 『E.T.』(1982) 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ(1985 ~ 1990) 『ターミネーター』シリーズ(1984~2019) 『レディ・プレイヤー1』(2018) 『ブレードランナー』(1982) 『2001年宇宙の旅』(1968) 『インターステラー』(2015) 『エイリアン』シリーズ(1979 ~ 2017) 『スター・トレック』シリーズ(1979 ~2016) 〈以下略〉 (引用元: SCREEN ONLINE/2021年10月12日 )  いわゆるエンタメ系SF映画(シリーズ)ばかりが並んだという印象ですね。評論家筋やSFマニアに評価の高い『ブレードランナー』『インターステラー』の順位が低いのは読者層を反映してのことでしょうか? そんなエンタメ系SF映画の中で『2001年宇宙の旅』が7位に入るというのは画期的だと思います。このことからも昨今の「キューブリック・リバイバル」の影響の大きさを感じさせます。クリストファー・ノーランなど若い世代の監督によるリスペクト、アパレル展開による若い世代への浸透などが原因として考えられますが、もちろん最大の要因は作品のパワーが落ちていないこと。クラークは「(当時の宇宙開発競争によって)10年くらいは時代遅れや爆笑ものにならない作品」と語っていましたが、なんのなんの実に50年以上も現役!しかもここに挙がったトップテン作品の「全てが何らかの影響を受けている」んですから、実にとんでもない作品です。  おそらく『2001年宇宙の旅』は、これからも新しい世代のクリエーターを(視聴機会さえあれば)刺激し続けるでしょう。順位など超越したまさに「原点にして頂点」と言える作品だと思います。

【関連記事】2021年9月30日に開館したアカデミー映画博物館の紹介記事と、『2001年宇宙の旅』の撮影プロップ展示の画像

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ロサンゼルスに開館した「アカデミー映画博物館」  『ミッドサマー』のフラワードレスやジブリ特別展も!オープン目前のアカデミー・ミュージアム、映画史を彩る展示物を徹底レポート  現地時間9月30日、映画の都ロサンゼルスに、満を侍してアカデミー・ミュージアムが開館した。開館に先立ち報道機関向けに開催されたプレスデーでは、『ピッチ・パーフェクト』(12)のアナ・ケンドリックが司会を務め、トム・ハンクスや『パラサイト 半地下の家族』(19)のプロデューサーであるミキ・リー、アカデミー・ミュージアム館長のビル・クレイマーらが開館会見を行った。 〈以下略〉 (引用元: MOVIE WALKER Press/2021年10月1日 )  少し前の記事ですが、『2001年宇宙の旅』アリエス1B宇宙船の撮影モデルと、月面用宇宙服の展示風景画像が見れますのでご紹介。  管理人がこのミュージアムのことを知ったのは この記事 からですが、過去にはこんな(下記参照)パロディ広告もアカデミーはやっているんですよね。だから、いいかげんキューブリックに名誉賞的なものを以下略。

【考察・検証】キューブリックがマルチアスペクトでの収録を指示した『博士の異常な愛情』クライテリオン版LDと、「核爆弾ロデオ」シーンのマユツバな話

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ヨーロッパビスタでの表示。劇場公開時はこのアスペクト比だった スタンダードでの表示。このアスペクト比で表示されれば、左右カットで再生(放映)されるリスクはない 当該のクライテリオン版レーザーディスク(LD)   キューブリックがワイドのマスクをNGにし、マルチアスペクトでの表示を指示した『博士の異常な愛情』クライテリオン版LDの詳細がありましたのでご紹介(引用元は こちら )。発売は1992年6月24日です。   『博士の異常な愛情』のwiki には この処置で破棄された効果の最たるものは、核爆弾と共にコング少佐が落下して行く場面でビスタサイズの背景に対し1:1.33で撮影された爆弾と少佐がはみ出し、光学合成で人為的に作られたフィクション、あるいはジョークを強く意識させる点である。 とあります。これは「通説」であり、キューブリック本人がそう発言したわけではありません。キューブリックは「1.33:1(正確には1.37)および1.66:1のマルチアスペクトで映像を表示しろ」と指示しただけです。  この件に関しては こちらの記事 で検証した通り、キューブリックが危惧したのは当時のブラウン管テレビ、すなわちスタンダードサイズでの再生時に、ワイド映像の左右カットで再生されてしまうのを恐れていたからではないかと考えます。この頃(1994年)のキューブリックはTVオンエアやビデオ化を睨んで「撮影はスタンダード、劇場上映は上下マスクのワイド(アメリカンビスタ)」というフォーマットで映画製作をしていました。この『博士の異常な愛情』もそれに準じ、スタンダードの映像でビデオ化しておけば、ワイド映像の左右カットで視聴される危険性がないと考えたのではないかと思います。wikiにある指摘、「光学合成で人為的に作られたフィクション、あるいはジョークを強く意識させる点である」は、TVで視聴している時ならともかく、ワイド(この時代はヨーロッパビスタ)で劇場上映された際にはそうなりません。もしキューブリックが通説通り「ジョーク」としてこのシーンを作ったのなら、劇場でもスタンダードで上映しろという指示があるはずです。しかしそういった事実はありません。この点からもこの「通説」は破綻していると私は考えます。ですので、こんな説得力のかけらもない「通説」は誤解を生むので、wikiから削除していただきたい...

【プロップ】『時計じかけのオレンジ』に登場したヌードテーブルの初期案やヌード自動販売機の画像

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 画像は全て『フルメタル・ジャケット』25周年記念BDにパッケージされていたドキュメンタリー、『STANLEY KUBRICK'S BOXES』からのキャプチャになります。  キューブリックはアレン・ジョーンズにデザインを断られた後(詳細は こちら )、リズ・ムーアにこのヌードマネキンの制作を託すのですが、当初はかなりリアル寄りだったことがこれでわかります。ポーズも採用されたものと異なりますね。キューブリックはここまで完成していても「ボツ」にしてしまったのですが、その理由は想像ですがやはり厳しいレイティングを嫌ってのことだったと思います。是が非でもX指定を免れたかったキューブリックは、より穏当な、マネキンに近いデザインを目指したのではないでしょうか。  それは、ヌード自動販売機のスイッチに採用された「陰茎型スイッチ」にも見て取れます。当初のデザインは これ と これ でした(リアルなので閲覧注意)。まあ、ここまで気を使っても結局はX指定だったわけですが、公開をいったん中断してまで再編集し、後に念願のR指定を勝ち取るわけですから(詳細は ここ で)、キューブリックってやっぱり執念深いと言うか諦めが悪いと言うか(笑。でもその「諦めの悪さ」が今に語り継がれる数々の名作を遺した一因でもあるので、ファンは文句言っちゃいけませんよね。 『時計じかけのオレンジ』に登場した「コロバ・ミルクバー」 コロバ・ミルクバーに置かれていた麻薬入りミルク自動販売機「ルーシー」

【インタビュー】『バリー・リンドン』の撮影監督だったジョン・オルコットのインタビュー[その1:ロケーション撮影、フィルター、照明、ネガフィルムについて]

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ポラを確認するジョン・オルコットと、ファインダーを覗くキューブリック スタンリー・キューブリック『バリー・リンドン』の撮影について (1976年のインタビュー) 〈前略〉 ーアメリカン・シネマトグラファー誌:スタンリー・キューブリックとは3本の映画で仕事をしていますね。『2001年宇宙の旅』『時計じかけのオレンジ』そして今回の『バリー・リンドン』です。その関係について教えてください。 ジョン・オルコット:私たちは非常に親密な関係にあり、その関係は『2001年宇宙の旅』から始まりました。私はジェフリー・アンスワースのアシスタントをしていましたが、ジェフリーが最初の半年で辞めてしまったので、私が引き継ぐことになりました。つまり、スタンリー・キューブリックが私に有名になるきっかけを与えてくれたのです。私たちの仕事の関係が緊密なのは、撮影に対する考え方がまったく同じだからです。本当に見解の一致した撮影をしています。 ー『バリー・リンドン』の事前計画段階ではどうでしたか?  例えば蝋燭の明かりのように、写真的なアプローチや効果の可能性を試すことが多かったです。実は『2001年…』の後にスタンリーが『ナポレオン』の撮影を計画していたときにも、蝋燭の明かりだけで撮影しようという話があったのですが、その頃は必要になる高感度レンズを持っていませんでした。また『バリー・リンドン』の撮影準備では、オランダの巨匠たちの絵画に見られる照明効果を研究しましたが、少し平面的な印象を受けたので、横からの照明を足すことにしました。 ー『時計じかけのオレンジ』と『バリー・リンドン』両作品をキューブリックの元で撮影しましたが、この2つの作品の撮影スタイルは明らかに異なっています。この2つの撮影を比較して、そのスタイルの違いをどのように表現しますか?  『時計じかけのオレンジ』では、より暗く、よりドラマチックなタイプの撮影が行われていました。この作品は1980年代(※1990年代の間違い?)という先進的な時代を舞台にした現代的な物語ですが、実際にはその時代が特定されているわけではありません。その時代では、非常に冷たく、荒々しい撮影のスタイルを必要としました。一方、『バリー・リンドン』は『時計じかけのオレンジ』に比べて絵画的で、光と影の表現がよりソフトで繊細なものになっています。私の考えでは、『バリー・リン...

【関連動画】 『フルメタル・ジャケット』の吹き替えを10の言語で比較した動画『Full Metal Jacket IN 10 DIFFERENT LANGUAGES』

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 『フルメタル・ジャケット』の吹き替え版を10の言語で比較した動画がありましたのでご紹介。順番はドイツ語、スペイン語、トルコ語、ブルガリア語、ポルトガル語、日本語、イタリア語、フランス語、ラテン系スペイン語、ロシア語です。  こうして比較すると、残念ながら日本語は、原語(英語)にあるハートマン軍曹のリズム感とは合っていないように感じます。洋楽の日本語カバー曲や、日本語ラップに感じる「間延び感」があるからでしょう。管理人は専門家ではなく、音楽好きの素人の感想でしかないのですが、日本語の構造的問題があるのではないでしょうか。日本語は基本1音に1語しか乗せられませんが、英語だと2音は普通に乗せられるのです。つまり「あ」「い」「し」「て」「る」と「アイ」「ラブ」「ユー」の違いということです。どちらがよりリズミカルかといえば、口に出してみれば一目瞭然です。最近の音楽シーンで、やたらテンポが早い曲が多いのは、この「間延び感」を解消したいのではないかと思っています。  あとはキューブリックも驚いたという日本語の侮蔑語の語彙の少なさですね。「ファック」も「シット」も「アスホール」も「ガッデッム」も「ダム」も全部「クソ」ですからね。そのキューブリックは自作を字幕で観て欲しいそうです。興行主が吹き替え版を望むから仕方なく作っているとインタビュー語っています。ですので、キューブリックの希望通り、字幕で鑑賞をするのが正しいファンの姿だと言えるでしょう(まあ、自宅で鑑賞する分には好みでいいとは思いますけど)。

【インスパイア】映画『シド・アンド・ナンシー』に、『時計じかけのオレンジ』のドルーグのファッションをしたグルーピーが登場

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映画『シド・アンド・ナンシー』には、『2001年宇宙の旅』でアーサー・C・クラークが執筆のため投宿した「チェルシー・ホテル」も登場するので、機会があればぜひどうぞ   セックス・ピストルズのベーシスト(だがマトモに弾けなかった)だったシド・ヴィシャスと、グルーピーだったナンシー・スパンゲンの悲劇的な恋愛を描いた映画『シド・アンド・ナンシー』に、『時計じかけのオレンジ』のドルーグのファッションをしたグルーピーが登場しているのでご紹介。  この登場人物、ブレンダ・ウィンザーという名前で、キャシー・バークが演じています。ブレンダ・ウィンザーなるグルーピーが実在したかどうかはわかりませんが、ジョン・ライドンの「今までに読んだ本は『時計じかけのオレンジ』だけ」という発言があり(※記憶違いの可能性あり。ソースをご存知の方がいらっしゃいましたらご教授を!)、その関係でファッションに採用されたのかもしれません。  さて、この映画。一時期は「パンクスのバイブル」みたいに言われ、必見の映画とされていたのですが現在はどうなんでしょう? 椎名林檎の『ここでキスして。』でも言及されていましたし、さぞかし実際のシドとナンシーもこんな情熱的で悲劇的な物語と思っている方も多いと思います。が・・・ロックに詳しい方ならご存知のはず。この物語、「美化され方がひどい」という事実を。間違ってもこの映画を見てシドとナンシーの実際を知った気になってはいけません。この二人の実際はどうであったかは関連書籍を読めばわかります。多くのロック映画がそうであるように、しょせんはフィクションです。『ボヘミアン・ラプソディ』が嘘だらけ(フレディが自分がエイズであると知ったのはライブエイド後なので、あのプロットは成立しない)なのにあれだけファンに支持されたのは、そこに「クイーン愛」があったからです。(オリバー・ストーン!聞いてるか?笑)  最近、その『ボヘミアン・ラプソディ』の成功に触発され、また「ロック伝記映画ブーム」が起こりつつあるようです。正直、そんなもの観るなら完全なるフィクション(『さらば青春の光』とか『ブルース・ブラザーズ』とか『ロッキー・ホラー・ショー』とか)か、ドキュメンタリーでも観とけって思うのですが、中にはそこそこ「楽しめる」作品があるのも事実。ですが題材にされたアーティストは実在であっても、その映画...